へなちょこかいご

アルツハイマー型認知症・80代の母との暮らしで思う事。
母は2021年秋に亡くなりました。父の事も少し。

洗濯物干し

2017年02月12日 | 日記
晴れて来たので、室内干ししてあった洗濯物を、

母が外に出しました。

それはいいのですが、干し方が…。

大きな物もピンチハンガーに、ぎゅうぎゅうに吊るしたり、

物干しざおに掛けても洗濯バサミで留めなかったり。

風があるので、

飛ばされないように、後で直しました。

家に入ると、母がドタドタ歩いて来て、自室に入り、ドアをバンッッ!!と閉めました。

見ていたのでしょう。

おもしろくなかったのでしょうね。


私も人のやった後を直したりしたくないですよ。

父がそういう人で、嫌な思いをしましたから。

父は、

私が洗濯物を干しているのを、後ろでじーっと見ていて、

全部干し終えたのを見計らってから、

干し直すような人でした。


父は、そうしなければならないようにできているのだと、

放っておきました。


母の干し方も、段々雑になりましたが、

乾けばいいさと放っておきました。

でも、あまりの密集干しで乾きが悪い、

洗濯バサミで留めないようになったのは、

直さずにはいられない。


乾いた物も、あちこち間違った所に置くので、

探しては片付け。



あらあらお母さんったら(≧▽≦)

などという余裕なし。



















愛読(立ち読み)漫画

2017年02月09日 | 日記
本屋で見つけたら立ち読みする漫画雑誌があります。

ビッグコミックオリジナル…だったかなあ。

その中の連載漫画、ページ数の少ない2作のみですが。

ひとつは『看護助手のナナちゃん』

看護助手として病院で働く様子、主に患者さんとの触れ合いが描かれています。

作者自身の看護助手としての経験がもとになっているようです。


母や自分が入院した病院に、ナナちゃんみたいな子がいたらいいなあ…と思います。

一生懸命で、やさしくて、かわいげがある。

看護師をすすめられても、自分は助手として患者さんとかかわるのが向いていると言う。

自分の仕事が好きで誇りを持っている。


エピソードのひとつに、

患者のおじいさんが退院する時、

最後だからきれいにさせてと、おむつ交換を申し出る場面がありました。


父の介護中だった私は、

えらいなあ、ありがたいなあ、と思いました。

でも、見習おうとか、私も頑張ろうという気持ちにはなれず。

それどころか、

気難しい父の介護が難しかった事もあり、

もうおじいさんの世話は嫌だと思いました。

介護の仕事には就けませんね。


認知症の患者さんのエピソードも、ほのぼのとしてなごみます。



ちなみに、もうひとつは吉田戦車の『まんが親』です。

この2作、ページが続いている事が多いので、立ち読みも楽です。





勉強はよろいだった

2017年02月07日 | 日記
昨日、認知症の勉強について記しました。

母が認知症と診断された頃は、

介護者の対応が進行を左右するのだと本で読んでは、追い立てられているように感じて、

単純に知識・情報を得たいという気持ちもありましたが、

私は勉強していますよ、

検定試験も受けたんですよ、

介護講座も参加して、認知症サポーターのオレンジリングと、

さらに認知症サポーター対象の講座を受けたらもらえるカンバッジも持っていますよ、と、

いわば、よろいが欲しかったのだと思います。

何か指摘された時の、保身。


でも、それはそれで良かったです。


その頃、介護の仕事をしている友人に、ホームヘルパー(当時)の資格を取ろうか

迷っていると話したら、

家庭での介護なら資格は特にいらないと思うと言われ、

それもそうだと、やめました。

親の介護を終えた人が仕事に戻る時、経験を生かして介護の職につくのを

よく見聞きしたので、

それもちょっと考えましたが、

けんしょう炎がひどいし、介護は向いていないので、選択肢に入れない事にしました。


でも、介護を知る事は、自分が介護してもらう立場になった時も役に立つでしょう。













認知症の勉強

2017年02月06日 | 日記
母が認知症になる前から、

芸能人が親の認知症についてつづった本や、

認知症関連のテレビ番組をみたりしていました。

なんとなく。


母が認知症と診断されてから、認知症について詳しく知りたい、

具体的で母に当てはまった情報が欲しい、と思い、

本を図書館から借りたり、書店で買ったりしました。

でも、

医学的な本を読むと、どん詰まりに。

介護マニュアルのような本を読むと、介護者の対応次第と言われているようで

ますます不安になる。

でも、知識や情報は欲しい。


それで、認知症ライフパートナーの検定試験を受ける事に。

試験を目標にすれば、勉強して、知識は得られる。

こうでもしないと。


それから資料を取り寄せたり、テキスト、問題集で勉強しました。

数値や専門用語などの覚えにくい所もありましたが、

ためになる事もたくさんあり、まあまあ意欲的に取り組みました。


まだ父が元気で、母も、私が用意をしておけばご飯を父に出したり

自分も済ませたりできたので、試験にも出掛けられました。


なんとか基礎と応用の検定に合格しました。

知識が身についたかはさておき、ちょっと達成感があり、

どん詰まりと不安もちょっとは薄まりました。



今は認知症ライフパートナーもシステムが変わったようです。

復習がてら、受けてみたいとも思いますが、

母は1人で留守番させられないので、試験には行けません。

介護講座や講演会も。


知識や情報は入っていた方が、いざという時に役に立つので、

番組や記事は見ています。

でもまあぼちぼちでいいかなと。


初期の頃に、えいっと受けてしまって良かったと思います。

介護にいかせているかは疑問ですが。














おじいさんが嫌い

2017年02月03日 | 日記
買い物をする時、小さいスーパーの場合、

店内にあるイスに母を座らせて待っててもらう事があります。

私が1人でパパッと買って来るのです。

その際、

長イスしかない所で、先客がいると、母はためらいます。

「おじいさんがいる」

と。


おじいさんと一緒に座るのは嫌なんだそうです。



おじいさんだって、おばあさんが隣に来て嫌だなあと思ってるよ、

とは言いませんが、

座っててもらいます。


そういえば、デイサービスに通ってしばらくした頃。

担当者会議の時だったか、デイのスタッフさんが、

「この頃は男性の利用者さんともあいさつするようになりました」

と言っていました。

あいさつしてなかったんだ…。


まあ、するようになったのならいいです。

今もしていることでしょう。