外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南&北京=>故郷へ

北京五輪の翌年(2009年)からの外教(外国籍教師)生活と地元での留学生との触れ合いを綴っています。

爆笑に近い失笑、中国人民日報

2012年09月20日 | 日記
9月20日(木) 晴れ

今週は外出は自粛と自らに言い聞かせつつも、デモ禁止令が発令されたので外に出たくて
仕方がありませんでした。
ちなみに携帯メール(中国の携帯メールは電話番号で送信する日本でいうショートメール)で
一斉に発令したようですが、残念ながら私の携帯には何もありませんでした。
私の番号は中国人名義になっているのですけどね。
このニュースが意味するところ、デモをしていた輩が政府からいつでも連絡のできる相手だ
ということではないですかね。

さて、昨日から今日にかけても複数の学生から安否を気遣ってくれるメッセージをいただき
感謝の気持ちでいっぱいなのですが、中にはこんな寂しい学生もいました。
ここに来た年の3ヶ月だけ関わった学生たちがチャットしているグループなのですが、
私もよく知っている卒業生がかなり反日のメッセージを載せておりましてこんなものが
http://env.people.com.cn/GB/238295/349148/index.html
もちろん彼女たちは中国人ですから愛国心は分かるのですが、私も閲覧できるグループで
紹介しなくてもいいだろうに(笑)
面白半分で島の旗を全て抜くことはできないかと画策しましたが、さすがにそれは
できませんでしたね。(笑)

しかし、このページのおかげで中国の尖閣に対する見解を初めて見ることが出来ました。
中国最大の新聞、人民日報のウェブサイトのようですね。
おそらく中国人が日本語訳しているものなので、若干読みづらいのですが
http://j.people.com.cn/94474/7952125.html
釣魚島(以下尖閣)は古来中国の領土でいろんな文献でも確認できる、と。
日本外務省の見解にある1885年の調査と95年の領土編入については詳しく言及していませんが
その背景らしきものをこのページで紹介しています
http://j.people.com.cn/94474/7952815.html
どちらも最初に発見したという主張に変わりは無く、日本政府の動き山縣内務大臣と
井上外務大臣のやりとりを紹介していますが、【極秘書簡「親展38号」】というのが
引っかかりました。
実際にそういう書簡があったとして、極秘であればそれを知りうるのは日本政府関係者か
大戦後日本を一時支配したGHQくらいのものではないかと思えるのですが、なぜ中国の
新聞記者レベルがそれを書けるのですかね。

外務省が記述している、大戦後に沖縄が米国の統制下にあり、尖閣もまたその一つになった
ことについては触れていないですね。

しかし、ここまで自信を持って主張できる資料があるのなら、デモなど引き起こさず
国際司法の場へ持ち出してもいいと思うのですけどね。
批判しかできない、ということは日本の見解を認めざるを得ない部分があるとしか見えませんね。

この他、読んでいて爆笑をこらえてしまう記事もありましたね。
http://j.people.com.cn/94476/7955623.html
【釣魚島問題の影響で円安が進行】という記事なのですが、この問題が発端で円安が進むと。
もしそうであれば、それは輸出産業には有難いことですし、ひょっとしたら中国で被った
損失など挽回できるかもしれません。
しかし、前段のページではあたかも日本が円安に対して緊急会議を開くようなことを記述し
後段のページでは日本が円安を促すと。
一体どっちなんだ?

ついでにもう一つ爆笑記事
http://j.people.com.cn/94474/7949074.html【日本は理性を取り戻さなければならない】という記事です。
一週間ほど前の記事ですが、
「長年来中国は近隣国と親しくし、近隣国をパートナーとする近隣外交政策を遂行してきた。
中国は自らの平和的発展によって地域の発展を先導し、地域の平和と安定を守り、地域の
繁栄を促進する重要な建設的パワーとなった。中国の良好な国際的イメージを、でたらめな
言葉のいくつかで変えることはできないのだ。」(文中より引用)

どこからこういう発想になるのか不思議で仕方が無いですね。
今日もQQで知り合った東京に留学している学生から「戦争」を心配するメッセージを貰った
のですが、確かにこんな報道を読んでいれば【開戦】が近いと思っても仕方がないですね。

経済開放政策で沿海部から先進国同様の生活環境を整えている中国ですが、思想や発想は
北朝鮮のそれと何ら変わることがないですね。
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ようやく終わるかな

2012年09月20日 | 日記
9月19日(水) 晴れ

朝の空がまるで全てを洗い去ったかのような綺麗な青空でした。

漸く中国公安部がデモ禁止を発令したようですね。
18日が過ぎるのを待っていたというよりは、反政府に転化するのを恐れていたというのが
核心だろうと思われます。
石原都知事が面白い発言をされていらっしゃいましたね。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012091900692
都政レベルなのでできる発言かもしれませんが、中国の反日活動の核心をついており、国民が
知らず知らず扇動されていることに気づいていないのでしょうから、中国政府はこれに対する
反発さえもできないのではないでしょうか。

政府の息一つで国民が動いたり止んだりするのですから、独裁政治とは恐ろしいものです。
逆にこれだけの多数民族を纏め上げる(制圧する?)には民主主義を取っていると収拾が
つかなくなるかもしれませんけどね。

さて、本来なら今日は研修派遣の会社、明日は午前中に維坊学院に中国語の申込み手続き、
夜に日本語学校で授業のはずだったのですが、外出自粛をしておりますので、少々部屋の
整理とためておいたビデオを見ておりました。
9月も終盤に入り夏のドラマが次々と最終回を迎えていますね。
この夏はほとんどドラマを見なかったのですが、学生の方がいろいろ観ており、逆に
いろいろ勧められて楽しみにしているところです。

来週からは少し忙しくなりますので、今のうちに観ておきますかね。。。
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