視人庵BLOG

古希(70歳)を迎えました。"星望雨読"を目指しています。
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岡山天体物理観測所 特別観望会

2007-03-18 22:56:38 | 天文関係
国立天文台岡山天体物理観測所の特別観望会にいってきました。この特別観望会、春秋にあるのですが結構人気があって、今回は370人応募、当選者は100名だそうです。
小生も3年目にやっと当選しました。小生以外にも東京からいらしていたご夫婦がいました。お話を聞くと、金曜夜行バスでいらしたそうな。倉敷にお泊りだそうです。
小生は土曜日朝、放送大学の追加科目登録の抽選にいったあと、昼東京を発って岡山で岡山市立オリエント博物館で開催されている「吉村作治の早大エジプト発掘40年展」を覗いてから最寄り駅の鴨方にむかいました。
高校1年の春休み、山陽山陰地方をユースホステルに泊まりながら、周遊券片手に10日間の一人旅を初めてしたとき行って以来です。
最初に天文博物館で今日の星空をプラネタリウムでの解説を受け、今日の観望天体である土星を博物館付属の望遠鏡口径7.5cmと15cmで観望しました。
そして日本第2位の口径188cm反射望遠鏡で土星を観望。残念ながらシーンイングがあまりよくなく、5個の惑星はみえましたが、土星の表面や環の詳細は思ったほどよく見れませんでした。
そのあとしし座の2重星アルギエバを観望、これはとても綺麗にみえました。
基本的にこの望遠鏡で眼視することなどまずありえないので、観測所の職員もこの観望会で初めて眼視したという状況だそうです。
さすがに望遠鏡本体は時代を感じさせる物でした。でもドームのスリットから望遠鏡越しに東京で見れない星が星座の形をなして見えているのには感激しました。


この写真の裏には(1964/3/30)と書いてありました。今から43年前ですね。
多分、鴨方からバスに乗っていったと思うのですが、丘の上にポツンとこのドームがあった記憶があります。天文台内でガラス越しに望遠鏡をみた記憶があります。
今回は夜だったのでドームがどのように昼間見えているは確認ができませんでした。
岡山天文台というと天文台の副台長だった石田五郎さんを外すわけにきませんよね。新幹線の中で久しぶりに天文台日記を読みかえしました。

天文台日記

中央公論新社

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