(ゴーン道場 朝日新聞 Be on saturday 2008/01/26 より引用)
ー定年を迎える団塊世代の方から「子どもが独立し、妻は社交活動で忙しい。どう生きるぺきか・・・・」という便りがありました。
そんな寂しい立場に置かれることを回避すべきです! お子さんと強いきずなを持ちましょう。独立しても、遊びに来たり会いに行ったりする関係を日頃から築いておく。妻も同様です。ただ食事するだけでなく共通の趣味を持つ。退職する日はいつか必ず来るのですから。
ー とはいえ、皆さん、現役の聞は仕事が忙しいのでしょう。
わかります。もしそういう状態で定年を迎えるなら、とにかく受け身にならないことです。例えば慈善活動やボランティア、教育活動でもいい。因っている人は国内外にたくさんいます。学校でも NPO でも、自分が長いキャリアで培った知識や技術を生かす道が必ずある。
ー社交活動に忙しい妻の相手はどうしますか。
まずは自分の社会生活を確立しましょう。それが充実すれば、妻や子も興味を示ししますよ。「お父さんがどんなことをしているのか教えて」と。 何もしなければ話題もありません。周りに目を向げてみて。できることは無数にあります。
ー新しい人生が待っている。
人は60歳で人生を再発見するんです。新しい活動を始めることで仕事以上に意味があるものを見いだす。60歳を過ぎてから NPO で花開いた人を多く知っています。60歳のあなたは以前よりだいぶ賢くて、生活にも困っておらず、これ以上大人になる必要もない ( 笑い ) 。自分が楽しみながら社会に貢献できるんです。 とにかく行動しましょう。他人を助けることで自分も幸せになり、違いを生む人聞になる。定年を恐れることなど何もない。むしろ大きなチャンスなんです。
下線部、妙に納得(笑)。
「これ以上大人になる必要もない」のを維持するのも大変だろうなぁー・・・?
だいたい歳取ると「子供返り」するからなぁ・・・・?
と、準備がまったく出来ていない、明日の放送大学試験3科目を目の前にして、中学時代のように試験からの"現実逃避”を図りつつある視人庵住人でした・・・
(全然中学生のときと性格変わっていない)
下は小生の好きな京都の落柿舎に掲げてある制札から(謎)
一、我家の俳諧に遊ぶべし
世の理屈を謂ふべかたず
一、雑魚寝には心得あるべし
大鼾をかくべからず
一、朝夕かたく精進を思うべし
魚鳥を忌むにはあらず
一、速に灰吹きを棄つべし
煙草を嫌ふにはあらず
一、隣の据膳をまつべし
火の用心にはあらず
右條々
俳諧奉行 向井去来