百瓶逸酒

我が家にある各種開封・未開封のお酒を記録するのが目的のブログです。
単なる自分の整理のためだけですが^^;

日帰り弾丸グルメツアー

2009年09月28日 | 閑話

 JR九州に日帰りグルメきっぷなる商品がありまして。
ひさしく鉄道の旅もしていないと思い、昨日行ってきました、別府へ。
これがなかなかのハードスケジュール。

 朝8時30分最寄駅スタート。9時前に特急乗車。今回利用するのは、これ。


九州横断特急 
 人吉~別府をつなぐまさに横断列車なのだが、いかんせん驚くほど停車駅が多く、
感覚としては私鉄の準急か通勤快速。しかも2両編成。2両の特急て(笑)
 しかし車内改札の女性客室乗務員がすぐさま車内販売を行ったり、
スイッチバックのある立野駅では、ワンマン運転(!)のため運転士が
通路を通って先頭から後方の運転席に移動したりと、見所はたっぷりあって面白い。


車内は木目調で落ち着いた雰囲気。


まあ、ボーっと車窓を眺めてるのもなんなので、飲みつつ。


飲みつつ。


気がつけばいつのまにやら山の景色が海に。


無事、別府に到着。アバンギャルドな銅像にお出迎え。


セットの昼食をお世話になったのがホテル清風さん。

実は食事はびっくりするほど豪華でたくさんあったのだが、
バタバタ食べるのにかまけて写真を撮り忘れ。
まさしくこれが今回の弾丸ツアーの一番のネックだったのだが、
11時30分過ぎに別府到着、土産などを先に選びつつ、ホテル到着が12時。
温泉に入り、食事を始めたのが1時過ぎ。そして帰りの列車が2時43分。
ぐずぐず食べていられず、かっこむようにして終了。

唯一撮ったのがこれ。ご存知、城下カレイ。
めちゃくちゃ美味かった。


なんとか帰りの便に乗り込み、ホッとひといき
とりあえず飲む。


さらに飲む。


さらに…、もういいか。

朝8時出発し、帰宅は夕方6時。
ほとんど移動か、酒飲んでたかどっちか。
しかしまあ、列車の旅も楽しいもんでした。
料金もかなりお得でしたし。
またそのうち飲みに、いや乗りにいこうっと。




おまけ
怪しげなお店が入ってるわけではありません。
至極まっとうな店舗ビルでした。
 


GX200

2009年09月26日 | 閑話

 かなり悩んでいたのですが、とうとう買ってしまいました、RICOH GX200

 GR DIGITALⅢの発売もあったため、価格がこなれてくるかと思いきや、なかなか値崩れもせず。こういう商品の価格維持は強い。緊縮財政の折、清水舞台急降下の購入。トホホ。

 まだ本格的に使っていないので面白みが100%わかってませんが、操作性はかなり使い勝手良さそう。一眼レフまで踏み込めないものの、これだったら持ち運びにも最適だし、撮影範囲は増えそう。

 早速、明日の小旅行に持参しよっと♪

井無田高原キャンプ場 再び

2009年09月23日 | キャンプ

 みなさま楽しい連休を過ごせたでしょうか?前回のキャンプ場を再訪。天気にも恵まれゆったり楽しめました。娘も大きくなってきたので、親子3人で行くキャンプもそろそろおしまいかもしれません。


酒もたっぷり飲みました。アテは焼肉、芋煮鍋、ポトフ。 

 
前回は夜、天気不良だったのですが、今回は満天の星空。



帰りにちょっと立ち寄り。




山里にはもう秋がやってきてます。


シープ・ディップ

2009年09月18日 | ブレンデッド・モルト

 ヴァッテッド、じゃなかったブレンデッド・モルト。以前書いたスペンサーフィールド・スピリッツのボトリング。例によってリチャード・パターソンのブレンド。

 裏書によると、"the four traditional malt whisky regions"の8~12年もののモルトを、フレッシュ・アメリカンオークバレルでマリッジしているとあります。マリッジの期間は不明。モルトの数も記載無し。この4つの伝統的なモルトウィスキー生産地がどこなのかも気になるところです。ハイランド、スペイサイド、ローランド、アイランド、あるいはキャンベルタウン?パターソン氏のブレンドなら、まろやかで甘みのあるブレンドでしょうか?

 この変わったネーミングのウィスキーは、やはり以前にあった銘柄の名前を復刻させたもののようです。"SHEEP DIP"は直訳すると洗羊槽。実際は羊を洗う洗液を指すようです。つまり、その昔のスコットランドの農家が"home-made"ウィスキーを造っていた頃、収税吏の目をくらますため、樽に"SHEEP DIP"と書いていたという逸話をネーミングにしたもの。スコティッシュ・ブラックフェイス(スコットランド、いや英国で最も多い顔の黒い種)の顔面アップがド迫力のラベル。

 あ、SW中はのキャンプ場へ引きこもりますので、ブログアップはありません。みなさまも楽しいSWをお送りください。

イ・ソーディ・サン・ニッコロ/1993・カステラーレ・ディ・カステリーナ

2009年09月16日 | ワイン

 カステラーレ・ディ・カステリーナのフラッグシップ、サン・ニッコロの古酒、'93です。今では格付けI.G.T.トスカーナになってますが、このヴィンテージはVINO DA TAVOLA。

 セパージュはサンジョベートにマルヴァジア・ネーラ。サンジョベートはサンジョベーゼのオリジナル・クローンです。ラベルの鳥はORTOLANO(ズアオホオジロ)。うちの裏の山で見かけるホオジロとは全く違っています。ヨーロッパ生息種のようです。また、ORTOLANOには果樹園の意もあるようです。意味深長。

