本日のウィスキー。すっかり定番といってもおかしくないナデューラです。ゲール語で"ナチュラル"を意味するナデューラは、ファーストフィルバーボンカスクで16年熟成、ノン・チルでカスク・ストレングス。ボトル・バッチで度数が変わってきます。このボトルは"08/08 0808F"で57.6%
昨今、ボトラー・オフィシャルに限らず、シングルモルトの付加価値=フィニッシュものなどの新機軸あるいは長期熟成、という発想しかないのかと、少々うんざりする感が否めなかったのですが、このリベットは刮目に値するものでした。
最近のトレンドがなんらかの"付け足し"であったならば、この秀逸なモルトはまさしく"剥ぎ取り"。飲みやすい度数に調整されたリベットではなく、ネイキッドの状態で最大のポテンシャルを発揮する見事な原酒のチョイス。蒸留所の意気込みが伝わってくる感があります。花や蜜、ベリー系の果実、シリアルや若干の土の匂い。堂々とした一本です。度数の強さはありますが、最初はぜひストレートで飲んで欲しいモルトです。
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