百瓶逸酒

我が家にある各種開封・未開封のお酒を記録するのが目的のブログです。
単なる自分の整理のためだけですが^^;

開運・純米・ひやおろし

2009年02月26日 | 日本酒

 昨晩飲んだお酒。なんで今頃ひやおろし?という感もあるかもしれませんが、なにせ冷蔵保存の手間がかからないこの時期、秋口に購入したひやおろしをじっくり4ヶ月常温(かなり低温ではありますが)保存させてみました。

 開運はたっぷりした旨味がその真骨頂であるのですが、貯蔵が浅いとどうしても旨味の乗りが不十分に感じ、なんとなくではありますが物足らなさを感じさせるときがあります。そこで夏越のひやおろしをさらに冬場の低温でじっくり寝かす、というのが今回のテーマでした。

 旨味たっぷりの開運は充実感をもたらす反面、生半可な肴では返り討ちにあってしまう"強さ"があり、時に飲み疲れを感じてしまうときがありますが、このひやおろしは、まずフルーティーな香りと細やかな酸がその重みを覆い隠してくれます。雑味ない透明感は開運独特のものですが、ひやおろしはその特徴が顕著にあらわれ、軽やかでありながら、その輪郭は太くたくましく、どっしりと地に足をつけながら融通無碍。なんともお見事なフットワークを見せてくれました。ぬる燗もいいかも。

シャトー・カヴァル・ブランシュ/2005

2009年02月23日 | ワイン

 週末飲んだワイン。2005ですが、お気楽ACボルドー。

 香りは割りに早く開いたのですがややストレート、酸もタンニンもそこそこ乗っているものの、妙にちぐはぐな印象。濃厚さがあるものの、言ってしまえばお下品。書いていくとなんだかネガティブですが、破天荒で八方破れな部分が逆に魅力にもなるワイン。ふと思いついて昔買ってあまり使わなくなった、デキャンティングポアラーを使ってみると、なんだか小さくまとまってショボン。焼き鳥と食べたらそこそこの相性。こいうお気楽さが魅力。

 週末の土曜日は妻が娘の部活の総会と大会の打ち上げに。久しぶりに娘と二人の晩餐。たわいない話をしつつこのワインを。

イーグルレア15年

2009年02月19日 | アメリカン・ウィスキー

 本日のお酒。廃番になって久しい、イーグルレアの15年です。後継で17年がスタイリッシュでスマートなボトルになって販売されていますが、残念ながら価格はダイエットされず、ポーンと跳ね上がってしまってます。

 これもサイクリングのかたわら、とある酒ディスカウント店で発見して購入。無くなってからもう10年くらいは経ってるはずですが、まだまだゴロゴロ売ってました。

 原酒はバッファロー・トレース、というより当時のエンシェント・エイジ蒸留所。日本向けのボトリングゆえ、香り高くメロウな原酒を選んでるでしょうが、度数由来の甘さと同時にアタックの強さも感じます。オン・ザ・ロックでも時間と共にダレる事はありません。

 底のエンボスによると94年ボトリングという事はギリギリ70年代原酒ですか。

シャトー・ル・トレフォン/1989

2009年02月13日 | ワイン

 先日飲んだワイン。20年クラスのオールドは久々です。値段がお手ごろなので買ってみたのですが。シャトーは全く知らないところ。

 ラベルにナンバリングがあります。キャップはずすとがっしりカビがついてるため、リコルクは無しのよう。気をつけて抜栓。が、久しぶりにやってしまいました、ボッキリと。なんとかコルクかすを落とさず開栓。

 香りは開栓後すぐに広がる。なめし革、タバコ、チョコレート、カシス。舌触りが枯れたワインのざらつきを感じるが、まずまず健全。ヴィンテージの良さにかろうじて助けられてる感はありそう。口に含むとアルコール感強し。のど越しはかなりドライ。のどの渇くワイン。

 もともと複雑さを持ったワインではなさそうですが、少々ピークを過ぎ気味。でも久しぶりのオールド・ボルドーで楽しめました。

THE Whisky World

2009年02月12日 | 閑話

 THE Whisky Worldという雑誌を創刊から購読してますが、購読予約も終了し、予約延長の際には先着で粗品進呈の言葉につられ購読継続。

 そこで送られてきたモノがこれ。ほどよい粗品感が強まって…、いやその内容もセコ…ゴホ。失礼しました。しかし、いただき物はいただき物。ありがたく頂戴しますm(__)m

 ちなみに昔の粗品はコレ。前回は…。ハテ?

エンシェント・エイジ・プリファード

2009年02月09日 | アメリカン・ウィスキー

 本日のお酒。あまり種類は無いのですが、アメリカにもブレンデッド・ウィスキーというカテゴリがあります。これはその1本で、著名なエンシェント・エイジが作っているものです。

 アメリカン・ウィスキーのブレンデッドは、スコッチやスコッチの製法を基にしているジャパニーズ・ウィスキーとは違います。ちょっと長いですが、孫引きさせてもらいますと、

”ストレート・バーボンのようなストレート・ウイスキーを、アルコール度数50度に換算して20%以上使用し、残りを他のウイスキーやニュートラル・スピリッツなどでブレンドしたもの。度数40度以上で瓶詰めする。軽く爽やかな口当たりで、飲みやすいのが特徴。”(「サントリー・WHiSKY on the Web ウィスキーあれこれ辞典>ウィスキーの用語集」より抜粋させていただきました。)

 なんとなく、読んでるとあまり美味そう気がしないのですが、ハイボールで飲むにはいいのかもしれません。味と香りが強く主張しなければ、薄めに作ってビール替わりもよさそう。

 このラベル後、どのくらい変遷があったのかは、ちょっと見当がつかないのですが、ボトリング自体は1989年のようです。ラベルには特級表示無し。ちょうど端境期のものでしょう。

フォレスト・セラーズ・カベルネ/2004

2009年02月05日 | ワイン

 昨晩飲んだワイン。ていうか、週末からちょっと体調を崩していて、ホントは酒飲んでる場合でもなかったのですが、ついつい復調してきたので抜栓。これが後々悪夢を見る事に。

 カリフォルニア・セントラル・ヴァレーで産したカベルネ。思ったとおりタンニンは控えめ。酸も柔らかいため、甘いカベルネを堪能しましたが、実は意外と奥底のメリハリはしっかりしているよう。ただもう、無批判に能天気な南国ブドウのあっけらかんとした味わいに、細かい事はどうでもいいじゃん的な楽しさが支配しているワインです。千円前後の価格帯は買いだと思うが、残念ながらネット上ではほとんど見ません。

 美味しく楽しく飲んだのですが、就寝後、またもや体調不良がぶり返し…

 はい。当分また静養いたします…