百瓶逸酒

我が家にある各種開封・未開封のお酒を記録するのが目的のブログです。
単なる自分の整理のためだけですが^^;

ルノーブル ブリュット レゼルヴ

2007年02月28日 | ワイン
本日の晩酌。
ちょっと良いことがあり、大変立派で甘い苺をいただいたので、今宵はシャンパーニュ。スパークリングじゃないのは久しぶりです。
まあ、超高級シャンパーニュではありませんが、そこは気分。泡の立ち上がりが大変繊細。香りも味もクラシック。大変美味しくいただきました。最後にモナンのピーチシロップを落として終了。
あーあ。また飲みたいものです。

グレンフィディック・ヴィンテージリザーヴ1991

2007年02月27日 | スコッチ・シングルモルト
本日のお酒。
クーパーズ・チョイスものです。その由来は、1991年、ヘッドクーパーだったドン・ラムゼイ氏の就任30周年を祝うべく開かれた式典で、「厳選したアメリカン・オークカスクに記念のニュースピリッツを詰めたもの」だそうです。その後サンプリングしたところ、「『 個性的な豊かさ 』を持った、間違いようのないグレンフィディックであると確信」し、リリースされたとの事。このボトルは225樽限定でボトリング、との事ですが、225樽もボトリングすると限定もなにもないじゃないか、おまけに30周年に詰めたんなら30年熟成させればいいじゃないか、などとも思うのですが、そこはそれ御商売。上手な付加価値を付けますね。
香りはさすがにバニラ香が強いですが、タバコの葉の香りも感じます。味わいはゆっくりと甘さが広がっていくタイプ。フィニッシュの切れもいい、フィディックらしいフィディックでした。       

リモーナヤ

2007年02月26日 | ウォッカ
本日のお酒。
これも最近見なくなりました。終売になったのでしょうか。先週、通りがかりの酒屋さんで購入。980円也。
正直言ってあんまり好きなお酒ではありません。バスクリンに見える色。人工的なレモンの香り。そして甘ったるさ。今までもあまり買った記憶がありません。しかし、いつも店頭に並んでいると大して興味も無いのですが、見かけなくなってくるとつい買ってしまう。我ながら浅ましいというか、業の深いものだと思ってしまいます。
しかしまあ、あげつらってみたものの、唯一(?)の楽しさは、そのジャンクな味わいが昔の駄菓子を思い出すこと。童心に帰って酒を飲むのも可笑しな話ですが、そんなことを考えるくらい独特な味なのです。


オルトモア1989・ゴールデンカスク

2007年02月22日 | スコッチ・シングルモルト
本日のお酒。再びゴールデンカスクシリーズ登場です。
1989年蒸留、2003年ボトリング。カスク№3067。207ボトリング中187番。56%。香りはピートと甘さがあいまった香り。甘さはミルクを連想。かすかに薔薇のような香り。味わいはかなりオイリー、甘味が広がりますがドライに収束。フィニッシュの伸びはいまひとつ。
オルトモア。いわゆる超人気の蒸留所ではありません。閉鎖されてるわけではなく、きちんと稼動しており少量ながらオフィシャルさえリリースしている。しかし、目立たない。おそらく最優先にこのモルトを飲もう、と言い出す方はかなり少数派なのではないでしょうか。しかしながら、昨今ボトラーで出される銘柄が、判で押したように同じような銘柄ばかり。「商品」としての性質を持つものであれば、経済の原則を持ち出すまでもなく、これはいたしかたないところ。それゆえ、こういったいわゆる「レア」ではない、愛おしむべき「マイノリティ」なモルトが手に入り、楽しむ事ができる、そういう機会を作るゴールデンカスクというボトラーの見識を高く評価します。昔からマジョリティが苦手なのです。私の性格に起因しているのですが。(筆者の狭量なる見解でマジョリティ・マイノリティとの区分けをしていますが、これはもちろん誹謗中傷する意図があるわけではなく、あくまで便宜上の表現であり、それにより責めを負うべきは筆者の表現力の無さに違いありません。)

レザレ・ド・カントメルル/1996

2007年02月21日 | ワイン
本日の晩酌。
Ch.カントメルルの96を以前に飲んで、えらく美味かったのでセカンドを買ってみました。かなり安かったし。
開栓しようとしたら、キャップシールがちがち。嫌な予感。開けてみると案の定吹いた跡。あらら。
とりあえず試飲。色は枯れたガーネット色、というかレンガ色。香りはベリー系はすでになく、レバーペーストの香りのみ。味わいは枯れている、というか死んでいる。後口も苦い苦い。
残念ながら料理用に降格。やはりバーゲンワインは怖い。

