シノワレコード

女性Vo60sサイケガレージ的Indiepopバンド"シノワ/shinowa"のGtヒラタによる色々レビュー&世間の話題

2011/6/4 シノワ@ハードレイン終了!

2011年06月06日 | シノワ情報
6/4(土)、ハードレインでのライブが無事終わりました!

先日のIMPでのMGMT前座ライブは繰り返すけど特殊なライブだったので、今ライブが関西への10年振りの本格復帰ということに。
ライブを終えて、何よりも、ぱぱぼっくすと対バンできたことにやはり特別な感情が湧いたものだった。かおりも同じことを言ってて、10年のブランクがまるで無かったかのような気がした。

実はリニューアル前のシノワのHPの残骸はまだネット上に残ってて、それを見るとなんとぱぱぼっくすとの対バンは1999年の10月で、10年どころかなんと一回り前。
http://www.asahi-net.or.jp/~gq6a-hrt/pastgigs.htm
結構対バンをしたような気がしてたのだが、実は一度しか対バンはなかったのか・・・とびっくり。
かなり当時のライブの光景は浮かんでくるので、つまりよく見に行ってたということなんだろう。

そして、この12年前のファンダンゴでのライブでは、ハードレインの店長の加納さんも共演だったことだ。
ライブが終わってお話したときにこのことを覚えてくださってて、自分もこのライブのことはとてもよく覚えているので嬉しかったなあ。

【追記】
Youtubeのこのライブがその時のライブだったようだ。それも第一期メンバーとの最後のライブ。この曲は今回も一曲目やったし。
やっぱり、ぱぱぼっくすと加納さんとは節目節目に縁があるということみたいだ




さわださんは以前に増して歌声に透明感と突き抜けた感があって、先生もさらにソロなんか深みが増してた。
当時はドラムは女性だったのだが、現在は自分の中では新ドラマーのたかださんだけど、バンドとしての貫禄と説得力はちょっと圧巻だった。
今回一回りした時間というものは決して過ぎただけの時間ではなかったことが、ぱぱぼっくすからも、そして現況の自分らからも理解することができた気がした。

さらに対バンは BLOND new HALF とチッツで、両者はいわば自分らが離れてしまった間に出てきたバンドということになるけど、こういうバンドを見ると、前段と矛盾するようだけど自分らが経験した一回りという時間は大きかったのだなあと感じさせられる。

現在は「音源」がなかなか厳しい時代だ。

いわゆる90年代はレコードバブリーな時代で、周りにも数万円もするレコードを買う人がいるような時代でもあって、バンド活動でも音源重視、音源を出すことが乗り越えるべき壁だった感が強かった気がする。音源が良ければライブはダメでもまあええやんみたいなとこもあった。

いうまでもなく、2000年以降はこういう価値観は当時よりは薄まり、CDRが一般化したり宅録機材が向上したり、音源を出す敷居も低くなり差別化も難しくなった。
そういう中で大型フェスやライブへの比重が高まるというのが一般的な2000年以降の音楽の理解だと思うが、実はこれって「演奏者の音を生で音楽を聴く」というシンプルな音楽の原点に戻っただけであって、僕らの青春時代こそがちょっと特殊な時代だったのかもしれなかったのかなと思える。

ライブでは騙しはきかない。BLOND new HALF も チッツ もライブの力量は圧倒的で、そして確信犯でさえあって、この感覚は当時にはあまり無かった。
でも、彼等のライブには、自分の現況がどうやとか、バンドとはいかなるぞとか、音楽シーンがどうやとか、そういう事を感じさせるという訳では決してない。
ただただ一音楽ファンとして純粋に音楽とライブを楽しめた!というものでしかないということ、それが何よりもこの両バンドが素晴らしいことの証拠だと思う。

かおりもチッツのTシャツを早速購入していたので、今度幼稚園の参観日に着ていって欲しいなー。


さてこの日も多くの有縁のいつものみなさんや久しぶりにお会いする方、リアルには初めてお会いする方もあり、すはらさんもかなもりさんも全くお変わりなく。
なんと2002年のベアーズでの羅針盤と共演した時にシノワを見て、良かったので、ずっと待ってました!みたいな方もおられてこれにはちょっと一同感激。
クロセ兄貴本当にありがとうございました。
なお、シノワも復帰でしたけど、よっしーさんもめでたく復帰ということでお互い良き日になったかと思います!
玄さん、よしのちゃんともやはり評判は上々で、ありがとうございました。

なおこの日はシノワのスタジオライブDVD "DOOR" の超先行発売を敢行しました。また詳細は後日!


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