百瓶逸酒

我が家にある各種開封・未開封のお酒を記録するのが目的のブログです。
単なる自分の整理のためだけですが^^;

オールドフィッツジェラルド・1849

2007年03月30日 | アメリカン・ウィスキー

本日のお酒。 ジミー・カーター元大統領が好んでいた(亡くなってないけど)銘柄です。そういえばあの人も南部出身でした。 このボトルもあんまり見なくなりました。8年熟成です。華やかな香りと味で、ライトで綺麗なバーボンです。オールドフィッツと言えば、熱狂的なファンを持つのが、ベリー・ベリー・オールドフィッツジェラルド。私も20年近く前に飲んだ時に、なんて香りのいいバーボンなのか、と陶然となった記憶があります。その後も何度か飲む機会があったのですが、なぜかそれほどの感動はありませんでした。ファーストインパクトに勝る名酒なし。 妻の里帰りに同行し、4/4まで横浜に参ります。そのためこのブログもその間お休み。横浜でも飲む機会があるかと思いますし、面白い酒をゲットしましたら、またこちらでご紹介します。それではしばしのお別れを。

あらためて飲むと、ほんとにうまく出来た酒です。


霞しぼり・緑川

2007年03月29日 | 日本酒
本日、じゃなくて昨日の晩酌。
生酒の季節。桜の季節。季節に合った酒を飲みたくて、冷蔵庫で寝かせていたこれを開封。
霞しぼり・緑川は、年に一度の限定出荷。北陸12号(地元農家との契約栽培で復活させた酒米)で造った生酒に、澱をからめた絞りたてのにごり酒。
わざとゆすらず上澄みの透明な部分を飲むと、綺麗な酸味が立ち上がり、嫌味なく喉を滑り落ちます。さらに飲み進めると、徐々に澱と混ざり始めて、透明感に米の旨味が加わります。最後にうっすら残った澱は米本来の甘み。しかし全体的な甘さは感じない。名の通り、春霞を思わせる透明感あふれた酒質。さらっと、ふわっと儚く消える春の淡雪のよう。
軽快に、かつじっくり楽しめた一本でした。

メーカーズマーク・ブルートップ・キーンランドボトル2002

2007年03月28日 | アメリカン・ウィスキー
本日のお酒。
今日が最後のメーカーズマークです。引っ張りすぎましたが。
このメーカーズマークのオーナー、ビル・サミュエルJr氏は根っからのケンタッキーっ子で、清々しいほどの地元贔屓なのですね。だってこのボトル。キーンランド競馬場の、第6回メーカーズマーク杯の記念ボトル。
…なのに。写真中央の人物はBill・Keightleyなる人物。もちろんほとんどの日本人は知らないはず。いや、アメリカ人でさえも。この方、ケンタッキー大のバスケットボールチーム、"Wild Cats"のイクイップメント・マネージャー。(直訳すれば用具係り。もちろん日本の感覚ではないですよ。むこうは役割分担をかなり細密・厳密に分担し、大きな責任と権限を持たせているので。)Mr.Wild Catsとして40年もマネージャーをこなしてる方で、その75歳のバースデイ記念にこのデザインをボトル化しているのです。しかも、このボトルの収益をすべて大学のバスケットボール・ミュージアムに寄付してるようだし。熱狂的なファンであることはわかるのですが、ちょっとついていけないですね、正直。

一応、これでメーカーズマーク編は終了。あー、疲れた。あと入手しやすいのは、ジュレップのグリーンボトルあたりですが、これは持ってません。個人的に好きな味ではないので。
ちなみにこれら以外にも、メーカーズマークは記念ボトルを続発させているので、非常にコアな蒐集家がいらっしゃいます。わたし的にはもうお腹いっぱい。

メーカーズマーク・明治屋創業120周年記念ボトル

2007年03月27日 | アメリカン・ウィスキー
本日のお酒。
そしてしつこくメーカーズマークは続くのです。
明治屋さんカラーであるブルートップと、おなじみの赤のミツウロコをあしらった記念ボトルです。2005年の発売となりました。
いつもとは見慣れないブルートップと、会社マークの封蝋にリボンが、愛らしいボトルです。ネックにかかった商品タグにはしっかり、中身はレッドトップとなります、と記載されてます。思い切り良心的。
こういうボトルは正直、飲むボトルではないですね。

