百瓶逸酒

我が家にある各種開封・未開封のお酒を記録するのが目的のブログです。
単なる自分の整理のためだけですが^^;

ポールジロー・ヴェネラブル

2007年09月28日 | コニャック

 本日のお酒。ポールジローにハマっていた時期に購入した限定品。総数600本です。その後、セカンドエディションが出ましたが、こちらはファーストリリース分。№150/600です。ヴェネラブルは「崇拝すべき、尊ぶべき」の意を持つ、歴史や宗教の連想を伴った語で、高齢の人、樹齢数百年の大木や、古い建物などの形容に使われているそうで、そう言えばコニャックではこれを使う銘柄を散見します。

 このボトルには並行品が存在しません。ジャパン・インポートシステムが、ポール・ジロー氏に、特別に依頼し、日本向けカスクストレングスを瓶詰めしてもらったものだからです。「特別に樽を選んで」のボトリングらしく、カスクといっても48.2%しかありません。スコッチとは違い、この位の度数に落ちたものをボトリングしているらしく、30年前後の樽だったようです。豊富な在庫があればこその贅沢品でしょう。
 30年もので樽出しであれば、スコッチだとかなりウッディになると思われるのですが、びっくりするくらいフレッシュで、エレガントな仕上がり。もちろんポールジローの繊細なフローラルの香りも、オフィシャルに劣らず、いやそれ以上に健在。飲み口もスムーズで、48度を感じさせない柔らかさをまとっています。やはりウィスキーとは流れる時間が違うのでしょう。

 さすがポールジロー、日本人の好みをよく理解してらっしゃる。



サン・ヴェラン トラディッション/2003・ドメーヌ・ド・ラ・クルーズ

2007年09月27日 | ワイン

 昨夜の晩酌。まだまだ暑さも抜けないので白ワイン。ACサン・ヴェラン、飲むのは初めてでした。
 とにかくミネラリー。分厚い酒質で、ちょっと野暮ったい。真夏に飲まなくて良かった。セパージュも見ないで飲んだのですが、シャルドネ100%でした。へー。
 南方系果実の香りはするし、酸は少ないしで、ブルゴーニュとは思えない陽気さ。まあ、美味いから良かったけど。で、初めから飲み終わるまで変化無し。なんともストレートなワインでした。昨今の異常とも思える価格高騰(円安のせいでしょうけど)からすれば、お手頃価格も嬉しいワイン。

リンクウッド1988・シグナトリー

2007年09月26日 | スコッチ・シングルモルト

 本日のお酒。リンクウッド、シグナトリーの43%。
 1988年11月30日蒸留、シェリーバットにて熟成後、2000年12月7日ボトリングの12年。ちょうどいい熟成年じゃないでしょうか。№257/922です。
 香りは大変上品なシェリー香、硫黄臭の無い柔らかな香り。フローラル、レーズン、ナッティ。とても柔らかなリンクウッドです。味わいもライトでソフト。ピートも感じますが、ドライですっきりした潔いフィニッシュ。43%という度数を意識しているのか、大変ほどのよいボトリングに仕上がってます。色々飲み比べる時には一番に忘れてしまいそうな控え目さでしょうが、自宅でくつろぎながら飲んでいると時間を忘れてしまいそうなモルト。実に気の良い奴です。
 以前にいただいたリンクウッドとはまた個性が違うモルトですが、ストレートな、スペイサイドらしい出来の良いシェリー熟成を飲みたい時には最適の一本です。

いこいの村

2007年09月25日 | キャンプ

9月22~24日、やっとキャンプへ。天気は上々。いざ阿蘇へ!



