百瓶逸酒

我が家にある各種開封・未開封のお酒を記録するのが目的のブログです。
単なる自分の整理のためだけですが^^;

大七・からくち生もと・本醸造

2008年01月31日 | 日本酒

 昨晩飲んだお酒。久しぶりに大七が飲みたくなって、仕事で出たついでに買ってきました。
その酒屋さんはあまり行ったことがなかったのですが、以前大七の純米吟醸を買ったことがあったので、距離も近いこともあり行ってみました。
 で、買ったのがこれ。大七はあれやこれや飲んでるのですが、本醸造は初めてです。というか、大七って勝手に全量純米だとばかり思い込んでいたので、結構びっくりして買ってみたのですが。
 「からくち」の名の通り、アルコール添加のせいか、かなりシャープな味わい。さすがに純米ほどのふくらみはありません。ひやはそのまま置いといて燗に移行。こちらは醸造用アルコールが逆にすっきりとさせ、重苦しさなく、調子よく飲みすすめました。生もとの酸味はやや少なめ。
 ひやは時間が経つと、香りも味も開きはじめたようでした。常温が少し寒すぎたようです。

ジョン・プレイヤー・スペシャル

2008年01月30日 | スコッチ・ブレンデッド

 本日のお酒。ジョン・プレイヤー・スペシャル、ブレンデッドです。わたし世代としては、このマーク=チーム・ロータスとして認識してます。タバコの銘柄とは随分後になって知りました。小学校の頃、JPSの帽子かぶって登校してました、そういえば。
 スコッチでは、こういったプライベートブランドは結構多く、ハロッズ、バーバリー、ダンヒル等あります。実際の中身(品質)とは別に、ブランドの持つ高級感を上乗せするための商品化といったら、ややうがち過ぎでしょうか。
 この辺の商品で一番困るのが、主要モルトの内容。調べてみても全く分かりません。まあしかし、製造元のラングサイド・ディステラリーはもちろん、親会社のダグラス・ラングの商品、キング・オブ・スコッツでさえも公表してないので、いたし方ないでしょう。すくなくとも、プライベートブランドである以上、あまり極端なブレンドはしないはず。スペイサイドベースの穏やかな味なのでは。
 上位銘柄として12年、15年がありましたが、オフィシャルサイトでは書いていません。
 

モンテシエラ・オークエイジド・テンプラニーリョ/2003

2008年01月29日 | ワイン


 先週末に飲んだワイン。スペインはDOソモンターノの、「モンテシエラ」シリーズによるテンプラニーリョ。そういえばテンプラ飲んだのは久しぶりです。
 モンテシエラは「オーガニコ」が多いようですが、このワインはよくわかりません。テンプラにしては、スパイシーさ、ジューシーさ若干おさえ目ぎみの気がします。フランス国境という土地柄のせいでしょうか。その分、家で晩酌に飲む分には程がよいと感じました。
 ラベルは馬。どうもこのあたりにはワイルド・ホースがいる(いた?)由。

ディンプル・ロイヤルデキャンタ

2008年01月28日 | スコッチ・ブレンデッド


 本日のお酒。ディンプルシリーズその3。いやまあ、これが最後なんですけど。
今回のディンプルは周辺の金属部がメインのようでして、底部に名前が入っていました。曰く"DAALDEROP"というオランダのメーカー製のピューター(錫)のようです。こういった方面はとんと疎くて、いいものなのかどうなのかさっぱりわかりませんが、ネットで調べてみるとピューター製品を扱っていたのは結構昔で、現在は暖房機器などを扱ってるようです。
 時期的にはセラミックと同じく、80年代半ばから後半。箱があるようですが、私は箱なしで入手。中身はおそらく12年。「ロイヤル」とつくので、王室の慶事で出したのかと思ったのですが、このピューターの刻印に"Royal Holland Pewter"とありましたので、そこらへんがネーミングの由来でしょうか。


第9回 テイスティング会

2008年01月27日 | テイスティング会

 土曜日はandrews恒例のテイスティング会。早目に到着したので、常連のがむさん、ほねろっくさんと腹ごしらえ。ほんっとにひさしぶりのビリケンさん。考えれてみれば揚げ物も久しぶりだなぁ。

 今回のコンセプトは『ちょっといいアイラモルトを…』。合わせるは、去年と同じく牡蠣。うーん、胸が高鳴ります。あ、そういえば今年初牡蠣だ。

 生だけでなく、焼き牡蠣+トマトソースも。これも意外に(?)ベストマッチング。パスタが食べたくなりました。

 さて、今回のモルト。リッチなモルトがそろいました。
「ブナハーブン 37y マーレイ・マクダヴィット」 1966年蒸留・オロロソで40.3%
 恐らくとても繊細なモルトかなと思いましたが、予想通り柔らかな深窓の令嬢でした。
 香りは、オロロソシェリー、ヘレス、経過と共に奈良漬、シェリー香が消えると糖蜜、砂糖漬けのドライフルーツ。複雑で、香りを追い続けるだけでたっぷり楽しめる。
 味わいは、漢方薬、丁子、とにかくドライ、かすかにスモーキー。
 フィニッシュは早く、決して加水してはいけない。綱渡りのようなバランスの上に乗っている。

