朝晩は涼しくなったかのようですが、まだまだ8月。実際、わたしの住んでるとこでは9月いっぱいは夏。わたしは家では10月いっぱいは短パンです。まあこう日中暑いとどうしてもビールになってしまいますが、どうしたって他の酒も飲みたい。で、夏場は焼酎、ロックで。いま飲んでるのがこの麦です。八丈の"島酒"、3年古酒。
昨今はやりの個性の強い、麦チョコのような香ばしい麦焼酎ではなく、香りはバニリックで、味も甘みはあるけど優しい味わい。ロックで飲んでもバランスよくのびるので食中にも最適。
ラベルには蔵元の住所・電話番号が書かれてますが、東京都で市外局番5けた(市内局番ひとけた)というのがシブイです。「芝税務署承認番号562」明記もきっちり義理堅くてすばらしい。しかし税務署の職員さんも、酒税調査が大変でしょうねぇ。
画像がピンボケ、ではありません。フリーザーから出してすぐ撮影。撮影前にプリント部分の霜を必死で取ったのですが、すぐに霜がついてご覧のありさま。キンキンに冷えた焼酎を想像してお楽しみください。
この"南の島の貴婦人"は奄美の黒糖焼酎である「朝日」の初留どりです。度数は44%。購入はかれこれ4~5年前になるのですが、フリーザーに放り込んだまま、やっと開栓です。
初留どりはなかなか難しい、というのが印象で、常温で香りやコクをゆっくり味わうにはややアルコール感がキツイし、冷えたトロトロ感を口中からのど越しで楽しむには香りが強すぎるし、かといってオン・ザ・ロックではだらしなくノビてしまうものが多いという、なかなか困りものという思いが強かったのです。
で、この焼酎。黒糖という原料のせいか、時おり初留に感じるツンとしたセメダイン臭はあまり感じず、甘い香りが支配するのが好印象。そして味の濃さ。これこそ初留に欲しい旨味であり雑味です。トロリとした液体を口中に含むと、清々しい涼味と濃厚な甘味が弾け、液体の冷たさと高アルコールのもたらす熱さが、ツルリとのどをすべり落ちていきます。抵抗感の無い飲み口のため、スイスイ飲めてしまいますので、くれぐれも飲みすぎにご用心。
しかし、"南の島の貴婦人"っていうネーミングはちょっと赤面モノと思ってしまうのは、わたしだけでしょうか…
この"南の島の貴婦人"は奄美の黒糖焼酎である「朝日」の初留どりです。度数は44%。購入はかれこれ4~5年前になるのですが、フリーザーに放り込んだまま、やっと開栓です。
初留どりはなかなか難しい、というのが印象で、常温で香りやコクをゆっくり味わうにはややアルコール感がキツイし、冷えたトロトロ感を口中からのど越しで楽しむには香りが強すぎるし、かといってオン・ザ・ロックではだらしなくノビてしまうものが多いという、なかなか困りものという思いが強かったのです。
で、この焼酎。黒糖という原料のせいか、時おり初留に感じるツンとしたセメダイン臭はあまり感じず、甘い香りが支配するのが好印象。そして味の濃さ。これこそ初留に欲しい旨味であり雑味です。トロリとした液体を口中に含むと、清々しい涼味と濃厚な甘味が弾け、液体の冷たさと高アルコールのもたらす熱さが、ツルリとのどをすべり落ちていきます。抵抗感の無い飲み口のため、スイスイ飲めてしまいますので、くれぐれも飲みすぎにご用心。
しかし、"南の島の貴婦人"っていうネーミングはちょっと赤面モノと思ってしまうのは、わたしだけでしょうか…
えー、なにかにつけ諸事雑多に体を取られ、なかなかまとまってコンピュータに向かう時間もありません。
わざわざブログをご覧になってる皆様、アップ遅れですみません。ちょっとばかり不定期になりますので。
昨晩は佐藤の麦。暑かったのでロックでグビグビ。香り・コクともに、いい意味で「ほどほど」で、飲んでいても心地よいです。家飲みでは強烈な個性よりも、ほどの良い程度のものでじゅうぶん。
てなわけで、今日はショートブログ。
わざわざブログをご覧になってる皆様、アップ遅れですみません。ちょっとばかり不定期になりますので。
昨晩は佐藤の麦。暑かったのでロックでグビグビ。香り・コクともに、いい意味で「ほどほど」で、飲んでいても心地よいです。家飲みでは強烈な個性よりも、ほどの良い程度のものでじゅうぶん。
てなわけで、今日はショートブログ。
