Rainy or Shiny 横濱ラジオ亭日乗

モダンジャズ、ボーカルを流しています。営業日水木金土祝の13時〜19時
横浜市中区麦田町1-5

風邪やすみ

2012-02-20 20:32:53 | その他
今年二度目の風邪をひいて数日経った。悪化を警戒して汗をかく土方仕事を休ませてもらう。寝込むほどでもないので窓際で春めいた光を沐浴しているときに気がついた。一ヶ月も前から咲き始めた観葉植物の花が満開になっている。横浜のマンション暮らし時代にベランダで始めたものだが、多くは山沿いに位置する日向の冬場が厳しく「観音竹」「パキュラ」「ゴムの木」「ベンジャミン」あれだけ勢いよく生育していた殆どが全滅!してしまった。これはやはり老年へ近づく自分の衰運かと嘆いていたら皮肉にも「金の成る木」だけが手入れ不足の乾燥に耐えて今年も冬を越そうとしている。おまけにいままで見たことがない五弁の花をいっぱいに密生させている。この観葉植物は弱ってくると葉っぱの肉が薄くなって皺が出る。そうした冬場の特長にもかかわらず、花と幼い葉っぱが控えていて弱り気味な気分に晴れ間がのぞいたようだ。そういえば日向川の十二神将橋のたもとにある農地では今日、紅梅が綻んでいるのを今年初めて目撃する。春はそこまでやってきているという気分ついでに、午後から夕刻まで鶴巻温泉に住むKさんのマンションに向かう。
先日の真空管アンプでジャズを聴く会に手なおしして持ってきていただいたアメリカの1960年頃作られたHEATH KITT社のプリアンプが、イベントの途中で駄々をこねて戻ってしまってから、一週間が経って消息が気になっていた。Kさんのお宅への土産は南山城産の宇治茶を少々とヨコハマ三本コーヒー製のブレンド粉を500gだ。いつもお茶菓子に階下の洋菓子店から調達するカスタードのシュークリームを頂くものだから、それに合う返礼として持参したら、やはり今日も件のシュークリームをご馳走になってしまった。古いHEATH KITTは無事だった。Kさん自作のパワーアンプでジェンセンの励磁スピーカー、WE555ドライバー+YLホーンという豪華なるメインSP装置、WADIA CDでその健常ぶりを十分に確認できた。このプリアンプはマッキンのC8時代あたりと時を同じくしているのだろう。アナログプレーヤーのセレクター表示が時代を語っていて面白い!例えばSPの78回転などは78ear-lyなどとなっていて、全米でレコードの規格がまとまった象徴のようなRIAAなどのポジションもあってすごく興味深い。
このプリアンプで聞いたヴァーブのベン・ウエブスター「THE KING OF TENOR」など馴れたソースで確認する限りでは、まだまだ華美で固有な音質のハイ上がり傾向を克服しないといけないようだ。とりあえず、Kさんのお宅でしばらくエイジングをしていただいてから、こちらで組み合わせるパワーアンプを思案しながら一時的に風邪を忘れることができたようだ。