ウィスキー・エンサイクロペディア

2007年02月20日 | 閑話
買ってしまった…
今月はちょっとコレハコレハ、というモルトを衝動買いしてしまったのに…
Colonのマスターからは山崎オーナーズカスクを急遽わけていただく事になったので、その資金もプールしとかなきゃいけないのに…
買ってしまった、マイケル・ジャクソン。定価4,935円也。
A4変版・全288ページ・オールカラーの堂々たる威容。
まだまだ全部には眼を通していないのですが、歴史・製造過程・各国のウィスキーの特色についての考察が書かれてます。とてもじゃないけど斜め読みは出来ません。きちんとテーブルの上に置き、背筋を伸ばして読むべき本でしょう(最も、重くてとても寝っころがっては持てませんが)。通常のウィスキー本にありがちな、表面だけなぞって網羅してしまうような書籍ではないようです。特筆すべき(というか一番読みたい)ところが、各地域の考察。おおまかな分け方ではなく、各蒸留所にまでドリルダウンしています。デイヴ・ブルームはじめ著名なウィスキーライターも寄稿してます。読み進めるのが楽しみ楽しみ。
さて、では読書の続きでも。
(トモカクウィスキーマガジンミタイニチョクヤクスギテワケワカラナイブンショウジャナイダケデモメッケモノダシ)

ブローラ1981・シグナトリー

2007年02月19日 | スコッチ・シングルモルト
本日のお酒。
ブローラという蒸留所が好きです。私の北ハイランドの蒸留所についての印象は、アイラのピーティーさとは少し違う、甘みのあるピーティーさです。よく分かりにくい文ですが、直感、印象をそのまま言葉にするとそんな感じ。
そこでブローラ。その「甘みのあるピーティーさ」をよく表した銘柄であると思います。これがクライヌリッシュになると、やや厚みが減り透明感が増す感じがします。
1981年3月31日蒸留、2001年1月29日ボトリング。何日までいれるとは律儀です、シグナトリー。カスク№573と574でオークカスク。ボトリング728本中72番。43%。
香りはピートたっぷり、煙くさい。果実の甘さも。味わいはドライで、思ったほど強くはない。熟成の長さゆえでしょうか。余韻が長ければいいのですが、度数的にしょうがないところ。
クライヌリッシュと隣り合わせの、この古い蒸留所は1983年で操業停止。今更かなうはずも無いのですが、若い熟成のボトルを飲んでみたかった。きっとこの蒸留所の美点をより表していたと思うのですが。

ジ・アンティクァリー21年

2007年02月18日 | スコッチ・ブレンデッド
本日のお酒。
ウィスキー好きの方、特に昔からブレンデッドを好まれる方とお話しすると、好きな銘柄にこれを推される方がいらっしゃいます。スクエアボトルの12年はよく見かけたのですが、この21年はまったく初めて。早速飲んでみました。
色は黄金色、香りは開封直後でしたのでややアルコールがきつめ。派手に主張するタイプではないようです。素朴な麦の香り。時間が経過するとレーズンやココナッツの香りも。味わいは割りとドライ。ピートも弱めながら感じます。フィニッシュはやや苦味を含みながらも好ましい甘さ。
全体におとなしい印象ですが、1週間くらいすると華やかにひろがりそうです。
アンティクァリーとは「古物収集家」を意味する言葉だそうです。スコットランドの作家、サー・ウォルター・スコットの小説のタイトルからとられたもの。
キイモルトはクラガンモア、ベンリネス。道理で派手さはないけどしっかりした味だと。

マス・デ・シメール/2004・コトー・デュ・ラングドック

2007年02月17日 | ワイン
本日の晩酌。
マス・デ・シメールはコトー・デュ・ラングドックのワイン。
2004年というヴィンテージはラングドックでは良いのか悪いのか浅学にして知りませんが、まだまだ結構タニック。バニラ香やオーク香がかなり強いです。
ふくよかで、若干苦味が残り、どっしりしてるが、意外に野暮ったさがない。今風のワイン、という気がします。
ラベルの奇妙な生物はキマイラ。ギリシャ神話に出てくるライオンの頭と山羊の胴体、蛇の尻尾を持つと言われた生物です。Mas des Chimèresのシメールはキマイラのフランス語読み。「キマイラの館」とでも約すのでしょうか。(すいません。フランス語はサッパリなので…)

マッカラン1992・ゴールデンカスク

2007年02月15日 | スコッチ・シングルモルト
本日のお酒。
ボトラーズのゴールデンカスクと言えば、クオリティと価格のお手頃感で人気のシリーズです。リリースするのはマクダフ社。同社はアイラミストやエルクリバー、ストラスビーグなどのブレンデッドを作っている会社でもあります。あらためて見ると、ブレンデッドもお手頃銘柄が多いですね。そういう意味では社風なのでしょうか。
1992年蒸留、2005年瓶詰め。カスク№9622で291本のボトリング、189番です。度数は56.8%。
色合いはかなり薄め。はからずもゴールド。香りは落ち着いた花の香り。ややバニラ。若干の薬品臭。時間と共に甘さが広がります。まずシェリーカスクではないでしょう。味わいは度数による甘さがありますが、フィニッシュに至るにつれ徐々に辛みが増しています。硫黄臭で覆い隠された不出来なマッカランと違い、本来の麦の香味が味わえます。全体に響いてくる薬臭さがやや気になりますが。