場所はいつもの「いこいの村」。2泊ともなると、予算的にココ。
しかしながら、ひろびろとしてるし、設備もちゃんとしてるし、焚き木だって拾えちゃう。
周辺に店も多いし、かなり便利。
こちとら厳しい自然と格闘するダイハードなキャンプなんぞ、まっぴらごめんなヘナチョコキャンパーですから、便利が一番。


大分くたびれてきた、某社のテント。この配色はキャンプ初心者丸出しです。今回は設営も1時間くらいで完了。設営と撤収時に雨の降らないキャンプはホント楽です。


さて、キャンプ中の無事と天気を阿蘇神社にて祈願。
すもう大会が催されていて、まわしを着けた子供達が。


神社楼門前の湧き水。通称「神の泉」。この近辺は湧き水通りで、いたるところで湧き水が。みなさん、ペットボトルなどで水を汲んでいかれます。うちもキャンプ用にタンクに水を。そんな奴は他にいないから、とおりがかった巫女さんが目を丸く。


で、あんまり写真ではよくわかりませんが、白いタンクの中の水が真っ青に見えます。成分が違うのでしょうか、まさに「水色」。とってもミネラリーで、夜のウィスキータイムでも、水割り良し、チェイサー良し。


やる事済んだ午後は各人各様、おのおのということで。妻と娘は読書。私は音楽聞きながら、スパーリングワイン飲みつつ、ちょっと昼寝。うちのキャンプのコンセプトは「あくせくしない。目的を持って行動しない。」です。リゾート実践。のどかな午後には、トンボもやってきて羽休め。


山の夕暮れは早いもの。ちょっと気を抜くとすぐ真っ暗に。さて、夕食の支度。


秋のキャンプの定番は芋煮鍋。山形風に牛肉とサトイモ。


ホルモンともやしのジンギスカン。


で、日本酒の出番。ネットで購入した「老亀」。酸味少な目、甘味多目。
やや苦手かな、と思いつつ、飲み始めるとあれよあれよ。


日もとっぷりと暮れ、ランタンの出番。


そして、キャンプの醍醐味、焚火。火を見つめていると、心が暖かくなります。


焚火のお供はウィスキー。今回はターキー12年。
うん、もうちょっと熟成の若いやつにすればよかったかな。


朝は昨夜の芋煮にうどん投入。簡易朝飯終了。

実は2日目以降はあまり、書くことがありません。ほぼ前日と同じだから(笑)
近くの温泉に入って、夕食の買出しして、読書して、音楽聴いて、昼寝して…


で、2日目の夕食はトロトロ煮込んだ洋風チキン鍋。


最終日はそれにチャンポン麺を入れて、簡易朝食。

まあ、今回は天気に恵まれて、初日から最終日までびっちり遊べました。
こうして書いてると、まるで酒飲んで、昼寝ばかりしてるみたいですが、はい、その通りです。
今回も「何もしない」キャンプ大成功でした。

ちなみに、今回飲んだ酒量だけ報告。

初日
ビール:3本
スパークリングワイン:1本
日本酒:約3合
バーボン:1/4本

2日目
ビール:2本
スパークリングワイン:1本
日本酒:約2合半
バーボン:1/4本

いやー、飲んだ飲んだ。これだけ飲んでも二日酔いしないのがキャンプの摩訶不思議。
さあ、次回は10月の連休。楽しみ楽しみ♪


とあるBARの…

2007年09月21日 | 閑話

 歳若い友人でもある、S店長が昨日退職しました。昨日は会いに行きがてら、ひさびさの平日飲み。
 店には早い時間から行きましたが、続々と常連さんが詰め掛ける。
 この店は、彼が入店して程なくわたしも行き始めたため、次々にうつろう店の歴史を彼に重ねて見てしまいます。頑張りやさんで、情に厚く、信頼感のある男です。
 この店にカウンターの中で見ることはもはや無いでしょうが、後悔のないよう、色々な経験を積んでいって欲しいと思います。頑張れよ!タクロー!!

 なんだか酒のアップがないブログが続いてしまいました。さらに明日から連休取って、キャンプに行って参ります。またまたブログはお休み。ひらにご容赦を。

 さぁキャンプ場では、飲んで、食って、遊んで、たまった本読んで、音楽聴いて、また飲んでこようっと!幸せ幸せ♪

シャトー・コート・モンペザ/2000

2007年09月19日 | ワイン

 週末飲んだワイン。モンペザ?漫画で有名になったワインに似てますが、別物です。近年のボルドー
のグレートヴィンテージ2000年。すっかり飲み頃で、タンニン柔らかく樽香ぷんぷん。するーっとのどを滑り落ちました。もうすっかり飲み頃です。お手軽価格の2000年、カスティヨン。ああ、そういえばコート・ド・カスティヨンというアペラシオンも無くなるのでした。コートー・ド・ボルドーですか。なんか変。