ひさびさの更新です。上京したり、娘が入学式前に熱出したりと、なんだか慌しい新年度のスタートでした。短い滞在の間、会いたい人に会い、食べたいものを食べ、飲みたいものを飲み、ついでに表参道ヒルズにもいったりして、ドタバタと過ごした日々でした。なんだか結構疲れが残ってますが、改めてブログのほうも再開。
さて、写真は有名な金霧島。おなじみ霧島酒造の限定版。これ分類上は「焼酎」ではなく、「リキュール」です。この焼酎、「冬虫夏草」を浸漬させてるのです。酒税法では、「酒類と糖類その他の物品(酒類を含む)を原料とした酒類でエキス分が2度以上のもの(一部略)」とのことですが、「その他の物品」が菌類というのも、なんか一気に漢方系にスライドしてる感じです。香りこそ若干、漢方薬のようなニュアンスがありますが、やはり原料の芋の香りが圧倒的。味も、通常の黒霧島よりこっくりとした甘さのニュアンスが際立つようです。キレよりもコクが感じられる焼酎でした。これはさすがにお湯割りより、ストレートかロックかなぁ。お湯割りだと、煎じ薬みたいな香りになったりして。
この焼酎は義弟夫婦よりのいただき物。(どうもありがとう。「牧場の夢」、送っとくね。)美しい天女のラベルは、「金霧島を飲むことで、心も体も麗しく天を舞うような気持ちになって欲しいという願いを込めて」のものだそうです。なんともありがたげな一本。
さて、写真は有名な金霧島。おなじみ霧島酒造の限定版。これ分類上は「焼酎」ではなく、「リキュール」です。この焼酎、「冬虫夏草」を浸漬させてるのです。酒税法では、「酒類と糖類その他の物品(酒類を含む)を原料とした酒類でエキス分が2度以上のもの(一部略)」とのことですが、「その他の物品」が菌類というのも、なんか一気に漢方系にスライドしてる感じです。香りこそ若干、漢方薬のようなニュアンスがありますが、やはり原料の芋の香りが圧倒的。味も、通常の黒霧島よりこっくりとした甘さのニュアンスが際立つようです。キレよりもコクが感じられる焼酎でした。これはさすがにお湯割りより、ストレートかロックかなぁ。お湯割りだと、煎じ薬みたいな香りになったりして。
この焼酎は義弟夫婦よりのいただき物。(どうもありがとう。「牧場の夢」、送っとくね。)美しい天女のラベルは、「金霧島を飲むことで、心も体も麗しく天を舞うような気持ちになって欲しいという願いを込めて」のものだそうです。なんともありがたげな一本。
本日のお酒。ハッタリくさいネーミングです。元ネタは黒沢明の「隠し砦の三悪人」。ラベルもデザイン過剰のごちゃごちゃで、ちょっといただけません。以上、ネガティブな面終了。
実際、味は結構ウマいと思います。常圧と減圧のブレンドのため、コクとキレがうまいこと同居しています。家で飲むときは晩御飯のおかずで飲むため、濃厚過ぎても、スカッとし過ぎても調子が合わないのです。
焼酎ブームが過熱していた時は、「常圧焼酎に非ずんば焼酎に非ず」的な過激な論調も聞かれたものですが、ロックでスルリと飲むときは減圧の方が好みです、私としては。ま、所詮嗜好の差だけです。
いろんな薀蓄が言えそうだし、焼酎バーなどの業務店に置いたほうがうける商品かもしれません。なにしろ高いですしね。
…あ、またネガティブな事を…
実際、味は結構ウマいと思います。常圧と減圧のブレンドのため、コクとキレがうまいこと同居しています。家で飲むときは晩御飯のおかずで飲むため、濃厚過ぎても、スカッとし過ぎても調子が合わないのです。
焼酎ブームが過熱していた時は、「常圧焼酎に非ずんば焼酎に非ず」的な過激な論調も聞かれたものですが、ロックでスルリと飲むときは減圧の方が好みです、私としては。ま、所詮嗜好の差だけです。
いろんな薀蓄が言えそうだし、焼酎バーなどの業務店に置いたほうがうける商品かもしれません。なにしろ高いですしね。
…あ、またネガティブな事を…
本日のお酒。萬年を醸す、宮崎は渡邊酒造の長期貯蔵の麦焼酎です。
焼酎の話で、「レア」だとか、「幻」などの惹句が着くと途端に、話が一段落ちてしまうようなので嫌なのですが、この鶴の荷車はほんとに市場に出回る数が少ない品です。百年の孤独のような知名度は無いのですが、知る人ぞ知る銘酒なのです。
あらゆる焼酎を飲んだ、と豪語するつもりはさらさら無いのですが、そこそこの焼酎を見て、買って、飲んだつもりでした。しかし、この焼酎だけは全く初めての出会い。(あ、もちろん全てプレ値無しの話ですけど。)