 お次は「ラフロイグ 17y SMWS29.59」。89年蒸留、06年ボトリング。リフィルバットの58.9%。
 ソサエティのコメントでは「シェリーとフェノールのマリッジの勝利」。
 香り。関西風に上品にとった昆布出汁、時間経過と共にシェリー香が消え、ヨード香が支配。ラフロイグ強し。微妙に柑橘系。海風に吹かれながら立つみかん畑。
 味。胡椒の爆発、素晴らしくスパイシー、スモーキーだがアルコール分由来の甘みも強い。笑うくらいの暴れん坊。
 フィニッシュは予想通りの長さ。特に牡蠣の後味を粉砕する。今回、一番たくさん飲みました。

ディンプル・セラミックデキャンタ

2008年01月26日 | スコッチ・ブレンデッド

 本日のお酒。ディンプルシリーズその2。セラミックデキャンタ入りのディンプルで、80年代半ばにごく限られた期間だけ発売されたものです。中身は通常のディンプル12年と変わりません。中の説明書にも明記されてます。大体、こういうボトルは飾られるだけで、飲まれることが少ないもんです。陶器だから中の揮発も心配なところです。
 で、付加価値であるはずのデキャンタにしてみても、特にどこかの銘品というわけでもありません。スタンダード・ディンプルが当時の定価で8,500円。この品は定価25,000円也。はてさて、この価格差を妥当とみるかどうか…。
 この品も数年前にオークションで落札したもの。ヤフオクでも同様の出品がありましたが、それより格安で落札。定価の約1/10程度でした。

ディンプル

2008年01月25日 | スコッチ・ブレンデッド

 本日のお酒。そこそこ古いディンプルです。特級表示は見当たりません。HKDNPのスタンプがありますので、免税店でのお土産でしょうか。これはオークションで購入した品。
 70年代後半にPinch表記から、Dimple表記に変更されてます。ピンチは「つまみ」、ディンプルは「えくぼ」、ともにボトルのへこんだ形状からつけたネーミングです。米語で一般的なPinchが採用され、世界的に(日本でも)広まったのですが、Pinchはピンチ(まさに一般的な「困難」)に通じるということで、商品ブランドが損なわれるため、Dinmpleに変更された経緯がありました。古い資料を見ると、当初、世界市場での変更のほうが早く、日本での変更がやや遅れていたようです。
 現在はディンプル15年が一般的ですが、この当時は12年もの。珍しくローランドモルト(グレンキンチー)がキーモルトになっており、他のメインモルトも個性の穏やかなものが使われています。

「わ」セッション

2008年01月25日 | 外飲み

 小雨降る寒い夜。行ってきました、居酒屋「わ」セッション。スタートは8時、少し早めに入店して腹ごしらえをしときましょう。中は満杯、学生さんでいっぱいです。うーん、学生さんばかりの店なんて何年ぶりでしょ。おっさん一人で浮いてます、すいません。

 Iくんの絶妙(!?)なMCでスタート。居酒屋さんの和風な店内でジャズ、なんだかとってもカジュアルで、フレンドリーな空間でした。すっかりくつろいでいます。

動きのある画を撮ろうとしたらすっかりボケボケに。

 しかし、現役大学生ってのは若いなぁ。

 メオトデュオですな。

 お疲れ様でした。あとは酒宴になだれ込み。で、例によって飲みすぎ。次の日に嫁に小言を食らったのは言うまでもありません。 また時間の許す限りお邪魔したいと思います。あー、楽しかった。


レ・カイユ・デュ・パラディ・ラシーヌ/2003・クロード・クルトワ

2008年01月21日 | ワイン

 一昨晩と昨晩飲んだワイン。珍しくボトルを二日に分けての完飲。熱狂的なファンと、同じくらいのアンチを持つクロード・クルトワ。人にそれだけの毀誉褒貶をもたらすということは、いずれにせよそれだけなにか人をゆさぶる作り手であることは間違いないと思います。実はこのワイン、ヴィンテージ違いを以前に飲んでます。その時は、そのものすごい還元臭にへきえきさせられました。なんというか、飼っていたハムスターをそばに置いて飲んでいるような。
 で、今回は2003ヴィンテージに再チャレンジです。ややドキドキしながら一昨晩に抜栓。うへっ、また還元臭。ん?以前ほどインパクトが無い…。デキャンタ無いので、少量づつスワリングしながら、飲み進める。ふーん。なんだか拍子抜け。普通のビオだな。じゃあ、ということで、その夜は終了。酸化をすすめて還元臭をとばすため、栓無しで一晩放置。
 昨晩は念の為、デキャンティングポワラーも装着し準備万端。あー、大分臭いがとびました。酸味が強いが、ライトなタイプではなく、まさにラシーヌ(木の根)の名のとおり、どっしりと骨太に根をはった、腰の座ったワインでした。後味に出汁を感じて、飲んだ印象は梅昆布茶。

若戎・純米酒忍者

2008年01月20日 | 日本酒

 昨夜の晩酌。スタイリッシュなラベルです(破れてますが)。英語表記が多いことや、デザイン性の強いラベルは海外に目を向けているのかも知れません。「忍者」というネーミングは、三重県は伊賀の蔵元のためです。
 「精米歩合60%・辛口」ということで、軽くすっきりした口当たりかと思いきや、意外にどっしりした口当たり。燗で飲んだら、いささか飲み飽きを感じてしまいました。
 昨夜は刺身で一杯。燗からひやに切り替えたら、今度はすいすい飲みすぎてしまいました。まさかに一升瓶を空けはしませんが、ちょっと反省してしまう量が胃袋へ。それでも次の日に残っていないのは、良酒(私にとって)の証。