 連休明けたら仕事が超大変なことに。予定は組んでいたのですが、完全に休みボケ。やれやれ。

カリーな気分なのだ

2007年09月17日 | 外メシ
 引き続き、酒ネタではなく恐縮なのですが。
 図書館に本の返却&CDを借りて、さてお昼ゴハン。ここのところの季節外れの猛暑でややだれ気味。こんなときはスパイシーなもので気分をリフレッシュ。図書館横のインド料理屋さんへ。


 インド食堂さん。前々から存在は知っていたのですが、初見参。ランチは2種類で、ベジタリアンとノンベジタリアン。今日はベジは5種類の野菜のカリー、ノンベジはチキンカリー。


ここんところ肉が多かったので、私はベジ。

妻と娘はノンベジ。




 本格的なスパイスカリーで、汗をかきかき完食。昼時で混んでたのでお店の人とお話出来ませんでしたが、こんどは夜にいって色々聞いてみよっと。おいしゅうございました。


秋雨の休日

2007年09月16日 | 外メシ
 キャンプも中止になり、突然転がり込んできた予定のない休日。家で逼塞しているのももったいない。空模様は怪しいけど、遊びに行きましょう。

 まずは腹ごしらえ。旧泗水町の蕎麦屋さん、「逐拓」(ちくたく)さん。かなり土地勘が無いと分かりにくい場所。のどかなロケーションと、しっかりした蕎麦が好きでたびたび行ってます。

逆光でわかりにくいですが、外は蕭々と振る雨。



 蕎麦屋に行って酒を飲まない法は無い。運転は妻に任せ、まずはビール。普通の店なら突き出しだけで、一品追加料金。


 せいろ一枚。妻の鴨汁、娘のつけとろろも賞味しました。


 娘の黒蜜そばがきを一口貰いました。そばがき、焼いてますね。


 食後は立ち寄り湯。ここも旧泗水。家族湯です。


 石鹸の泡が落ちてるか分からないくらい、ぬるぬるの泉質。抜群です。




見なかったことにしましょう…
はー、リラックスリラックス。


キャーンプ♪

2007年09月15日 | キャンプ

待望の秋のキャンプシーズンがやってきました。
連休目白押しですが第一弾!ヽ(´ー`)ノ


が、しかし。

   台  風 

 よって中止

が、しかし。

 台 風 こねーし。


取り寄せた肉どうすんだよ ヽ(`Д´)ノ ウワァァン

ウチの狭いベランダで食ってやる。

 
ジンギスカンだ!


残った肉もバーベキューだ!!


そんでもって残った炭で、一部局所的にブームな燻製だ!!!
即席ベーコン。

テイスティング会までぶっとばしたのに、これで来週もこんなだったらどうすんだよ!

来週の連休はでも行ってきます!!


フェヴレ・フィーヌ・ド・ブルゴーニュ

2007年09月14日 | その他ブランデー

 本日のお酒。フィーヌは初めてかもしれません。なんとなく、フェヴレというと大量安物ネゴシアン(失礼)という印象なのですが、このフィーヌも有名ドメーヌの村名フィーヌではないので、大変大衆的な価格でうれしい限りです。ま、普段からお買い得ワインばかりパカパカ飲んでる身にとっては、これこそ分相応でしょう。
 その昔、フィーヌ、オー・ド・ヴィー・ド・ヴァンとオー・ド・ヴィー・ド・マールの違いをレクチャーしてもらうも、酔っ払っていてなんにも理解できなかった記憶があります。若かりし日の恥。それはともかく、コニャックやアルマニャックと違い、固有のブランドの味を作り出すのではなく、そのドメーヌの味をそのまま蒸留酒にしてしまう。したがって美味いフィーヌはとことん美味い。
 このフェヴレもたいして期待無しに飲んだのですが、値段の割りにいけました。香りは繊細ですが、意外と力強いのは好印象。「葡萄の蒸留酒」を十分堪能できます。