本日のグラッパ。ポデーレ・リオストによるグラッパ。品種はピニョレット。珍品というより、マイナー中のマイナー。
グラッパの類には目がなく、ついつい手ごろな価格だと手を出してしまいます。そしてグラッパほど、家庭的雰囲気で気分の壊れるものはなく、いつも他のものにチェンジしてしまう。だから、開封してほっぽらかしの瓶が増えてしまいます。やはり、トラットリアで満腹の食後や、しかるべきカフェでエスプレッソと一緒じゃないと。
味は特に癖もなく、可もなく不可もなく。だからこそグラッパとしての価値も見出しにくく。
欲しかったグラッパが届きました。皇帝"ヴィットリオ・カポヴィラ"リリースの珍しいグラッパ。しかも樽熟成。輸入されたのは今回が初めて?
グラッパの原料に対する偏愛ぶりや、超マニアックな湯煎式による蒸留など、"Kaiser of Monte Grappa"の名に恥じないものだけに人気も高く、なかなか国外には量がまわらないという、希少なブランデーです。割りにフルーツブランデーが輸入されていましたが、このボトルはグラッパ、しかも原料はアマローネ、さらに樽熟となかなかのレア。
アマローネ、しかも樽熟ということで、かなり濃厚で甘い、と想像したのですが、かなりドライです。ただ華やかな香りと味わいの深みはさすがのひとこと。補糖などは一切行っていないとのこと、自然の甘味、いや旨味にあふれています。チーーーーンと響くフレーバーがたまらない逸品。
可愛らしいラベルの裏には手書きで来歴。
まだ8月なのに、なんだか秋が来たような涼しさです。しかも、明け方の雷。久しぶりに雷の音で飛び起きてしまいました。こう涼しいと、なんだか久しぶりにしゃぶしゃぶでも食べたくなるし、少し度数の強い酒も飲みたくなります。そこでグラッパ。まだなんとなくブラウンスピリッツをストレートで、とは食指がわかず。
基本的にオン・ザ・ロックというのは好きではなく、かといってこの暑い季節に生温い酒も飲みたくなく、折衷として大量の氷に一口で飲む量だけタラリ。それを素早く口中に流し込む。当然、香りを楽しみたい酒は除外されることになり、いつも同じものばかりに。そして気がつくと、一口では飲めない量を注ぎ、だらしなく溶けた水っぽい酒を飲むことになる。やはり家飲みには厳しい季節。で結果、口実を作って外に飲みに出てしまう。…ま、何がいいたいかと言うと、今日はグラッパをキンキンに冷やして飲むことにしよう、ということでした。全編余談の巻。
このグラッパは、いまやガヤのワインには無いバルバラダルバが原料に。しかし別段そんなこだわりではなく、値段が手頃だから買っただけなんですがね。
フィーヌとは異なり、強烈な芳香。レーズンのコクと、蘭の花のようなやや重苦しい香り。飲み口も決してするりと喉を通るわけではありませんが、さすがニュイ・サン、他のマールに比べて甘く華やかではあります。
画像では見えませんが、口には青い封蝋がなされてます。蝋といっても実際はプラスチックのようで、開封が実に大変。これも雰囲気なのでしょうが、正直普通のコルクキャップのほうがいいなぁ。
本日のお酒。
10年熟成のグラッパ。考えてみると、グラッパってあんまり持ってません。グラッパ自体はすごく好きなのに、家でも外でもあまり飲んでない。なんでだろう?
このグラッパ、芳香がすごく高いのですが、パワフルではなく、繊細さを感じられます。裏面ラベルのイタリア語を、読めもしないのに眺めてみたら、どうやらブドウの品種がみんな白。道理で繊細優美。トラミナー、リースリング、ソービニョン、マルヴァジアのブレンドのようです。他は全くお手上げですが、どうやら熟成樽を途中で替えているとの事。
鼻・口中・のどに柔らかな花の香りを残しながら、ツルッと滑り落ちていく。儚くも綺麗なグラッパです。
10年熟成のグラッパ。考えてみると、グラッパってあんまり持ってません。グラッパ自体はすごく好きなのに、家でも外でもあまり飲んでない。なんでだろう?