購入したのは木村屋酒店さん。ブログでたまたま見かけ、まぁ無いだろと思いつつ、行ってみたらあっさり入手。ほとんどイチゲン同然なのでビックリでした。もっともこの木村屋酒店さん、常連にしか珍しい酒を売らないような商売をされるようなお店ではありません。人気銘柄は転売防止のため、一本一本責任販売のスタンプを押されているし(目の眩むような手間!)、あくまで対面販売しかされない、という筋目を通したご商売をされてます。そういうところが蔵元からの信用を得るのでしょう。
さて肝心の味は、42度の度数を感じさせない、きめ細やかでノーブルな味わい。麦の香味もずっしりと
厚く、原料の一粒一粒を舌先に感じさせるような端正な美味さがあります。
もう1本欲しいところですが、こういう商品はあくまで独占せず、焼酎好きのかたにあまねく飲んでもらうべき商品でしょう。
焼酎の話で、「レア」だとか、「幻」などの惹句が着くと途端に、話が一段落ちてしまうようなので嫌なのですが、この鶴の荷車はほんとに市場に出回る数が少ない品です。百年の孤独のような知名度は無いのですが、知る人ぞ知る銘酒なのです。
あらゆる焼酎を飲んだ、と豪語するつもりはさらさら無いのですが、そこそこの焼酎を見て、買って、飲んだつもりでした。しかし、この焼酎だけは全く初めての出会い。(あ、もちろん全てプレ値無しの話ですけど。)
購入したのは木村屋酒店さん。ブログでたまたま見かけ、まぁ無いだろと思いつつ、行ってみたらあっさり入手。ほとんどイチゲン同然なのでビックリでした。もっともこの木村屋酒店さん、常連にしか珍しい酒を売らないような商売をされるようなお店ではありません。人気銘柄は転売防止のため、一本一本責任販売のスタンプを押されているし(目の眩むような手間!)、あくまで対面販売しかされない、という筋目を通したご商売をされてます。そういうところが蔵元からの信用を得るのでしょう。
さて肝心の味は、42度の度数を感じさせない、きめ細やかでノーブルな味わい。麦の香味もずっしりと
厚く、原料の一粒一粒を舌先に感じさせるような端正な美味さがあります。
もう1本欲しいところですが、こういう商品はあくまで独占せず、焼酎好きのかたにあまねく飲んでもらうべき商品でしょう。
絶不調だったPCもなんとか復旧し、今日からまたぼちぼちアップ。このような更新もないブログでも、一定の数の方が毎日来ていただいてました。感謝申し上げます。少し早い夏休みということでご容赦を。
この焼酎は鹿児島の中村酒造所。「なかむら」が有名ですが、「最高級」を意味する「玉露」を冠した、この銘柄もなかなかの美味さです。基本はお湯割りでしょうが、後口にややスッとしたミントっぽさも感じられるので、この季節、ロックでも楽しめます。溶けてだらしなくなる前に、少量をスッと飲むと良いでしょう。
本日の晩酌。今日も前回と引き続き、そこそこ飲んでからこちらに移行。
肴は桜鍋に鯛の荒煮とかんぱち刺身。今は鍋の残りをちびちびつまみながら焼酎。これは黒糖焼酎で、レギュラー品よりもやや濃い目。甘辛の鍋の残りには最適。ロックでも味がへたりません。
肴は桜鍋に鯛の荒煮とかんぱち刺身。今は鍋の残りをちびちびつまみながら焼酎。これは黒糖焼酎で、レギュラー品よりもやや濃い目。甘辛の鍋の残りには最適。ロックでも味がへたりません。
本日の晩酌。渡邊酒造の麦焼酎。麦で麦麹だから麦麦。なるほど、麦の香りが高い。3年熟成ということでのみ口も柔らかくひっかかりが無い。美味いけどするする際限なく飲みそうで怖い焼酎です。
はじめにストレートで試して、後半は蒸し暑いのでロック。でもねぇ、25度のロックってなんかシャバシャバしてて好きじゃないですねぇ。
本日のお酒。だんだん蒸し暑くなってきて、焼酎もお湯割りからロックへ、日本酒も燗から冷やへ、と移行してきましたが、今回は泡盛。
瑞泉は古酒に定評のある酒造メーカーで、このボトルは10年モノ。さらに15,17,21年があるみたいです。とある友人の沖縄旅行のお土産にいただいたもの。ちびちび舐めるように楽しんでます。
琉球グラスにロックもいいのですが、それはもうちょっと若い酒で。これくらいのものだと、カラカラにちょこがいいですね。残念ながら両方持ってないのですが。トホホ。