グラン・トリノ

"Gran Torino" Gran Torino - MUSIC OFFICIAL


視てまいりました。
クリント・イーストウッドの「グラン・トリノ」。
自分を偏屈な爺？と思っているそこの爺さん、必見の映画ですよ！

朝鮮戦争帰りのヴェテラン（復員軍人）で、1972年製のフォード・グラン・トリノを愛してやまない、元フォード自動車工場の工員の生き様死に様に感動しました。

彼の息子が、"TOYOTA"のセールスマンをしていることへの苛立ちや、孫娘のヘソピアスへの苛立ち等々、世の中すべてのことに苛立つ様にも共感できました。

彼がコツコツと買い足していった、ガレージに整然と並んだスパナやレンチの自動車工具への愛着の仕草。
そして、
玄関のテラスのチェアーにゆっくりと腰掛け、足もとのクーラーボックスに入った缶ビールを次々空けながらガレージから引き出した、ピカピカに磨かれたグラン・トリノを見入って独り悦にいっている姿は、将来の小生の理想の姿に思えてきました。

エンドロールで劇中でグラン・トリノが初めて（？）走っているシーンにかぶる、クリント・イーストウッド自身の歌を聴いたときはホント泣けてきました。