写真:宮古島市との交流会(8月5日のブログ参照)の時のもの。宮古島市の議会事務局長の方が送って下さいました。
昨日観た映画、マイケル・ムーア監督の「シッコ(sicko)」。このタイトルは日本語で言うのはちょっとはばかられるような感じがしますが、英語のsick(病気)から来ている言葉だそうです。
とにかくすばらしいドキュメンタリーです。一人でも多くの人に観てほしいと思います。
アメリカには日本のような国民健康保険制度はなくて、6人に1人は無保険状態だといいます。
また、医療保険は国ではなく、民間保険会社のHMO(健康維持機構)というところが管理して(牛耳って?)いるので、どうすれば利益があげられるかばかり考えていて、ちょっとでも既往症があったら保険には加入させない。
難関を通りぬけて保険に入っていたとしても、とにかく保険料を出ししぶられてしまう。
事故で救急車を呼んでも、保険会社の許可なく呼んだら救急車のお金(救急車は有料)は出ない。入院や手術も保険会社の事前の許可がないと保険は使えない・・・・と、ひどいもの。
ヒラリー・クリントン女史が、“国民皆保険制度”を謳って頑張って取り組んだことがある、ということを、この映画で初めて知りましたが、「“国民皆保険制度”なんて共産国にするつもりか!」と大々的にネガティブ・キャンペーンを張られ、見事に挫折。結局、保険会社に取り込まれてしまい、それっきり・・・なのでした。
「ああ、日本人でよかった」と思いましたねー。
でも、カナダ、フランス、キューバの医療制度はもっと進んでいます。医療はほとんど無料。薬も、例えば、アメリカでは1万5千円もする薬が、キューバではたったの6円です。
日本でも、妊婦さんがたらい回しにされて亡くなった事故や、流産してしまった事故など、現在の医療体制(医者不足)が問題になっていますが、アメリカはもう根本的に制度がどうしようもない。
そして、今、私が恐ろしいと感じるのは、一例として、このような医療制度(何でもカネ、カネの世界)のアメリカにどんどん近づいていこうとしている日本の姿・・・です。
日本は、日本らしい(日本独自の)資本主義社会でありながら社会保障制度をしっかり持った国であるべきだと考えます。
この国の未来を左右するのは政治の力です。国会議員の役割は本当はものすごく大きいはず。それがこれほどまで体たらくでは・・・。選挙権を持つ私たちがもっと危機感を持って、真剣に選ばないと!!と思います。
昨日観た映画、マイケル・ムーア監督の「シッコ(sicko)」。このタイトルは日本語で言うのはちょっとはばかられるような感じがしますが、英語のsick(病気)から来ている言葉だそうです。
とにかくすばらしいドキュメンタリーです。一人でも多くの人に観てほしいと思います。
アメリカには日本のような国民健康保険制度はなくて、6人に1人は無保険状態だといいます。
また、医療保険は国ではなく、民間保険会社のHMO(健康維持機構)というところが管理して(牛耳って?)いるので、どうすれば利益があげられるかばかり考えていて、ちょっとでも既往症があったら保険には加入させない。
難関を通りぬけて保険に入っていたとしても、とにかく保険料を出ししぶられてしまう。
事故で救急車を呼んでも、保険会社の許可なく呼んだら救急車のお金(救急車は有料)は出ない。入院や手術も保険会社の事前の許可がないと保険は使えない・・・・と、ひどいもの。
ヒラリー・クリントン女史が、“国民皆保険制度”を謳って頑張って取り組んだことがある、ということを、この映画で初めて知りましたが、「“国民皆保険制度”なんて共産国にするつもりか!」と大々的にネガティブ・キャンペーンを張られ、見事に挫折。結局、保険会社に取り込まれてしまい、それっきり・・・なのでした。
「ああ、日本人でよかった」と思いましたねー。
でも、カナダ、フランス、キューバの医療制度はもっと進んでいます。医療はほとんど無料。薬も、例えば、アメリカでは1万5千円もする薬が、キューバではたったの6円です。
日本でも、妊婦さんがたらい回しにされて亡くなった事故や、流産してしまった事故など、現在の医療体制(医者不足)が問題になっていますが、アメリカはもう根本的に制度がどうしようもない。
そして、今、私が恐ろしいと感じるのは、一例として、このような医療制度(何でもカネ、カネの世界)のアメリカにどんどん近づいていこうとしている日本の姿・・・です。
日本は、日本らしい(日本独自の)資本主義社会でありながら社会保障制度をしっかり持った国であるべきだと考えます。
この国の未来を左右するのは政治の力です。国会議員の役割は本当はものすごく大きいはず。それがこれほどまで体たらくでは・・・。選挙権を持つ私たちがもっと危機感を持って、真剣に選ばないと!!と思います。