百瓶逸酒

我が家にある各種開封・未開封のお酒を記録するのが目的のブログです。
単なる自分の整理のためだけですが^^;

シャサーニュ・モンラッシェ1er・ラ・グランド・モンターニュ/1998・バシュレ・ラモネ

2007年12月29日 | ワイン


 いよいよ押し詰まってまいりました。何かと気ぜわしいこの時期、こんなノーテンキなブログ書いておっていいのかと思いつつ、これが本年最後のブログです。
 今晩飲んだワイン。今年最後のワインなので、少し気張ったものをと思い抜栓。このワインは、とある事のお礼(決してそんな大した事ではなかったにもかかわらず)にいただいたもので、恐縮しつつ喜んで飲ませてもらいました。
 この生産者は、某アメリカ人評論家に辛口のコメントをもらった事で有名になったのですが、近年はメキメキ品質をあげているようです。しかし仕事とはいえ、評論家というのは罪作りな商売ですねぇ。
 樽香からのバニラの香りが心地よく、糖蜜の香り、柑橘系フルーツの香り。複雑に絡み合っています。そしてネットリした酒質。美味く熟成がすすんだ高品質の白ワインの味わい。年の最後にいいものを飲ませていただきました。それにしても、まだまだ枯れていない、やや硬さも残すところは、この生産者の頑固な作りを感じさせるとは勘繰りすぎでしょうか。
 

 今年も一年くだらない駄文を書き連ね、皆様のお目を汚しました。来年も変わらず、マイペースで書いてまいります。お暇な時には、また覗きに来てくださいませ。
 皆様良いお年をお迎えください。来年もよろしくお願いします。             作者敬白


奥の松・全米吟醸

2007年12月28日 | 日本酒


 先日飲んだお酒。福島県二本松、奥の松酒造の全米吟醸です。純米ではありません。
 安易な引用は嫌なのですが、私が駄文を連ねるより、HP文を引用させてもらったほうが百倍も明瞭ですので以下に紹介させてもらいます。
 「全米吟醸」(以下、奥の松酒造HPより抜粋)
 「奥の松では本物=純米酒とお考えの方やアルコールを添加すること自体に不満や不安を感じている方にも吟醸酒のすばらしさを伝えたい。そして納得して飲んで頂けるためには醸造アルコールを自社の純米酒から造るという発想を致しました。醸造アルコールの代わりに自社の純米酒を蒸留し、ハイクオリティな米スピリッツを製造致しました。 (中略) 醸造アルコールの味わいまでも自社で手がけることにより奥の松の風味を出し、精米から一貫した製造ラインにまたひとつの安心と新しい旨さをプラス出来たものそれが「全米吟醸」です。」
 少々長く引用しましたが、こだわりが手に取るように分かります。純米で出したほうがはるかに手間はかかりませんよね。 派手な吟香は無く、米の旨味がよく伝わり、下手な純米にありがちな鈍重さもありません。
 試しに、凉冷えから熱燗まで試してみましたが、特に燗がアルコールのツーンとくる感じが無くて、美味しくいただけました。


エドゥ・シルバー

2007年12月27日 | その他のウィスキー


 本日のお酒。またまたマイナー好きの血が騒ぎ、年末にも関わらず買ってしまいました。
 フランスはブルターニュのシングルモルト、蕎麦を原料にしたウィスキーです。MENHIRS蒸留所というところで作られてます。シードルの醸造所だったという話。4~5年前にリリースされた覚えがありますが、久しぶりに再入荷してきたようです。
 2回蒸留の表記がありますが、柔らかい口当たり。意外に余韻は長いようです。味わいは「フルーティー」との宣伝文句が多かったのですが、シリアル・ナッツ系の印象が強く、どちらかと言うとソバという印象は感じられません。樽の影響と原料のせいか、香りはかなり独特。バニラ、草っぽさ、バタークリーム、そしてまごうことない蕎麦焼酎の香り。ま、そりゃそうでしょうけど。
 蕎麦を原料にしてもウィスキーと表記できるものなのか、やや感覚的に違和感はあるのですが、ラベルにはしっかり「WHISKY PUR  BLÉ NOIR」の文字が。EU規定の条項を見ていないので厳密に言えませんが、熟成年数や度数の決めはあっても原料の縛りは無いのでしょう。確かに原料の縛りを設けると、グレーンウィスキーが困ってしまいますね。

カレラ・エルニーニョ・シャルドネ/2003

2007年12月26日 | ワイン


 1日が48時間あれば…、と思う日々が続いております。体調を崩しておられませんか?インフルエンザもすでに流行期に入りつつあるようで、皆様くれぐれもご自愛下さい。
 さて、なかなかゆっくりPCの前に座る時間も無いまま、今日もちょっと前に飲んだワインネタ。カリフォルニアの雄、カレラのシャルドネです。非常にリーズナブルな価格。さすがカリフォルニア、シャルドネも果実味が開放的、南方系果実のニュアンスも感じさせます。旨味たっぷりで楽しめました。
 、翌日は本当に久しぶりの二日酔い。元々そんなに酷い二日酔いをしない体質なのですが、結構昼くらいまで苦しめられました。こちらの体調が良くなかったのでしょう。でもツラカッタ…

クリスマス

2007年12月25日 | 閑話

 皆様、楽しいクリスマスを過ごせたでしょうか。巷は連休でも、私の場合はフルタイム、仕事漬けでした。いたしかたありません。家族と過ごすホームパーティーも、23日に早々に終了。

