(写真:初登庁の日に撮ったもの。議員証明書や区議会ホームページ用に、全議員が写真撮影をすることになっています。今日配布された『議会便り』の議員紹介の写真もこれです)
今回は、ポスターの公費負担について。
私は、1999年(平成11年)初当選なので、それ以前のことは知らなかったのですが、調べたら、昔はポスターひとつをとっても、制作費(自己負担)とか貼る場所の確保(自分で探す)とか、本当に大変だったのだなぁ・・・ということが、わかりました。ちょっとやそっとでは立候補なんかできない状況だったんですね。
現在の形になったのは、平成11年統一地方選挙から。(その前に平成6年に公費負担条例が出来て、平成7年の統一地方選挙から1000枚まで公費負担が出来るようになったそうですが)、選挙本番ポスターの掲示板ができて、候補者全員が同じ条件で貼れるようになったこと、ポスター制作費が公費負担になったこと、は、民主主義の大きな進歩だと思います。
ポスター制作費の公費負担上限は、637円(1枚)×891ヶ所(掲示板の数)=56万7.567円です。
ちなみに、今回、私のポスター作成にかかった費用は、1枚330円で合計29万4.030円。上限額よりも27万3537円安いですが、十分な出来だと思います。。
1枚637円もするポスターってどういう素材なんだろう・・・??
と思っていたら、あの、経歴詐称で告発されている森学議員は、嘘を書いたポスターに対して、満額の公費負担請求をして、それが支払われていたことが判明しました。
びっくりです・・・。
間違えたかどうかなんて言い訳は通用しないし、結果的に嘘を書いていた、それを本人、あっさりと認めていたのに、そのポスター制作費に56万円以上の税金を請求したとは・・・
しかも彼は、選挙カーを使わなかったことで、「自分は税金のムダ遣いをしていない!皆さん!選挙カーは皆さんの税金が使われているんですよ!!」と、いかにも正当な理屈をマイクでがなっていましたが、選挙カーの公費負担は(私の場合14万210円ですけれど)仮に限度額いっぱい使ったとしても、19万4.600円+ガソリン代で、ポスター費用の方がずーっと高いのです。
しかも、しかも、です。もっと驚いたことに、選挙中に、「皆さん!この選挙カーも公費負担です!皆さんの税金が使われているんです!無駄遣いです!」と指をさして非難した相手が、おおば正明候補(現在「せたがや政策会議」政調会長)の車だったというのです。
おおば議員は、自分の車を使い、自分で運転しているので、選挙カーに関してはガソリン代を含め一切公費負担の請求をしていません。
それに、選挙中は、まだ誰一人、公費負担請求はしていないので、選挙後に、請求するかしないかなどわからないにもかかわらず、そういうことを断定的に言い放っていた、というのです。
今になってみると、ああ、やっぱりそういう人だったんだ、という感じですね。
話は戻りますが、ポスターの公費負担は、私は、それ以前の、自分で作って自分で貼るところまで探さなければならない(つまり、大きな組織に所属している人が圧倒的に有利)という選挙制度に比べたら、“民主主義の大きな進歩”であり“民主主義を保障するための必要経費”だと思います。
何もかもムダ遣い、と言い出したら、わかりやすいと言えばわかりやすいですが、本来、保障されなければならない制度が破綻してしまう可能性がある、と思います。本当に必要な経費と、ムダに遣われている経費とをよく見極める必要がある、と、今回、公費負担について記しながら、改めて考えさせられました。
今回は、ポスターの公費負担について。
私は、1999年(平成11年)初当選なので、それ以前のことは知らなかったのですが、調べたら、昔はポスターひとつをとっても、制作費(自己負担)とか貼る場所の確保(自分で探す)とか、本当に大変だったのだなぁ・・・ということが、わかりました。ちょっとやそっとでは立候補なんかできない状況だったんですね。
現在の形になったのは、平成11年統一地方選挙から。(その前に平成6年に公費負担条例が出来て、平成7年の統一地方選挙から1000枚まで公費負担が出来るようになったそうですが)、選挙本番ポスターの掲示板ができて、候補者全員が同じ条件で貼れるようになったこと、ポスター制作費が公費負担になったこと、は、民主主義の大きな進歩だと思います。
ポスター制作費の公費負担上限は、637円(1枚)×891ヶ所(掲示板の数)=56万7.567円です。
ちなみに、今回、私のポスター作成にかかった費用は、1枚330円で合計29万4.030円。上限額よりも27万3537円安いですが、十分な出来だと思います。。
1枚637円もするポスターってどういう素材なんだろう・・・??
と思っていたら、あの、経歴詐称で告発されている森学議員は、嘘を書いたポスターに対して、満額の公費負担請求をして、それが支払われていたことが判明しました。
びっくりです・・・。
間違えたかどうかなんて言い訳は通用しないし、結果的に嘘を書いていた、それを本人、あっさりと認めていたのに、そのポスター制作費に56万円以上の税金を請求したとは・・・
しかも彼は、選挙カーを使わなかったことで、「自分は税金のムダ遣いをしていない!皆さん!選挙カーは皆さんの税金が使われているんですよ!!」と、いかにも正当な理屈をマイクでがなっていましたが、選挙カーの公費負担は(私の場合14万210円ですけれど)仮に限度額いっぱい使ったとしても、19万4.600円+ガソリン代で、ポスター費用の方がずーっと高いのです。
しかも、しかも、です。もっと驚いたことに、選挙中に、「皆さん!この選挙カーも公費負担です!皆さんの税金が使われているんです!無駄遣いです!」と指をさして非難した相手が、おおば正明候補(現在「せたがや政策会議」政調会長)の車だったというのです。
おおば議員は、自分の車を使い、自分で運転しているので、選挙カーに関してはガソリン代を含め一切公費負担の請求をしていません。
それに、選挙中は、まだ誰一人、公費負担請求はしていないので、選挙後に、請求するかしないかなどわからないにもかかわらず、そういうことを断定的に言い放っていた、というのです。
今になってみると、ああ、やっぱりそういう人だったんだ、という感じですね。
話は戻りますが、ポスターの公費負担は、私は、それ以前の、自分で作って自分で貼るところまで探さなければならない(つまり、大きな組織に所属している人が圧倒的に有利)という選挙制度に比べたら、“民主主義の大きな進歩”であり“民主主義を保障するための必要経費”だと思います。
何もかもムダ遣い、と言い出したら、わかりやすいと言えばわかりやすいですが、本来、保障されなければならない制度が破綻してしまう可能性がある、と思います。本当に必要な経費と、ムダに遣われている経費とをよく見極める必要がある、と、今回、公費負担について記しながら、改めて考えさせられました。