百瓶逸酒

我が家にある各種開封・未開封のお酒を記録するのが目的のブログです。
単なる自分の整理のためだけですが^^;

一日ドック

2008年06月28日 | 閑話
 今日は年に一度のドックの日。と言いつつ、忙しさにかまけて去年はブッチでした。総合病院だったので即日結果がわかるのが嬉しい。 
 で、今回はメタボリックの判定もあったわけなんですが…  


       楽勝! でした(ホッ)



 血糖値と腎機能の数値がやや高目ではあったものの、特に再検査の必要も無し。いやー、良かった。

 で、酒飲みとしては心配な尿酸値や中性脂肪もかなり低目。良かった良かった。

 γ-GTPに至っては、26!

 うん、今夜の酒は美味そうだな。

フォーチュン'80

2008年06月27日 | ジャパニーズ・ウィスキー

 本日のお酒。昔々のウィスキー、ニッカのフォーチュン'80です。その名の通り1980年発売、と思いきや、81年が初のリリース。

 等級は特級で、ニッカのレギュラー品の中でも鶴の次に(後にスペシャル・エイジの上級品であるグランド・エイジにそのポジションを奪われてしまうが)位置していた、高級ブレンデッドです。当時のキーワードとしては、濃醇、まろやかという言葉がよく出てきますので、マイルドでメロウなタイプのようです。というのも、わたし実際に飲んだことがありませんので。

 詳しくは分からなかったのですが、どうも90年代の初頭までリリースされていたようです。写真のボトルには従価税率適用の特級表示があります。

 ボトル半分を覆うメタリックカバーが印象的で、当時、日本パッケージング展で工業技術院長賞を受賞したようです。当時はひどく斬新なデザインだったのでしょう。工業大国を歩み始めた時期の日本だけに、ウィスキーにもやや暖かみにかけるフォルムが使われてるあたり、当時をしのばせます。そういや、テクノポップ全盛期の頃ですな。

 "Taketsuru"のサインが渋い。

秋鹿・純米吟醸・倉垣村

2008年06月23日 | 日本酒

 昨夜の晩酌。大阪は能勢の秋鹿、純米吟醸です。倉垣村とは旧地名の由。
 香りはあくまで吟香抑え目、濃醇な旨味のある味吟醸。旨味も多いがキレ角のある辛口で、飲み飽きのしないタイプでした。冷や(常温)で飲みましたが、ぬる燗でもいけそうです。肉じゃがと一緒に飲んだのですが、濃厚なアテにも負けない味で、コロッケと飲んだら、油をさっぱり流してくれバッチリ。天ぷらとかにも合いそうです。
 この蔵は自営田や、契約農家による低農薬栽培の酒米など、原料に大変なこだわりが。造りの工程が多岐に渡る蔵元で、原料から自作するというのはかなりの驚きですが、本当に酒造りが好きなのだろうと、一消費者としては頭の下がる思いです。

パタポン/2006

2008年06月20日 | ワイン

 先日飲んだワイン。えーと、もういつだか忘れてたりします。

クリスチャン・ショサール本人の似顔絵ラベルが「変」という話は、いたるところでされてるので割愛。どっちかと言うと、軽くイラッとさせられるんですがね、私は。

 ピノ・ドニス100%ということのようですが、「ピノ・ドニス」メインのワインって他で飲んだ記憶がありません。だから、このワインが典型的な味かどうかは分かりませんが、味わいは至ってシンプル。プラムの香りと酸味、ハーブっぽいニュアンス。どっしり重めと思いきや、わりとスリム。フツーに美味いのですが、やや単調。

 ワインショップでこれを買った際、いかに「個性的」な味か、それはあくまでこのワインの「個性」なのだ、という趣旨の丁重な(そしていささかくどい)説明が。さんざんビオも飲んできてるので、これなんかまだおとなしいほうだと思うけど、結構ショップにクレームがくるんでしょうか…

新政・無濾過純米原酒蔵出し生酒

2008年06月16日 | 日本酒

 昨夜の晩酌。秋田の新政と言えば、協会6号酵母を生み出した蔵として有名です。このボトルは「平成19年度初搾り」として昨年の12月に瓶詰めされたものです。あえて半年冷蔵庫で寝かせて、昨晩飲んでみたのですが、新酒の華やかさをやや残しつつ、柔らかく落ち着き払った旨味の乗った酒に変わっていました。酸は穏やかで、甘味もすっきり、とてもとても円い味わい。冷やで飲んだのですが、最後にぬる燗にしたら、さらにしっとりした美味さに。しまった。もっと早くやっとけば。
 しかしまあ、愛想のないラベル。酒はうまかったのですが、飲みながら見るもんじゃありませんでした。なんだか頭で飲んでるみたいですもん。