このグラッパ、芳香がすごく高いのですが、パワフルではなく、繊細さを感じられます。裏面ラベルのイタリア語を、読めもしないのに眺めてみたら、どうやらブドウの品種がみんな白。道理で繊細優美。トラミナー、リースリング、ソービニョン、マルヴァジアのブレンドのようです。他は全くお手上げですが、どうやら熟成樽を途中で替えているとの事。
鼻・口中・のどに柔らかな花の香りを残しながら、ツルッと滑り落ちていく。儚くも綺麗なグラッパです。
本日のお酒。マールです。モエ・エ・シャンドン社のもの。
初めてマールというものを知ったのは、学生の時に読んだ小説からでした。「深夜プラス1」という小説なのですが、非常にハマって、主人公が冒頭で飲んでいるマールという酒を飲んでみたくてたまらなくなったのを覚えています。
初めて飲んだときは、味と香りに圧倒されてしまったのですが。
非常に独特の香りと味ですが、一旦ハマるとまた飲みたくなる一癖ある酒です。写真のモエのものなどは非常にエレガントで、フィニッシュは非常に優しく響く感じがあります。個人的にはもっと荒いものも好みなのですが。
単体で楽しむよりは、ワインなどで食事をした後、ゆったりチョコレートなどとご一緒にどうぞ。
ご訪問記念にblogランキングの応援クリックをお願いします
こちらもよろしければ
初めてマールというものを知ったのは、学生の時に読んだ小説からでした。「深夜プラス1」という小説なのですが、非常にハマって、主人公が冒頭で飲んでいるマールという酒を飲んでみたくてたまらなくなったのを覚えています。
初めて飲んだときは、味と香りに圧倒されてしまったのですが。
非常に独特の香りと味ですが、一旦ハマるとまた飲みたくなる一癖ある酒です。写真のモエのものなどは非常にエレガントで、フィニッシュは非常に優しく響く感じがあります。個人的にはもっと荒いものも好みなのですが。
単体で楽しむよりは、ワインなどで食事をした後、ゆったりチョコレートなどとご一緒にどうぞ。
ご訪問記念にblogランキングの応援クリックをお願いします


本日のお酒。グラッパです。
私は長年神奈川県民として過ごしてきました。酒に興味を持ち、いろんな酒と触れ合い始めた時期でした。
現在は故郷に帰ってきているのですが、その際危惧した事のひとつ。それは、果たしていい酒屋はあるのか?という事でした。正直、洋酒の品揃えがある店など無いだろうな、と思ってました。しかしまあネットもあるし、取り寄せは可能だな、と思っていたある日。たまたま出会ったのがこのお店。なんと私の嗜好にぴったりのお店じゃないですか!そして併設してこんなお店まで。以来、買い物・飲食にとどれだけ助かったことか。多謝。
このボトルもここで買ったもの。グラッパの中では甘い方です。凝縮した香り。そのまんまレーズン。続けて飲み続けるにはしんどいものがありますが、疲れた日に一杯。体に染み込む美味さがあります。
ご訪問記念にblogランキングの応援クリックをお願いします
こちらもよろしければ
私は長年神奈川県民として過ごしてきました。酒に興味を持ち、いろんな酒と触れ合い始めた時期でした。
現在は故郷に帰ってきているのですが、その際危惧した事のひとつ。それは、果たしていい酒屋はあるのか?という事でした。正直、洋酒の品揃えがある店など無いだろうな、と思ってました。しかしまあネットもあるし、取り寄せは可能だな、と思っていたある日。たまたま出会ったのがこのお店。なんと私の嗜好にぴったりのお店じゃないですか!そして併設してこんなお店まで。以来、買い物・飲食にとどれだけ助かったことか。多謝。
このボトルもここで買ったもの。グラッパの中では甘い方です。凝縮した香り。そのまんまレーズン。続けて飲み続けるにはしんどいものがありますが、疲れた日に一杯。体に染み込む美味さがあります。
ご訪問記念にblogランキングの応援クリックをお願いします