 とりあえずは、そのとき飲んだワインだけでもアップ。

 マコン・ヴィラージュ・ヌーヴォ・2007/ブシャール・エイネ
 抜栓前に撮り忘れて、残ったのは空瓶。マコネー地区の白ワイン、ヌーヴォーです。そういや、ヌーヴォーは今年初めて飲みました。頂き物なので、味わいのことを書くのは無粋の極み。大変美味しくジャブジャブ飲みました。

 続いてはCh.カルボーニュ・1999。マイナーなシャトーと微妙なヴィンテージ。すでに若干枯れた感じが。香りもボディもふくらみに欠けて、面白みのないボルドーの典型。などと、失礼ななことを思ってたら、食後にチーズを食べながら飲んでると、突然、果実味と甘さが爆発。思い上がりな感想に反省。十分に美味しい、しかし出来ればもう少し前に飲んでたら、素晴らしい体験が出来たワインだったようです。


四文字熟語メーカー

2007年12月20日 | 閑話

 ネタが無い時のうそこメーカー。新作が出てました。名前を入力すると、自動的に四文字熟語を作成。

では、早速。


けちすけ
を表す四字熟語



成金美人




 …そ、そうっすか?わけわからん… んじゃ、本名でポチッ。


 

****を表す四字熟語




 

礼儀不足


 …あ、そ、そうっすね。否定は出来ません…
なんだか、1年の最後にトドメをさされた気がする… 


忘年会

2007年12月19日 | 外飲み

 昨晩はクロさんとひさびさの飲み。おなじみandrewsさんへ。しかも、日本酒持込み。ご迷惑おかけしました。クロさんご入手の、新潟屈指の知る人ぞ知る銘酒「鶴の友」。アテはクロさんにちなんで、ホタルイカの黒造り、坂角の「ゆかり」さらにスルメ(笑)。店内にいたお客さん、その後のご来店のお客さん、驚いたことと思います。失礼しました。
 鶴の友はひさしぶりに飲みましたが、あいかわらずの美味しさで、美味さを前面に主張するでなく、じっくりじんわり「普通」に旨い日本酒。気持ちのいい友と酌み交わすに最適なお酒でした。2時間ほどで一升がカラッポ。いい酒は蒸発するのが早いのです。
 美味しいトマトもいただいて、クロさん、何から何までありがとうございました。感謝です。年が明けて落ち着いたら、また八代にまいります。
 快く場所をお貸しいただいたandrewsのマスター、ご協力ありがとうございました。たまーに、またやりましょうね。

クローズ・エルミタージュ・セ・ル・プランタン/2006・ダール・エ・リボ

2007年12月17日 | ワイン

 昨晩のワイン。ダール・エ・リボのエルミタージュですが、完全に若飲み用です。2006ヴィンテージですが、今でも十分飲めます。ビオ特有のプチプチ微発泡がありますが、スワリング程度では消えません。気になる人は、デキャンタ使わないと無理かもしれません。私は風呂あがりということで、冷やし気味に飲んだらバッチリの美味さでした。もぎたてのブドウをすぐにジュースにして、ごくごくと喉越しよく飲み干す、そんな気分にさせるワインです。どうのこうのと難しい薀蓄を並べる必要の無い、カジュアルに飲み干せるワインです。
 ジャン・ダールとフランソワ・リボと言えば、マスコミ嫌い、評論家嫌いで、ビオディナミの実践でも、かなりコアなことやってますが、某ワイン漫画で糞味噌に叩かれてました。「ひゃー、そこまで名指しで叩くか」とも思いましたが、やはりビオ、好き嫌いが分かれますね。確かに還元香がつらすぎるワインもありますしね。
 

貴・純米ひやおろし

2007年12月16日 | 日本酒

 昨晩のお酒。山口は、永山本家酒造場の「貴」です。レギュラー銘柄は「男山」ですが、Dancyuなどに取り上げられたため、この銘柄が有名になりました。実際、非常に良く出来た酒です。県産山田錦で精米歩合60%、純米ですが、軽みがあり透明感のある美味さです。米の噛み応えをかんじさせる、しっかりした酒質と、鼻に抜けるキレのよさ。ぬる燗もいいですが、室内の気温の涼しさを感じながら、常温の旨みをじっくり味わいました。今更ながらではありますが、「ひやおろし」の語感も含めての味わい。

ヘーゼルバーン8年

2007年12月15日 | スコッチ・シングルモルト


 本日のお酒。ヘーゼルバーン、セカンドリリースです。
 ファーストリリースを飲んで、随分たってから購入したものです。正直、ファーストリリースは印象が曖昧でした。良く言えば瑕瑾の無い、意地の悪い見方をすればインパクトに乏しいボトルでした。
 今回のセカンドエディションは、ズングリとした最近のスプリングバンク型の、私があまり好まない垢抜けないデザインに変わりました。「スプリングバンク第3の蒸留所」、「ノンピート」、「3回蒸留」など、ネット上に酒屋さんの惹句が氾濫してましたが、私にとってはヘーゼルバーンと言えば、竹鶴政孝氏のスコッチ留学の学び先の一つ。もちろん、その頃とは全く違うものですが、在りし日の郷愁を思い起こさせます。
 3回蒸留ということで、短期間に熟成の早まりすぎたローランド・モルトを予想していたのですが、それよりはゆったり落ち着いた酒質のようです。花やフルーツを感じさせる香りはローズバンクを想起させます。甘味の多い味わいは、同時に辛さも感じさせるので、さほどくどくありません。全体によくまとまっていますが、もう少し熟成の長いもののほうが、よりポテンシャルを発揮出来そうな気がします。15年くらいが良さそうな気が。