百瓶逸酒

我が家にある各種開封・未開封のお酒を記録するのが目的のブログです。
単なる自分の整理のためだけですが^^;

レミーマルタン・ルイⅩⅢ世

2006年12月30日 | コニャック
本日のお酒。
明日から温泉で越年することになっていますので、これが本年最後のブログになります。
さて、最後を締めくくる酒はなんにしようか?という事で、ここはひとつ景気良く(?)ルイ13世といきました。
…しかし、ご覧の通りの未開封。なんにも書くことがありません。開封したらまたブログに上げようと思います。オークションで入手したのですが、かなり古いボトルのようです。

今年の9月にブログを始め、だらだら書いているうちに2006年ももう少し。
来年もまた、オチも盛り上がりもなくたんたんと書いてまいります。思い出された時に、チラリと眺めてあげてください。さらにお時間があれば、コメントなどいただければ幸いです。励みにもなりますので。

それでは新年が皆様にとって良い年でありますように。

オールド・パー"500"

2006年12月29日 | スコッチ・ブレンデッド
本日のお酒。
オールド・パーと言えば、ブレンデッドの高級ブランド。最近は価格の上で随分身近な存在になりましたが、私が若い頃は高値の花のブランドでした。
その頃、BARに行ってカクテルの「オールド・パル」を頼むと、かなりの確率でオールド・パーと聞き間違えられて、「飲み方は?」と言われてあせったものでした。「?? そのままで。」と答えて、オールド・パーのストレートが出てきて、勘定を払う時に冷や汗をかいたりしましたが。
このボトルは1983年、オールド・パーのモデル、トーマス・パーの生誕500年として作られた記念ボトルです。2,000本限定で作られたという話ですが、ナンバリングはありません。中身は15年もの。ジャグはスポード製です。
甘口、濃厚、へヴィータイプのオールド・パーで、特筆すべきは現在のものに比べてかなりモルティ。昔はふんだんにモルトを使えたのですねぇ。

ダン・イーダン グレンドロナック11年

2006年12月28日 | スコッチ・シングルモルト
本日のお酒。
旨安ボトリングで有名なダン・イーダンのグレンドロナックです。
1990年1月蒸留、2001年9月ボトリングの11年です。カスクナンバー573、ボトリング372本の136番。
色合いはとても薄いです。11年なら本来こういうものでしょう。ドロナックと言えば、なんとなく濃厚シェリーという印象ですが、本来腰の強いどっしりした酒質ですので、オークカスクの方が本来の良さを引き出すような気がします。
木の実、糖蜜系の香りが割りに一本調子に続き、複雑さには欠けますが、甘ったるさが少ないので飲み飽きはしません。気軽に楽しめるドロナックとして好印象です。(昔はオフィシャルも気軽に楽しめていたのですが…)
私は辞書を引き引き裏ラベルを読むのが好きなのですが、このシリーズの輸入業者のシールの貼りかたは、はっきり言って酷いです。裏ラベルの半分近くまで貼っています。どうせこんな所読む奴はいないだろう、という雑さが見え見えです。ワインでこんな貼りかたしたら大変だろうなぁ。

金峰櫻井

2006年12月27日 | 焼酎
本日のお酒。ひさびさの焼酎です。
櫻井酒造の芋焼酎です。櫻井酒造は鹿児島県日置郡にあり、と書きかけていたら、町村合併で今は南さつま市になっていました。小規模な蔵ながらなかなか秀逸な焼酎を作られています。
この金峰櫻井は白麹:黒麹割合が8:2であるとか。なかなか甘く香ばしい香りで、雑味が少なく後味がスッキリしているのが好ましいです。この季節お湯割りが沁みます。
なかなか出荷量が少なく、手に入りにくいのが難点。私はこのお店で購入させてもらっています。

ダニエル・ブージュ・ロイヤル

2006年12月26日 | コニャック
本日のお酒。ダニエル・ブージュのカスク、15年ものです。
最近、大手だけではなく、こういう小規模で良質なコニャックが日本にも入ってくるようになり、大変嬉しい限りです。なにせグランド・シャンパーニュにして、さらにプルミエ・クリュ、しかもBRUT DE FUT(樽出し原酒)の60度。実に嬉しいコニャックです。
色合いはとても濃く、醤油よりやや薄いかな、という具合。しかし、カラメルは使ってないんですねぇ。香りは15年にしては複雑で、フローラルはあまり感じないがタニックでスイート。新樽での熟成がうまく作用しているようです。味わいはトロリとして、まろやか。度数は感じないため、チェイサーを飲まないと後でキいてきます。余韻も長く響きます。
シングルモルトの流行の影響があるのでしょうか。コニャックでもシングル・ディスティラリーや、補糖無し・ノンカラーリングなど、原酒を楽しめるコニャックが散見されます。こういった潮流が拡大していくのは大歓迎です。

