Packager for iPhoneを使えば、Flash版【時空マジシャン】のコンテンツを比較的短期間でiPadアプリに変換できる、ということは確かに魅力的です。でも前回のブログに書いたように、ネット上でWebブラウザで閲覧するために作ったコンテンツなのでいろいろと問題が出てきました。
そこで一歩というか数歩後退。シンプルなコンテンツをXcode(Apple推奨のツール)とPackager for iPhoneでそれぞれ作りながら、その過程で見極めていこうというわけです。
Packager for iPhoneをまだあきらめないのは、【時空マジシャン】のアニメ部分はFlashでかなり工夫して制作しているので、同じことをXcodeでやろうとするとかなり無理があると思うからです。それにワンソース・マルチデバイスも捨てがたいところ。
さてそんなわけで、まずは一コマ漫画代わりの福笑いです。
前回のブログで描いたラフスケッチをXcodeとFlashで作ってみました。上の画像がそれです。
『う~む、まるでピカソですねぇ』
アプリを起動すると勝手に福笑いをやってくれます。さらに画面をタップするとまた別の顔になるというもの。
目・鼻などのパーツが顔からあまりはみ出ない位置に適当に配置される簡単なプログラムです。だから時々「普通こんなところに口を置かないだろう!?」というような配置になったりしますが、練習用アプリとしてはこれでOK。
以前Xcodeでパラパラマンガや動画をためしたことがありましたよね。だからエラー連発で先に進まないということはなかったですけど、まだぜんぜん慣れてなくて『これでいいのだろうか...』というような感じでビルドと実行ボタンを押してます。
それにしてもやっぱり私がダウンロードしたiOS SDKの(当時の)最新版が新しすぎて、それ用の参考書籍がほとんど出てなかったため古い本を参考にしたのが良くなかったですね。こう書いてもだめ、ああ書いてもだめ、という具合にスタート時点でつまずくのは良い経験とは言えないですから。
一方Flashのほうは、ActionScript3.0にもぼちぼち慣れてきたしとくに問題なし。『やっぱりクリエイターとしてはタイムラインがあると落ち着くな~( ̄ヮ ̄*)』
XcodeとFlashで同じシンプルなプログラムを書いて気付きました。アホでした。
Flashを起動して、ステージのサイズをiPad用に1024×768に設定しました。そしてそのステージ上に配置する画像のクオリティやサイズ、動きなどを調節しながら最適なコンテンツを作り上げていくわけです。
にもかかわらずWebブラウザ用に最適化したコンテンツをそのままiPadアプリに変換して、画質がどうのファイルサイズがどうのと文句を言うとは愚かでした。
Packager for iPhoneで作るにしても、画像をiPad用に再レンダリングしたりしてかなり本格的に作り直す必要がありそうです。そうなると制作期間的にはXcodeで開発するのに比べて格段に短期でできるという優位性が薄れました。
というわけで今回シンプルな福笑いアプリをXcodeとFlashでそれぞれ作ってみたわけですが、自分としてはけっこう得るものがありました。
次回は一歩進めて、四コマ漫画もしくは一ページ漫画にトライしてみようと思います。
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