去る11月23日は、
bar andrews恒例のテイスティング会。今回で本年最後ということもありますので、私も気合入れて持ち込みモルトをセレクション。さて、いってみよー!
と、その前にまずは喉を湿して、腹ごしらえ。
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「上海ハウス」さんで坦々麺。もうすっかり老舗の味です。こってり&酸味のバランスがいいので、くどくありません。辛さはやや抑え目。他のものも注文したいとこですが、今日は我慢。この店、ほんと美味いです。
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さて、今日のラインナップ。左より「山崎オーナーズカスク1995・10年」、「軽井沢15年」、「駒ケ岳シングルモルト10年」、「宮城峡15年」。うーん、バラエティにあふれてます。今回、私としては各々の細かいテイスティングより、大きな個性の違いを感じるようなテイスティングを心がけたいと思ってました。
今回のジャパニーズモルトは、全体的に静謐でノーブルな印象のモルトが多かったように思います。キーワードは「柔らかさ」だったのかも。同じ15年でも、宮城峡の熟成感と若さの同居に比べ、軽井沢のすでに「老い」を感じさせる落ち着きと、全く違う個性をみせるのが大変面白い。駒ケ岳は面白いポテンシャルがあり、長期熟成で花開くタイプかなと想像。山崎はまあ想像通り、開くのに一苦労。初めに苦手なセメダイン・溶剤系の香りがきたのでほっといたのですが、徐々にナッツ系の香ばしさが出てきて好印象。少しの加水ですごくスパイシーさが出てきました。シェリーの印象がかなり強いので、全体の中のデザート的印象。
日本のモルトを飲むといつも感じる、「森」というキーワード。西洋の巨大で、決して人を寄せ付けない荒々しい森とは違い、小さく、森閑とし、神々しい「森」。そしてその香りの中に含まれる白檀の香りが、エキゾチックな「アジア」の中の「日本」を感じさせます。なんとも恵み豊かな味わいでした。
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さて今回の「アテ」は、上より時計回りで、「馬刺し燻製」、「ほたるいか」、「いなご」。思いのほか「いなご」が良かった。
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出席者のがむさんより、「謎2007」のお持込が。いやあ、これが飲めるとは。とてもバランスが良くて、妙な重さのない軽やかな味。スモーキーさも嫌味がなく、実に「程のよい」ウィスキーです。たぶんロックでものびがいいのでは。がむさん、感謝です。
写真撮ってないのですが、これらのほかにも、「ニッカシングルカフェモルト12年」がいただけてしまいました。なんという行幸。クリーンでエステリー、後からバニラの甘やかな風味が。
マスターも忙しい中、準備が大変だったでしょう。和気藹々とした中、楽しく満喫することが出来ました。マスター、出席者のみなさんに感謝です。また、来年の会でもよろしくお願いします。