もしも来年の101回以降も同じように全国鑑評会を続けていても、いつまでも日本酒業界内の中でのコンテストとなるんではないかと思う。
それは、それで価値のあることである。
ひとつ実現可能なことは、現在と全く同じ審査をして金賞を従来通り発表するのに加えて、評価の1位を発表するというのではどうだろうか?
あるいは、10位までを発表して、その10位までのお酒を現在池袋でやってる一般公開の時に審査委員が結審するあるいは(ブラインドで)一般投票して1位をきめるのをテレビ中継してもらうとか。
結局全国で約250の蔵が金賞という幸福を横並びで分け合ってるのは、平和で波風は立たないが、ニュースとしてのインパクトは薄いのだと思われる。
参加蔵数が減少傾向にあるとはいえ、この全国鑑評会は日本酒最大のコンテストであることは間違いない。だから、そこで1位を取る蔵には、「今年の日本酒NO1の○□■△蔵に決まりました」と、メディアに最大限露出するように、日本酒造組合中央会がそれなりの仕掛けをしてあげればいいんだと思う。やっぱり一位というのはニュースとして価値があるから、少なくともいまより注目されると思う。
ただし、おそらく100%近く、これは実現しないだろう。
理由は次回。