醸造用水の放射性物質検査結果が到着しました。放射性ヨウ素131、放射性セシウム134.放射性セシウム137とも不検出です。
分析依頼先は、独立行政法人 酒類総合研究所ですので、日本酒の業界的にいえば、最も公的な機関での検査という表現はできるかと思います。
既報のとおり、国税庁は、放射性物質に対する酒類の安全性確保のため、酒類製造場内にある出荷前の酒類および醸造用水の放射性物質に関する確認調査を開始しています。
酒類は、放射性物質の暫定規制値が放射性セシウムで200ベクレル/㎏以下、放射性ヨウ素で300ベクレル/㎏以下であることが食品衛生法で定められています。今回は、出荷前の酒類および醸造用水の放射性物質に関する調査を行い、酒類の安全性を確認することが目的。福島第一原子力発電所から150㎞以内の製造場については全製造場が対象となり、原子力災害対策本部が定める対象自治体(福島、茨城、栃木、群馬、千葉、神奈川、宮城、岩手、青森、秋田、山形、新潟、長野、埼玉、東京、山梨、静岡の17都県)のうち原発から150㎞圏外の製造場については無作為に抽出したおおむね4割を、その他の道府県についてはおおむね2割の製造場が対象となります。
今回の安全性確認調査のために、仙台、関信越、東京、名古屋、大阪、熊本の6つの国税局に検査機器を新たに導入。さらに精緻な分析が必要とされた場合には、独立行政法人酒類総合研究所に移し分析が行われる。
静岡県では、4割の蔵元が抽出対象となりますが、志太泉は、検査をしない6割の蔵となりました。そのため、自主的に醸造用水については検査をしました。
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