志太泉オフィシャルブログ

静岡県藤枝市の地酒の蔵元。志太泉酒造のブログ。違う角度から見た日本酒の現在とは

愛知大学日本酒講座

2007-06-03 12:33:05 | 志太泉が関わるお酒の会やイベント
今回(5月19日)の日本酒講座は挑発的に日本酒凋落のA級戦犯はだれだ。
というタイトルで行われました。

日本酒凋落の原因を作ったのは
蔵元なのか?酒販店なのか?飲食店か?あるいは消費者か?
それとも誰なのか?

まあ消費者が日本酒を消費しないのは結果ですので
消費者が悪いから日本酒が凋落したというのはおかしな話ですね。

結論はまとまりませんでした。
記憶に残っている意見を羅列しておきます。
○一切教育において食育がなく、美味しい食(和食)を日本人が知らない。
美味しい食がない環境では、美味しい日本酒の存在価値はない。

○ワイン等では、低価格でも美味しいものがあるが
日本酒が低価格で飲めるものがない。
(米価格が高すぎる)

○はじめて飲む日本酒の印象が悪い。
まずい日本酒が多い
(第一にはまずい日本酒を造るメーカーが悪い。)
(活性炭の大量使用等)
(大手居酒屋チェーン店で安かろう悪かろうの日本酒を売る)

○焼酎に対しての健康効果をマスコミが集中的に報道。
日本酒が酔い覚めが悪いイメージを植え付けた。
(それに無批判に迎合する消費者がある意味悪い。)

○焼酎等のブームや売り込みの仕掛けに
小売店は迎合するばかりでポリシーがない。

■関連する重要な意見。
○日本酒を好きな仲間が少なく、日本酒好きと言うと大酒飲みのように思われて
ひかれるかもしれないのであまり人にいえない。
(私たちは隠れキリシタンのような人たちなのでしょうか)

■特に関係ないがお酒の情報。
○プレミアム価格の酒が名古屋地区では大手スーパー等でも跋扈。
コメント (2)
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