ベイリー・ニコル・ジャービー

2008年06月13日 | スコッチ・ブレンデッド


 本日のお酒。比較的最近(14年ほど前)復刻したブレンデッドです。元々のオリジナルは、ボーア戦争の頃にあったそうです。ベイリー・ニコル・ジャービー(BNJ)とは、ウォルタースコット卿の小説、「ロブ・ロイ」の登場人物。
6年以上の原酒を使用し、60%のモルト配合とか。クラシックブレンドです。ラベルがカッコイイ。

ラベルのテイスティングメモには"ピュアでメロウ、期待した以上のソフトで繊細なフレーバーをもたらす。"とあります。いくらか、それよりもシャープなところもあると思いますが。

 わたしのよくいく、とあるBARではモルトよりもブレンデッドに力を入れられていて、このBNJが置いてあり、時々ハイボールで注文します。
 個人的にはスコッチのハイボールは、風味を壊さずに作るのが非常に難しいと思っております。バーボンほどアタックが強いと、自作のヘボヘボハイボールでさえ、"我慢すれば飲める"くらいのレベルにはなるのですが、スコッチブレンデッドの優しいスモーキーさ、ソフトさ、喉越しを残しつつ、炭酸のキレを生かす"美味いハイボール"はなかなかありつけないものです。ツボにはまったこのBNJのハイボールは、それはそれは美味いものです。あー、なんか飲みたくなってきた。

I.W.ハーパー・プレジデントリザーブ

2008年06月11日 | アメリカン・ウィスキー

 本日のお酒。I.W.ハーパーの長期熟成限定版です。口は封蝋、別途替栓が付いてます。このボトルは未開封ですが、以前店で飲んだことがあります。長期熟成バーボンは、樽香がつきすぎてしまって非常に苦手なタイプになる場合があるのですが、このプレジデントは香りは穏やかで、なめらかでリッチだったように思います。
 90年代初めから、2000年頃まで販売されていたかと思います。店より、オークションで入手可能ですが、かなり落札価格もあがっているようです。わたしは運良く、かなり格安に入手できました。

プイィ・フュイッセ/2005・ジャン・ジャツク・リトー

2008年06月06日 | ワイン

 おととい飲んだワイン。J.J.リトーのバックヴィンテージ、本格的な梅雨前の乾いた空気の時には非常に美味い白でした。
 今ちょうど咲いているクチナシの花のような甘い香り、口に含むとレモンピールのような爽やかな香り。結構がっしりとクリーミーな白ですが、爽やかな香りと思った以上にしっかりした酸が引き締めるので、ヘビーな白にありがちな線の崩れたワインになっていません。エレガント。

ゴードン・オレンジウォッカ

2008年06月05日 | ウォッカ

 本日のお酒。最近のマイブーム(死語)、フレーバード・ウォッカ。オレンジ風味がわざとらしいのですが、マルカワのフーセンガムっぽくて好きです。冷凍庫でキンキンに冷やし、トロッとなったものをストレートでクイッと。口当たりが良くて、飲み過ぎてしまうのが難点。これからムシムシしてくる季節に最適です。


インヴァー・ハウス17年

2008年06月03日 | スコッチ・ブレンデッド

 本日のお酒。インヴァー・ハウス・ディステラーズのブレンデッド、アルコール業界のコングロマリット化が進んでいる中、希少とも言えるインディペンデントの会社です。
 このボトルは、まあレアっちゃレアな17年ボトル。90年初めに数年間リリースされたボトルです。写真では見えませんが特級表示はありません。級別が無くなった直後のボトルでしょう。
 インヴァー・ハウスと言えば、マニアックなモルトファンには有名なグレン・フラグラーをリリースしていたので有名ですが、85年に閉鎖されています。もしかしてこのボトルにもいくばくか含まれているかもいれません。
 よく見かけるインヴァー・ハウス(ノン・エイジ)は、グリーンプレイドと呼ばれる格子縞の肩掛けをラベルに使っている印象的なボトルデザインですが、色違いのレッドプレイド・デザインの8年のオールドボトルをその昔飲んで、そのソフトさ、クリーミーさに仰天した事があります。非常に柔らかく、喉をなんの障りもなく流れていく、そして決してライトでドライではない、割って飲むことを意識していない古き良きスコッチでした。このボトルは未開封ですが、その片鱗があるといいなあ。