@gelcyz カノープスに観測地の南にある地名を与えた例として曰く、ナルトボシ(姫路市)、サヌキボシ(倉敷市)、サツマボシ(佐賀県呼子町)、キシュウボシ(泉佐野市)、アワジボシ(明石市)、キシュウノミカンボシ(神戸市)、イヨノオーチャクボシ(福山市)。いやはや、これは圧巻(笑)
— 松崎貴之 (@gelcyz) 2017年1月14日 - 23:25
@gelcyz カノ―ボスは一種、アレクサンドリアの雅称として使われていた可能性があり、プトレマイオス時代の海上交易の中心であった同地への航海の目標とする星をカノ―ボス、すなわちカノープスと呼んだのではないかとのこと。面白い!
— 松崎貴之 (@gelcyz) 2017年1月14日 - 23:31
↓RTs 金曜の話をまとめていただいております。ありがとうございました。詩などにおけるカノーボスがアレクサンドリアの雅称として用いられていた可能性は、名大の周藤先生からご教示を受けたものです。カノープス星の和名については北尾浩一さんの『天文民俗学序説』からとりました。(続く)
— 春田晴郎 (@HarutaSeiro) 2017年1月15日 - 18:51
↓(続き)ただし野尻抱影先生以来の星名採集の蓄積があります。 一般向け星座解説本等に出てくる話は地名由来譚であって、なぜ星の名になったかを説明してない;エジプトでさえ南に低く輝く星の名に、エジプト北端の地名が付けられるのは、エジプト内部の事情からは説明難しい、が出発点です。
— 春田晴郎 (@HarutaSeiro) 2017年1月15日 - 19:01
↓ アブー・キール沖に現在は沈んでしまっている、かつてのカノーボス遺跡は、水中考古学で大きな成果が得られているところです。2009年の『海のエジプト展』でも遺物が来ました。カタログや公式DVD(買ってて良かった)が有用です。
— 春田晴郎 (@HarutaSeiro) 2017年1月15日 - 19:09
↓ カノポス壺という呼称は誤解に基づいたものが定着してしまったわけですが、その誤解の元になったルフィヌス(エウセビオス『教会史』のラテン語訳&続編を著した人)の伝えるエピソードは本当にくだらない話です(一種の宗教異種格闘技戦みたい(^^;))。
— 春田晴郎 (@HarutaSeiro) 2017年1月15日 - 19:17
↓ 現在のアブー・キールは殉教者聖キュロス(キュルス)から付けられているので、「キールの父」ではなく「父キール」になるのでしょうか?アブー・キール湾の戦いでネルソン率いるイギリス海軍が勝利したから、ロゼッタストーンは現在ルーヴルではなく大英博物館にあります。(終わり)
— 春田晴郎 (@HarutaSeiro) 2017年1月15日 - 19:23
星の名の話は面白いな。
— 猫の泉 (@nekonoizumi) 2017年1月15日 - 20:55
星の和名の話からひっぱってくるのも面白い。和名、野尻抱影といえば、石橋正『星の海を航く』も思い出す。
— 猫の泉 (@nekonoizumi) 2017年1月15日 - 20:56
石橋正『星の海を航く』成山堂書店を読んだ。bit.ly/1jNl5r6
— 猫の泉 (@nekonoizumi) 2014年4月17日 - 23:40
日本各地の漁師に伝わっていた星(=ヤクボシ)や星座のローカル名(和名)を漁村を巡り、65年にわたって追い求めてきた著者のライフワークをまとめたエッセイ。和名とその採集地が載った星名対照表もある
…というのが内容の半分弱で、他に「星座になった魚」の話、ポリネシア人の航海方法等についての考察、小型歯鯨(イルカなど)の生態についてのちょっとした考察にもそれぞれ1章が割かれている。
— 猫の泉 (@nekonoizumi) 2014年4月17日 - 23:47
野尻抱影に弟子入りし、野尻から和名について聞かれて以来65年も全国の漁村をめぐってきた著者。著者は戦後、水産庁などの練習船の航海士・船長を長く務めた後、水産高校等の教師・校長を務めた人物。船乗りとしての様々な考察も色々と面白い。
— 猫の泉 (@nekonoizumi) 2014年4月17日 - 23:51
このヤクボシが出たら漁のはじまる合図とか逆に終わりなどのローカル名と漁という話、著者が主に聞きまわった昭和ですら、すでに廃れつつある状況で、今はもうほとんど伝わっていないのだろうなあ。ランプや電気のライトが使われるようになって廃れはじめ、ソナーが出て決定的に使われなくなったという
— 猫の泉 (@nekonoizumi) 2014年4月17日 - 23:59
ローカル名自体がかなり漁に密着した名前だっただけに、漁で使われなくなると一気になくなるものなんだな。
— 猫の泉 (@nekonoizumi) 2014年4月18日 - 00:01
あと、小エピソードとして、戦時中の「星の和名化」に触れられている。野尻抱影は海軍水路部の委嘱で「星の和名化」の仕事をしたが、極めて消極的で、少しだけ名づけただけで終戦になってしまったとか。一方、どうも陸軍も別に星の和名化を進めていて、航空士官学校とかで教えていたようだという。
— 猫の泉 (@nekonoizumi) 2014年4月18日 - 00:07
「陸軍航空士官学校を出た男が「女帝星」「破軍星」という名をよく使っていた…」「ただ陸軍は航空兵と新設された船舶兵を除くと、あまり作戦に星は使っていなかったはずである」「陸海軍で呼称されていた星の名など伝承されることなく消滅してしまったものと思われる」
— 猫の泉 (@nekonoizumi) 2014年4月18日 - 00:13
どこかに資料残ってないものか
漁と和名に戻ると、「秋、「サンコウボシ」の出、「ムズラ」の出にはイカがつく」のような言い伝えがいくつも採集されているけど、特に、だいぶ離れた瀬戸内と日本海側の漁村で、周りはそうではないのに不思議と一致する和名があると思ったら緯度が同じだったという話など興味深い話も多く楽しめた。
— 猫の泉 (@nekonoizumi) 2014年4月18日 - 00:29
「NHKクローズアップ現代+」 2017年1月17日(火)放送。『進む地球外生命探査 宇宙文明との接触迫る!?』 ・・・ 某有名テレビ局の取材に協力した(番組の一つ)というのは、これのことです。
— Shin-ya Narusawa (@Doro_tan) 2017年1月15日 - 20:03
こうやって移動中にお月様見てると、
— ハットリナナ/服部奈々 (@7_hattori) 2017年1月15日 - 20:20
私が小さい頃に、車で移動してて景色はどんどん流れていくのにお月様が動かないのを見て、
「なんでお月様ずっと付いてくるの。」
と聞いたら、祖父か祖母かだと思うんだけど、
「好きだから付いてくるんだよ。」
と言われたことを思い出す。
大人になったので、なんでついてくるように見えるのかも分かってしまったけど、
— ハットリナナ/服部奈々 (@7_hattori) 2017年1月15日 - 20:34
あの頃は、科学的根拠に基づく説明をされてもよく分からなかったかもしれないので、
なかなかな答えだったなと思った。