Rainy or Shiny 横濱ラジオ亭日乗

モダンジャズ、ボーカルを流しています。営業日水木金土祝の13時〜19時
横浜市中区麦田町1-5

「和っしょい」パンの楽しみ

2013-10-15 20:59:10 | 

パンが先か釣りが先か?で悩むのがいつものことだが、パンを先に確保しないとたちまち在庫が少なくなることを知ったものだから今回も躊躇しないで開店前の店先でオープンを待ちながら崎陽軒の「シュウマイ弁当」の朝飯をとる。この「和っしょい」のパンがもたらすまっとうで豊かな小麦の恵みというものに病みつきになっている人もいるようで、開店時間前にはどこからかクルマで乗り付ける常連さんで長閑な山裾が少し賑わう。

敷地の隅には「紫しきぶ」壁の蔓を編んだ花かごには季節の「コスモス」もさりげなく添えてあって、童女風のあどけなさと徹底した探究心を併存させた相貌の店主が実利だけに邁進していない歌心をもっていることに気づく。ドクター桜井氏は家族土産のパンになるから多めの買い物になる。そこへ単身者用の2個を毎回混ぜて一緒に買っていただく。

今回はすごく焼き色が深いハードな小型カンパーニュパンが目についた。中の具はショコラのザクザクしたかけらと胡桃がたっぷりと混じっている。これは夜勤時のおやつ用にする。もう一つは長円形の楽しそうなピッザパンだ。これは釣り場の休憩用とする。しめて490円という小さな贅沢だ。ニジマスが10匹を超えた時点であずま屋風のベンチに腰をかけ水色のよい新崎川を眺めながらこのピッザパンを食べてみる。ガーリックとチーズベースの生地にトッピングはしめじきのこ、ズッキーニ、などが紛れている。しかしこのピッザパンの主役は意表外な長ネギのようである。長ネギの香ばしい香りをチーズとハーモニーさせるというアイデアの勝利だ。ブラックの缶コーヒーと長ネギピッザパンの相性をしばらく楽しんでから、日が傾きかけた釣り場で追い込みをかけることにした。


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