へなちょこかいご

アルツハイマー型認知症・80代の母との暮らしで思う事。
母は2021年秋に亡くなりました。父の事も少し。

父、転院

2023年04月28日 | 父のこと
父は入院から1ヶ月後、転院することに。

病院が手配した介護タクシーで、車椅子、酸素のチューブをつけて。

出発時間が12時半だったため、思いのほか慌ただしくなりました。

父が昼食をとっている横で荷物をまとめていると、看護師さんが持参する薬の説明に。

会計も済ませて下さいと請求書を渡されると、介護タクシーのドライバーさんが迎えに来ました。

バタバタと済ませ、母のバッグをふと見ると、病室に置いてあった

清拭、おむつ替えの時のためと思われる薄手のゴム手袋が

数枚入っていました。

これはうちのじゃないんだよ…と言うと、「うちのだよ!」と言い張るので

ごめんなさいと思いながら退院。

道中、この道を曲がると我が家、という所に差し掛かりましたが、

父はその方を見るでもなく、ただ黙って乗っていました。

転院先の病院では、若い男性の看護師さんがついてくれて、

父はその人を気に入っていたようで、ほっとしました。

私はそれから病院、介護、在宅酸素の手続きに追われました。