妖怪ハンター(諸星大二郎)の地の巻・天の巻に続き、水の巻を読みました。
地の巻からは「ヒトニグサ」、天の巻からは「井戸のまわりで」のワンシーンをもとにCGで画をおこしましたが、今回の水の巻では「六福神」を取り上げてCG画像にしてみました。
いろいろなシーンをCGでおこしてみると勉強になりますよね。
でもあまり時間をかけられないので、ウェブコミック【時空マジシャン】の背景を流用したり、ありもののモデリングデータなどを使ってすばやく作れそうなシーンを選びます。
そして短時間でサクッと制作...といきたいところですが今回もけっこう凝って
しまいました。
この水の巻には「うつぼ舟の女」という話が載っているのですが、ストーリーが非常に練れていて力作だと思います。
うつぼ舟の中で眠っている女のミイラやその女が産んだ卵が孵えるシーンなど引かれるシーンが多くて楽しめました(でも生まれた半魚人?がちょっと怪獣っぽすぎたかも...もう少し人間ぽい生き物を期待してたので)
このうつぼ舟の女の娘が、母親が産んだ卵を抱いているシーンがありまして、
このシーンをCGで描いたほうが早くできたかもしれません。
なにしろ上の画を描くためにメタセコイアで宝船の一部をモデリングしなければ
ならなかったし、女の子を包んでいる半透明の物質もメタボールで作ったので。
(メタボールはたいして時間かからなかったですが)
水の巻は主人公の稗田礼二郎の影がだんだん薄くなってきて、後半ではほとんど
登場しなくなります。ちょっとさみしいですねえ。
やっぱり作者も稗田礼二郎という中年のおじさんと若い女性との組み合わせで
事件を解決するというパターンが多かったので、若いカップルにしたかったので
しょうか?
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