百瓶逸酒

我が家にある各種開封・未開封のお酒を記録するのが目的のブログです。
単なる自分の整理のためだけですが^^;

サオカン・アグアルディエンテ・デ・カーニャ

2007年07月09日 | その他の洋酒

 本日のお酒。カテゴリーは厳密にはラムに入れてもいいのでしょうが、一応その他に分類。さとうきび原料の、熟成しないニュースピリッツです。
 アグアルディエンテ自体はさして珍しくもない酒なのですが、日本に輸入されるのは、ほとんどがブラジル産。いわゆるピンガというやつです。このサオカンが珍しいのはキューバ産、というところ。
 以前にも書きましたが、キューバのラムは国策で輸出銘柄が限定されてます。ハバナクラブ、やや遅れてカリビアンクラブが解禁されてますが、最近、限定的ながらクーバ・ロン社のサンティアゴ・デ・クーバという銘柄が入ってきました。それと同時に入荷したのがこのサオカンです。
 Caňaとは英語の"Cane"と同意でさとうきびのこと。ひらたくいうと、さとうきび焼酎
ですね。香りは100%さとうきび。糖蜜の甘い風味がものすごく香ります。味もピンガほど荒さは感じないので、ロックで飲んでも十分美味しいのですが、これからの季節、カイピリニャを作ろうと思って購入しました。価格はうれしい1,480円。
 これを機にキューバ産のラムが、どんどん輸出解禁になってくれると本当に嬉しいのですが。

アブサント

2006年12月01日 | その他の洋酒
ついに師走に入ってしまいました。毎日毎日こんな能天気なことばかり書いていていいのだろうか、とややあせりつつ、本日のお酒。
プロヴァンスのアブサントです。
2000年に、EUがツヨン濃度を制限したアブサンを解禁。このボトルは解禁直後に購入したもの。
ゴッホやピカソ、ロートレック。その他アブサンを愛した芸術家は数知れず。しかし私にとっては、その昔に読んだランボーやボードレールの一連の詩、ヘミングウェイの初期の小説、これらに出てくるアブサンこそが過去への憧憬に満ちたものでした。
しかし正直、アブサン復活とはいえ、成分変更があったというし、昔のアブサンの風味を完全に再現したものではないだろう、という幾らか醒めた感覚があった事も否めません。
とりあえずアブサンスプーンも買って、自宅にて開封。まずはストレートで試飲。
「ん?」
甘い。妙に甘ったるい。
とりあえず角砂糖を用意し、水割りに挑戦。
「ん??」
甘味が若干シャープになったが、まだ甘い。なんだ?これってリカールとどう違うんだ?アブサンってこんな感じなのか?
結局、初めての復活アブサンは、頭の中に大量の「?」を残したまま終了。後に色々なアブサンが入荷するようになり、バラエティあふれる味を楽しめるようになったのだが、当時はやや幻滅した思いがあった。だってこれじゃアニス系リキュール買ったほうが、安くて好みのものもあるもんね。
しかし、アブサンと名のついたものを飲んだのはこれが初めて(ヘルメスは除いて、というか別物)。そういう意味では記念碑的ボトルです。

アン・エミル・オークエイジド

2006年10月30日 | その他の洋酒
本日のお酒。今回はリキュール。アブサンです。
19世紀のレシピに近い形で作ったそうです。そうするとゴッホが飲んだアブサンと同じ味を追体験できるという事かもしれません。
裏面のラベルには「アブサンバイヤーズガイド★★★★の評価」とあります。
…アブサンバイヤーズガイド。世の中には色々なものがあるものですね。
色々調べたらツヨンは基準以内に納まっているようです。昔の味を味わってはみたいけど中毒はカンベンですね。
香りは他のアニス系リキュールに比べてやや弱め、ただツンとくる嫌味さが無く上品さがあります。スパイシーさよりも、リンゴのような果実の甘さを感じます。
味はスッキリしていて弱い甘味を感じます。全体的にスタイリッシュで高級なお酒という感じです。
度数68%ですから、あまりストレートで飲む酒ではないでしょう。1:1の水割りでも34%ですから大振りのグラスだと結構大変。私はショットグラスに1:1の水割りでちびちび飲むのが好みです。
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