2/29のブログ【和風展】の続きです。前回描いたラフスケッチをCG画像におこして完成させました。
上の画像は左右をトリミングしてブログ用のサイズにしてあるので、和風展に投稿した作品は横にもうちょっとワイドになっています。
作品のタイトルは、【安くて長きはさんまなり】。
このタイトルの意味は、和風展の作者のコメントにも書いたんですが、秋刀魚が庶民の食べ物となるきっかけとなったキャッチコピーをそのままタイトルにしたものです。
今でこそ焼き魚の代表選手みたいな秋刀魚ですけど、その昔江戸中期ころまでは行灯(あんどん)などの灯油のための脂用として用いられた魚であり、食べる人は少なかったようです。
ところが魚屋が「安くて長きはさんまなり」と書いて貼り出したところ、大いに流行り庶民が好んで食べるようになったとのこと。
さてその秋刀魚、美味しそうに焼けたでしょうか?美味しそうに描けたでしょうか?
CGは食べ物を美味しそうに描くのが苦手とこの間書きました。金属とかケミカルな表現はCGの大得意な分野ですが、食べ物はどうも美味しそうに見えません。
以前、ラーメンやおにぎり等のCG作品を観たことがあります。いずれも力作でしたけど、食欲は湧きませんでした。
で今回の焼き魚、自分としてはまあまあです。でも秋刀魚からじゅーじゅーと脂が滴ってる感じがしませんね。七輪の炭火だけはやたらと燃え盛ってて、秋刀魚がなぜかちょっと冷えた感じ。
でもOKです。ぎりぎり合格。
秋刀魚の脂に燃え移っている火と煙はポストワークです。レンダリング後にフォトショップで描きました。
昨年から、自分の中では和風がマイブームなんです。
今回和風展に参加して、自分の和風ブームが一段と加熱し、楽しく描くことが出来ました。
和風展には、いろいろな魅力的な作品が投稿されているので、皆さんも和の世界を楽しんでみてください。
⇒ 和風展会場はこちら
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