 ガーネット色に熟成した色合いから、かなり薄いタイプかと思いきや、後半(ボトル下部)に思いっきり強靭な部分が隠れてました。澱もすごい。タバコの葉の香り。色々な香りが複雑に絡み合ってますが、いずれもやや沈殿した感じ。若飲み好みのわたしとしては、ややピークを過ぎてしまったかな、という印象。

 しかし、全体的に勢いもあり、ピッと尖る酸味にもあふれ、単にコテコテに濃いタイプのトスカーナに比べたら、随分綺麗に成熟したワインです。好みの差はあれ、なかなか上手な年月の経かたをしてます。

 ここまで書いていて、なんとなく1993という年に記憶があると思ったら、アア、ナンテコッタ、ケッコンシタトシデハナイカ。今年の結婚記念日に開ければよかった…。
 結婚した年に生まれたワイン。その成熟感と、我がことを思い比べ、もう一度深く唸ってしまう…。

CAFE FUNTIME

2009年09月13日 | 外飲み

 ブログ友達のマユミさんがカフェを開店。早速、お邪魔しました。
オッサンひとりが来店してういてしまわないか、チョット心配。

シンプルデザインだけど、冷たくない内装。
なんとなく、高校生の時に背伸びして入ってた
カフェ(喫茶店)を思い出しました。



ハイネケンの生が飲めるのが嬉しい。
後ろのテーブルの若い人がビールの杯を重ねているのも楽しい。

毎月お邪魔しているお客さんの近くなので、また立ち寄ろうっと。


CAFE FUNTIME(カフェ・ファンタイム)
熊本市南坪井町5ー26サウスファイブビル2F
096-351-5225
OPEN:1500〜2300(日祝は2100まで)月曜定休



カプロ・ロッソ/2001 ファットリーア・ディ・バニョーロ

2009年09月11日 | ワイン

 またまたイタリア。地域別に飲み比べれば、それこそ世界旅行かと思わせる多様性。そしてその割安感。安くて旨いワインは各国あれど、深い満足感まで感じさせてくれるのはイタリアがダントツ。ま、あくまでわたしにとってはですが。よっぽどウマが合うのでしょう。

 このワインはトスカーナ、生産量の少ない、したがって銘柄も限定されたファットリーア・ディ・バニョーロのフラッグシップ、カプロ・ロッソ。年5,000本程度。その'01です。

 濃醇なベリー系とバニラの甘い香り。熟成感もありながら、その腰の強い酒質が、まだまだ成熟の終了をはねのけている味わい。豪壮で重厚ながら、ほどよい酸味が軽やかさも引き出し、飲み疲れなく最後まで楽しめました。じーーーっと続くアフターフレーバーにココアのような香りと粉っぽさが。

ピッグス・ノーズ

2009年09月10日 | スコッチ・ブレンデッド



 ユーモラスな、しかしよく見るとリアルな豚がちょっと怖い、スコッチ・ブレンデッドです。

 スペンサーフィールド・スピリッツという会社のものだそうです。その昔は、かのハロッズでも売られていたという銘柄を復刻。5年熟成で、使用モルトは不明ですが、グレーンはインバーゴードンを使用しているようです。
 名前の"Pig's Nose"が、そもそも"Soft as a Pig's Nose"という成句からとっているように、"Smoothness"なウィスキーであるようですので、ローランドがメインに使われているのかな、とも思いますが、真相はいかに。

 ブレンドは、あのリチャード・パターソンが行っているということですので、凡百のスコッチでは味わえないブレンドの妙が楽しめるかもしれません。

 国内で扱われた銘柄は、ノンエイジングで こういう ↓ ラベル。


 画像の5年ものはイギリス国内マーケット流通のものです。


コルネル・コルネリウス・ロッソ/2001・コルテレンツィオ

2009年09月08日 | ワイン

 イタリア、トレンティーノはアルト・アディジェの醸造組合、コルテレンツィオのフラッグシップである、コルネリウスです。ヴィンテージも良年01。

 アルト・アディジェなので、スマートでスタイリッシュなワインかと想像していたら、とてもどっしりと骨太な酒質でした。セパージュが土着品種ではなく、カベルネとメルローだったので、さもありなんというところでしょうが、タンニンも上質、酸味もたっぷりとしてくどさを押さえ込んでます。幾分未成熟な青臭さが気になるところ。

 シンプルなラベルで、いかにもクール&スタイリッシュなイタリアンデザインですが、同じコルテレンツィオでも、"ラ・フォア"になると超インパクト。これ以降のヴィンテージは"ロッソ"表記が、"メルロー・カベルネ"に変わっています。

エンシェント・エイジ

2009年09月07日 | アメリカン・ウィスキー


 本日はバーボン。

 もはや細かい説明は不要の超有名ブランド。ラベルは現行と違っています。ボトリングは例により、瓶底のエンボスで確認すると90年。なので特級表示無し。

 1869年、フランクフォートにディステラリーを興したベンジャミン・H・ブラントンは、高級シングル・バレル・バーボンに自分の名前を残すことになりますが、エンシェント・エイジの発売はずっと下って、第2次世界大戦終結後の1946年。現代的、とは全く正反対の商品ブランドが、逆に懐古趣味をくすぐったのか、爆発的にヒットします。

 味わいはドライなバーボンで、酸味をそこそこ感じるタイプですが、決して飲みにくいものではありません。逆に普段飲みに最適なのかも。昔飲んだ時はもっと荒く感じたのですが、なにしろ酒経験値が未熟なころですからちょっとあいまいです。

 1番初めに飲んだ銘柄はバーボン・デラックス。2番目はハードボイルド小説で見かけたフォア・ローゼス。3番目は松田優作氏が好きだったオールド・クロウ。4番目に飲んだのがこのエンシェント・エイジでした。不思議と、こんなことは忘れません。