外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南 & 北京

~旧タイトル:日本語教師LIFE~

日帰り青島

2012年09月13日 | 日記
9月12日(水) 曇り

青島にある中国東方航空の営業支店が午前中は8時半~11時半、午後は1時半~4時半。
何とも殿様商売のように思えますが、こちらに選択肢はないため、午前中に終わらせるために
昨日のうちに朝一番の新幹線のチケットを買っておきました。
朝一番とはいえ8時40分発。青島到着予定が10時、駅から路線バスに乗り継いで支店の
ある最寄のバス停までがだいたい40分。順当であればバス停から50分の時間があることに
なるのですが、こういう時にまたおかしなハプニングがあるものなのですよね。

維坊を出発して20分経った9時に列車が停車しました。
青島までに1駅停車する珍しい便だったのですが、てっきり次の駅に停車したものと思って
おりましたら、どこかの駅であることは間違いないのですが、左右どちらもホームが離れて
いるのですね。乗降がない。
その状態で5分経過し10分経過し、周りもおかしいと気づき始める。
こちらのサービスはどこまでも日本とかけ離れているもので、その緊急停車にも全く説明の
アナウンスがないのです。
15分経過したあたりでたまたま車掌が通り過ぎて行ったのですが、ある客が状況を尋ねた
ところ、「信号か何かの問題だろ」とかなり他人事のような返事。
20分経過したところで何事も無かったかのように発車しました。20分のロス。
50分なら余裕を持てますが、30分になると目的地がちゃんと探せるのかが心配になります。
11時20分くらいになって漸く並んだら目の前で終業されるなんてこともここ中国では
考えられない話ではありません。

昨年からだったか、青島駅周辺は地下鉄新設工事で街の様子が変わりつつあります。
バス停までのルートが以前と異なっており、少々迷いながらなんとかバスに乗り30分後に
ジャスコのバス停に到着し、そこから地図を見ながら歩いて支店を見つけました。

領収書の発行は30秒もかからずに終わりました。
ネットからの購入に対して領収書の郵送はしないのかと尋ねましたら、「やっている」との
返事。コールセンターの人間の言葉と食い違うと話したら画面上にそういう情報があるはずと。
しかし、ネット上ではそんな表示は無い。
誰が言っているのが真実なのか分からないですね。怒りを通り越して呆れてしまいました。

この青島は08年の北京オリンピックでヨットレースの会場になっており、その記念公園が
ジャスコ近くにあります。2年前日本の友人を案内した際に公園そばのモールに
UNIQLOの看板があったのを思い出しその付近に行きましたら、看板はなくなっていた
もののモールの中にまだありました。その目の前に無印良品の店舗もありました。
ユニクロの中は日本の店舗ととてもよく似ておりましたが、価格については私が地元の店舗で
見たものより若干高めの設定に思えましたね。
無印良品の店舗は久々に訪れましたが、商材がとても綺麗で懐具合さえ許せば買いたくなる
品物ばかりでした。
二つの店舗を見ているうちに中国東方航空への怒りが和らいできました。

昼が近くなったのでジャスコで食事をしようとレストラン街に行きましたら、10年の春に
維坊のジャスコからは姿を消した日本料理店が改装中。
維坊でも人気の米線のお店は店の外まで客が並んでいる。
仕方無しにラーメン好きとしては高い評価を出せない日本式ラーメン店に入りました。

こちらに戻った日の夜に維坊の店舗に芳を連れて行きまして、既に売り切れになっていた
「つけ麺」がありましたのでチャレンジしてみました。
東京でもつけ麺がブームになり、私もいくつか食しましたので期待しておりましたら、
やはりラーメン好きには評価ができない店舗の商品でした。
麺を見た瞬間に【不味い】ことが分かってしまうほどのもの。
ラーメンの修行をしたことがない人間が作っているのでしょうから仕方のない話ですが
熊本あたりにあるらしいこの会社に一度クレームをつけたくなりますね。

ジャスコを出て近くにある大きな書店へ語学の本を探索に。
研修派遣の会社と日本語学校で使用している教科書のシリーズで新たな練習用テキストが
棚に並んでいました。春の時点では製作中とあったので早期出版を望んでいたものです。
書店で購入できたのは幸運でした。

満足な買い物ができていよいよ帰路へ。
新幹線の時刻を調べておいたのですが、駅到着が乗りたい列車の時間30分前になってしまい
少々焦っておりました。日本なら30分前なら余裕ですが、こちらだと20分前でも販売を
中止してしまうことがあるのです。
窓口に並んで時計を見る。こういうときの時間の経過は速いですね。
しかも、並んでいた窓口の機器が故障してしまい、他の窓口に並ぶ破目に。
残り15分を切って諦めておりましたら、まだ間に合うとの事で何とかその列車のチケットを
購入したのですが、いつも買うチケットよりも10元少々高いものでした。
急いでいましたので、言われるままにお金を払ったのですが、後でチケットを見て納得。
二等車と言ったつもりがチケットは一等車だったのです。
改札を入ってしまったので後戻りできず、たまにはいいか、と乗り込みましたら、座席が
全く違うのですね。二等車は5列、一等車は4列と日本の普通車、グリーン車のような違い
ですが、座席が少々硬めの低反発のような素材で頭の部分もクッションが効いた枕。
リクライニングしたらよく眠れそうな座席です。
しかも車内でチケット確認に来た女性車掌が一人一人のチケットを確認した後でその降車駅の
到着時間をそれぞれの客に伝えるという細やかなサービス。
午後の時間帯で客が少ないというのもあるのでしょうが、普通車のように大声で電話をして
いるような輩もいない。
金額の差が11元ですので、こちらの消費感覚でいえば日本なら約千円の違いですが、実際は
日本円で130円の差。ジュース一本の値段でこんなに違うとなると今後選ぶ座席に影響が
出そうですね。

かくして反日活動の影響もなく無事に領収書を手に入れることが出来ました。
コメント
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