メーカーズマーク・VIP

2007年03月26日 | アメリカン・ウィスキー
本日のお酒。
いい加減飽きた、という声もありましょうが、いま少しのご辛抱を。
今回はVIP。これまたほぼ終売状態。リリースされた頃も幻の銘柄だったのですが、今や名実共に幻状態。
以前にBARでレギュラーと飲み比べたのですが、度数の差による(45%)味わいの差はあまり感じられません。まろやかさが幾分多い、といったところでしょうか。
元々このボトルは中央部分になんのラベルも貼ってありません。添付のハガキに印刷内容を記載して蒸留所に送ると、内容をプリントしたラベルを返送してくれます。写真真ん中のゴールドのラベルがそうです。しかし、実際に送られた方は少ないかもしれません。物好きなのです、私は。
日付は21世紀に入った正月に飲もうと、わざわざ事前に作ってもらったものです。…しかし、その日に開封するのをすっかり忘れて、全く意味の無いラベルとなってしまいました。大バカモノなのです、私。

そんな事を書いていたら、
無性にウイスキーが飲みたくなった。
理由はわからん
[(C)Bar:Colon日記]

メーカーズマーク・ゴールドトップ

2007年03月25日 | アメリカン・ウィスキー
本日のお酒。
さて今日はゴールドトップです。ケンタッキーダービーを記念して作られた限定ヴァージョン。度数も若干高めの101プルーフ。しかし、バーボンは原酒が変わらない限り、そうそう味や香りに差異が出るもんではありません。以前に飲んだときは、味にコクがあるように感じましたが、やはり度数のせいでしょう。
すでに5~6年前に終売となったはず。このボトルも駆け込みで買ったクチです。スタンダードと比較して格段に美味い、とかそういうことも無いので、なかなか封は開かないですね、この手のものは。

メーカーズマーク・ブラックトップ

2007年03月24日 | アメリカン・ウィスキー
本日のお酒。
日本限定のアイテムだったようです。これも生産中止につき、終売。原酒不足をお詫びポスターにまでしているので、当然余分な商品にまで手が回らないのでしょう。
ライ麦を使用しないまろやかな製法という資料がありますが、日本市場に眼を向けた商品だったのでしょう。日本はアメリカンウィスキーの一大消費市場であるだけに(アメリカ人自体のバーボン離れもあり、日本が世界最大のアメリカンウィスキー消費国との話も)、なかなかないがしろには出来なかったのでしょうか。
リリース当時は、このパチモン臭さがなんとも好きでした。嫌いじゃないんです、こういうのって。仮面ライダーに対する偽ライダー(マフラーが黄色ね)みたいな。…ちょっと違うか。

メーカーズ・マーク

2007年03月23日 | アメリカン・ウィスキー
本日のお酒。
定番中の定番です。今は価格もリーズナブルなものですが、これが特級だったころは、それはそれは(私にとっては)高価なものでした。
荒々しくなく、洗練された都会的なバーボン。自分的にはなんとなく相反する概念ですが、ともかく柔らかさと爽やかさをうまくバランスさせた佳酒だと思います。
ハンドメイドなので封蝋にパターンがあるそうですが、そんなに極端な違いを見たことがありません。ともあれ、この封蝋がこのバーボンの人気を決定付けたと言ってもいいのではないでしょうか。
これから封蝋の色違いパターンを何種類かアップしていきます。

ジョニードラム15年

2007年03月22日 | アメリカン・ウィスキー
本日のお酒。
最近見かけなくなってしまったジョニードラムの15年です。たまに入荷しても結構高くなってしまいました。
以前、「エリザベスタウン」という映画が上映されていたのをご存知でしょうか。映画自体は、設定の無謀さ、演出の中だるみがあって、宣伝ほど「感動」は無かったのですが、舞台となるケンタッキー州の映像がとても良かったのです。特にラストにかけて、主人公が車で色々な街を訪れるシーンにロックのBGMを流しているのですが、「U2」が流れ出したときには、それだけで元とった、と思いました。上映が夜の回だったので、すぐさまバーボンを飲みにBARへ行きましたけど。とてもバーボンを渇望させる画でした。
件のジョニー・ドラムとはセールスマンの名前。樽買いしてブレンドしたものに自分の名前をつけて売り出したそうです。現在はヘブンヒルの原酒を使ってます。ケッタッキー州ネルソン郡バーズタウン製造。エリザベスタウンのあるハーディン郡はお隣。確かネルソン郡ってドライカウンティー(禁酒地域)だったような。蒸留所のメッカなのに、妙な話です。