百瓶逸酒

我が家にある各種開封・未開封のお酒を記録するのが目的のブログです。
単なる自分の整理のためだけですが^^;

スプリングバンク11年・シグナトリー・アンチルフィルタードコレクション

2009年03月17日 | スコッチ・シングルモルト

 本日のお酒。少し古いシグナトリーのスプリングバンク。初期の赤文字ラベルです。

 1989年12月8日蒸留、2001年10月16日ボトリング。オークカスク、カスクナンバー501、345本中の318番です。度数は46%。この当時(2000年前後)はカスクストレングスより、加水してお手ごろ価格のモルトのリリースが比較的多く、このボトルも各種スプリングバンクの今の価格に比べて、非常にリーズナブルに購入したように覚えてます。

 色はレモン色、スプリングバンクの華やかな面が強調されたようなボトルで、思いの他、オイリーで骨太のタッチ。スパイシーさも感じられ、バラエティ豊かな味わいを感じます。フィニッシュはほどほど。

 この当時、こういうアンチルフィルターを前面に打ち出した商品が現れだし、寒い季節に澱が浮くのを楽しみに飲んでいました。加水したものとは言え、慎重に選んだ原酒に慎重に加水した優れた商品は、後々までも嬉しい邂逅の記憶として残ります。
昨今、加水なしのカスクストレングスではありながら、高価な値段とそれに見合う味わいであるかにおいて、いささか首をひねらざるを得ない商品に出会う機会が増えた気がするのは、果たして原酒不足やら、出せば売れてしまうゆえのボトラーの怠慢のせいなのやら。ま、わたしの気のせいなら一番いいのですが。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