コアントロー

2006年12月25日 | リキュール
本日のお酒。フランスで、いや世界中で愛され続けるホワイト・キュラソーの代表的銘柄。製菓用としても広く知られています。
決してくどくない、フローラルやオレンジの香りが愛らしい上品でよく出来たリキュールです。
しかし上品なリキュールとは言え、その度数は40度。以前は、スピリッツにオレンジの果皮を浸漬させただけだと思っていたのですが、実はそれを蒸留して加水、加糖したものなのです。度数が高いのも当たり前ですね。
私はよく、食後のデザート代わりにオン・ザ・ロックで飲んだり、ウィスキーなどを飲み飽きた時にミネラルウォーターにレモンと一緒に入れてチェイサーとして楽しんでます。
キュラソーと言うと、その昔ウルトラセブンにキュラソ星人という敵が出てきていたのを、いつも反射的に思い出してしまいます。若い人には全くわからない話ですね、すいません。

チーフタンズ・バルミニック11年

2006年12月24日 | スコッチ・シングルモルト
本日のお酒。チーフタンズシリーズのバルミニック、スペイサイドの蒸留所です。
1990年9月蒸留、2001年10月ボトリングの11年です。総ボトリング数はわかりませんが、ボトルナンバー768でそこそこのボトリング数。カスクナンバーは90211-90212とあります。今は知りませんが、この頃のチーフタンズは2種類のカスクからボトリングしているようです。オークカスク(多分)で熟成後、ラムウッドでフィニッシュ。これを買った頃はラムウッド・フィニッシュがマイブームでした。ちょっと醒めたけど。
香りはきわめて甘く、これはラムウッドの功罪でもあるのですが、ラムウッドは多少ヘタレな酒質でも強引に甘くてリッチな感じに仕上げてしまいます。
このボトルは3年ほど経ってるでしょうか、早めに飲みきってしまわなかったために、ややボディの軽さが目立つようになってきました。これがこのボトルの本来のスタイルだったのでしょう。素直な美味しさはあるのですが。

本日はクリスマス・イヴ。いろんなところで楽しいひと時が過ごされるでしょう。
私はコタツで鶏の水炊きにぬる燗でキュッ。ムードがありませんな。
なんにせよ皆様、楽しいクリスマスを。メリー・クリスマス!

ポール・ジロー エクストラ・ヴィユー

2006年12月22日 | コニャック
本日のお酒。最近不振のコニャックでは、異例とも言える人気を保つポール・ジローの25年ものです。
ポー・ルジローはヴートヴィユ村に小規模の自家畑を持っているため、栽培・蒸留・熟成まで手がけたグランド・シャンパーニュ規格の良質なコニャックを作っています。畑の規模だけで言えば、以前に書いたフラパンの1/10程度なのです。
この25年は、15年に比べて葡萄本来の香りよりフローラルで柑橘系のアロマを感じます。その後刻々と変化して、最終的に熟成感からくるどっしりと腰の座った甘味が広がっていきます。味わいは繊細で優美。熟成感もほどよく感じられ、ゆっくりと楽しめるコニャックです。確かに日本人向きのブランデーといえるのではないでしょうか。

ロングロウ1992・ケイデンヘッド

2006年12月21日 | スコッチ・シングルモルト
本日のお酒。ケイデンヘッドのボトリングによるロングロウです。
1992年に蒸留、2001年にボトリングの9年ものカスク。56.8%です。
シェリーカスクであるかと思いきや、バーボンカスクのホッグスヘッド。かなりいい感じの濃さの色合いです。
香りは、オフィシャルに比べてかなりピーティー、遅れて蜜、ラムではない甘さが感じられます。若いコニャックのような印象を受けました。
味わいもとても力強く、ストレート。堂々としたど真ん中の美味さのロングロウって感じがします。潮っぽさもよく感じられて、ヨードの感じからするとアイラと勘違いしそうです。後口に若干苦味があるかな。
加水しても全然崩れず、逆に甘味が増していくような気がします。
海岸近くのモルトは、年数が若いものに時々ハッとするような良質のものと出会うときがあります。これはロングロウのカスクという事で、リリースした時に飛びついたのですが、飲んでみて当たりを引いた、と大変嬉しかったことを覚えています。個人的には海沿いモルトは年数が若いもののほうが好みですね。

こんなふうに、老舗ボトラーのけれん味のない美味しいモルトに当たると、昨今の新興ボトラーの乱立と、「企画過剰」「物語過剰」なモルトの氾濫についてちょっと考え込んでしまいます。

フェテスカ・ネアグラ スペシャルリザーヴ 2002

2006年12月20日 | ワイン
本日のお酒。今日は週に3度の晩酌の日。
たまにはワインでもと思い、先日ひょんなことから入手した赤を飲むことにします。
このワインはルーマニアのワイン。後にも先にもルーマニアのワインは初体験。楽しみです。フェテスカ・ネアグラとはルーマニア特産のぶどう品種。まだ飲んでないので味はわかりませんので、同封の商品説明によると、
   「濃いルビー色黒色系のベリーの香、熟成感が強い。
    遅めに収穫されたブドウを新オーク樽で熟成、
    タンニンが味の複雑さを強調。他の一般的なワイン
    にない独特の風味を持っている古いブドウ品種の一つ。
    赤肉、パスタ、ハードチーズに適している。」
だそうです。

ルーマニア、と言われてみなさん何を連想しますか?
チャウシェスク、ドラキュラ、コマネチ…
思い切り知識が貧困です。あ、あとツイカも知ってます。プラムの酒ですね。
Wikipediaを読んでいたら、「ローマ人の国」という意味だそうです。なるほど。