肖像画はマクドナルド・グリンリース創業者、サンディ・マックのものです。この会社は19世紀、アレクサンダー・マクドナルド社とグリーンリース・ブラザーズ社との合併によって出来た会社で、この銘柄はアレクサンダー・マクドナルド社で作られていたもの。グリーンリース・ブラザーズ社ではオールド・パーを作っていました。
結論から言うと、この銘柄、いやこのボトルは"当たり"でした。甘くなめらか、モルトの香りもバシッと効いて、経年の劣化も感じさせず、実に美味いブレンデッドでした。
昔のボトルほど絶対美味い、というオールドボトル・ファンダメンタリストではないつもりですが、特にウィスキーは嗜好の変化に伴い、作りが変わってきたようには思います。時代とともに、シャープでドライな味に変容する傾向は確かにある気がします。