Rainy or Shiny 横濱ラジオ亭日乗

モダンジャズ、ボーカルを流しています。営業日水木金土祝の13時〜19時
横浜市中区麦田町1-5

脇役の味

2011-07-22 09:45:32 | 
夕べは暑さが引いてとてもしのぎやすかった。冷蔵庫を明けたら
メインとなる食材の買い置きがない。ちょうどカレールーと挽肉
があったので、茄子、玉葱などを使った「茄子の挽肉カレー」を
思いつく。ひね生姜とニンニクを刻み、玉葱もみじん切りする。
これらに挽肉を加えて炒める。炒めた具に水を足して沸騰するまで
煮込む。浮いてきたアクを除いてしばらく弱火で煮てから火を止め
て買い置きのルーを溶かす。これにナイル商会製の缶入りカレー粉
を大匙スプーン一杯だけブレンドするのが、カレー作りのおまじな
いめいたいつもの儀式だ。昔はSBの赤い缶を使っていたが、いま
はナイルの紺と黄色の模様と古式なロゴに惹かれている。

出来上がったこのカレーの材料費は、茄子が5本で100円これは
農家の直売所、うち2本を使用。玉葱は同じく農家のものが6個で
100円うち2個を使用。挽肉は150gで200円という具合だ。
自炊は手間を考えると安いのか高いのか分らなくなってしまうが、
たまに駅の近くで投げやり気味にかっ食らう、「なか卯」「すきや」
で供されるカレーもどき!よりもレベルがはるか上であるのは間違
いないと自己満足に浸って食べる夏の夕暮れだ。
なにか漬物をと思ってあたりを見回す。北海道物産フェアーみたいな
スーパーマーケットの特設会場で買った「キムチ」のパックはあるが、
同じものを連日食べることはしない主義だ。そこで思いついた副菜が
この前漬けたラッキョウだ。およそ一月経って、柄も細身だからお酢
も透り始めるころだ。瓶から10粒ほど取り出してカレーライスにリ
ズムをつける。今年は砂糖を増やしたラッキョウ漬け、どんなものか
と不安な試食だが酢味はマイルドで歯ごたえにも満足、たまの自炊食
に、名脇役が登場の感あり。