わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

映画のパンフ

2018-06-13 | 映画・ドラマ・本
映画が好きです。映画のパンフレットも好きです。昔は、映画のパンフレットは皆、同じサイズで薄っぺらく、監督や出演者の紹介と、ちょっとした解説がのっている程度でしたが、映画の名場面の写真が載っていて、今のように簡単に情報や画像が手に入らない頃には、貴重な情報源であり、コレクションでもありました。

 はじめてアメリカに来た時、アメリカの映画パンフって、どんなものだろうと楽しみにして、英語もろくろく分からないのに映画館に行ったら、パンフレットなんてものは存在しないと知って、かなりガッカリしました。コンサートや舞台を見に行くと、プレイビルという無料のプログラムが配られます。ミュージカル等では、日本のと同じようなパンフレットが買えることもありますが、映画では見たことがありません。アメリカでは、映画は気軽な大衆娯楽で、わざわざ記念品を買って帰る程のものでもないのかもしれません。

 この頃のパンフレットは、豪華で様々な工夫が凝らされていて、本当に楽しいですね。映画ファンのお友達、Kちゃんがいつも、いい映画のパンフを送ってくれるので、アメリカに来てからも私のパンフ・コレクションは増えつつあります。今回は、「リメンバー・ミー」と「犬が島」のんを送ってくれました。どちらも、すでに私的今年のトップ2映画決定。
  


「リメンバー・ミー」のパンフは表紙に星形のキラキラが散りばめられて、映画の中の世界そのもの。紙質も上等で、これは一生もんです。寝室の本棚に表紙を前にして飾ってるけど、色が鮮やかで部屋が明るくなった気がする。メキシコの風習や音楽の事等、解説も読み応えあります。この作品の葬式を撮ったラセターが、セクハラ糾弾でピクサーを離れてしまったのが残念です。

 私は、主人公ミゲルの相棒である野良犬ダンテが大好きで、グッズを探したのですが、欲しいと思ったのは、袋入りのミニフィギュアだけ。近所のお店には売ってないし、全種セットはオークションで結構なお値段だし、諦めていましたが、先日、倒産したトイザらスの閉店セールを覗いてみたら、半額で山積みなってた。復路の上からモミモミして(コラコラ)、見事!聖獣モードのダンテとペピータをゲット!!実は、人間キャラと違って羽があるんで触ると直ぐ判るのww

「犬が島」は、じっくり見たいと思っていた画面が静止画像で見られて嬉しい。犬たちのプロフィールも詳しくアタリ少年の足袋は実は白ソックスとか、ラーメン竜雷県でメガ盛りラーメン40円とか、竹やぶの丈に俳句が欠いてあるとか… 流れる映像では、とてもキャッチできない色んな発見がありました。

 背景の神奈川沖浪で小舟に乗ってるのは犬たちとか、市長事務所の屏風絵が小林市長の時は雪の中の猫達で、アタリ市長は春の桜の中の犬達とか、少しだけ映る美術もじっくり見たいので、9月発行のアートブックを予約してるの。ますます楽しみ。