本日のお酒。ダンヒルのオリジナルブレンド。オールド・マスターが有名ですが、これはそのセカンドブランド。最近さっぱり見ませんが。
よくよく見ると、妙に左右が歪んで見えます。このボトルデザインは、1845年にダンヒル家に送られたデキャンタのプロトタイプを忠実に摸写しており、未熟なボトル製造のため、暖炉の熱で片側が溶けた部分まで再現してます。この時代はヴィクトリア女王統治時代、さもありなんとは思います。
香りは、スペイサイド特有のシェリー香から、糖蜜、果物の醗酵臭。正直、香りはもっと平板かと思いました。好印象。味わいは、始めにアルコールの強さを感じ、これが辛口に感じられる。アルコールのアタックが消えた頃、蜜の甘さがじんわり立ち昇る。ただし同時に酸味が上がってきて甘さを払拭する。後口に若干の苦味。フィニッシュは意外に長い。
ボトルには全て通し番号入り。ボトルに添付されている登録証で登録すると証明書が発行され、ロンドンのダンヒル本店に保管されている名簿に記載されるらしいです(今はさだかではないですが)。このボトルは"G051031B"。でもこの番号は裏面に記載、相変わらず無神経な輸入業者シールのため、確認するのにひと苦労でした。
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この形のウィスキーを一般に販売しはじめたのは1982年からになります。
高いかどうかということになりますと、現在国内での流通はほぼ皆無ですので、一般市場価格が無い以上、オークション等での相対取引しかその価値を図る方法はないと思います。
ダンヒルもオールドマスターかジェントルマンズなのかでもクラスが変わってきます。特級表示があれば、幾分プレミアムがつくというところでしょうか。
『ダンヒル』ウイスキー少し手伝いをしたら、
いただきました
(笑)