さて、龍騎以降全然視てないなぁ……な第841回は、
タイトル:仮面ライダークウガ『写真集』『デザイン画集』『シナリオ集』
出版社:小学館
であります。
平成仮面ライダーのトップバッター『クウガ』の資料集です。
三冊セットで○○○円で落ちていたので、拾ってきました。(爆)
速攻で『戻る』ボタンをクリックせずにこの記事を読んでいる方には不要かも知れませんが、一応、クウガについてちょっとだけ触れておきます。
歩く好奇心とも言える青年・五代雄介が、現生人類の先祖(と思われる)リント族の戦士・クウガとなって、謎の古代種族・グロンギと戦う特撮アクションです。
RX終了から数えて実に十一年ぶりの新作と言うことで、制作側もかなり気合いが入っており、クウガとなって戦うことに悩む五代、彼と苦しみを分かち合う刑事・一条、謎の言動を繰り返すグロンギ達といったキャラクターを中心に高年齢層を意識したドラマを展開し、まったく新しい仮面ライダーの名に恥じぬ傑作に仕上げていました。
ゲゲルと呼ばれる殺人ゲームを繰り返すグロンギと戦う内に、五代自身も次第に人間離れしてゆき、石ノ森版『仮面ライダーBLACK』を彷彿とさせる頂上対決へと雪崩れ込んでいく展開は秀逸で、毎週目を皿のようにして視ていた……のは私だけじゃない筈。
と、原作への思い入れはそれぐらいにして……。
そんなクウガの魅力を余すところなく伝える設定資料集です。
これ三冊で、大体クウガは理解出来ます。
素直にDVD買えばいいじゃんってツッコミは入れない方向で。(爆)
以下、各書についてさらっと解説します。
『写真集』……そのまんまです。主役の五代雄介と超イケメン(重要)刑事・一条のカットがメインで、以下、人間側サブキャラクターが1~4ページずつ、クウガの戦闘シーンが大量、で、敵怪人達がちらほらといったところ。
主人公二人以外で目立つのは、本作最大の謎にして敵の首魁『バラのタトゥーの女』で、人間側サブキャラクターが結構ページ削られているのに対し、一人で4ページも取ってやがります。(さすがと言おうか)
しかし……視てた時から思ってましたが、本作の敵怪人達は非常にオシャレですね。変身前のファッションが非常に個性的な上、多くの男性が群青色のルージュ引いてて、しかもそれが似合ってるのが良い。個人的には、松田勇作カットで初代変身ポーズを決めるゴ・バダー・バ(まんまバッタ怪人)がお気に入り。
『デザイン画集』……クウガ、及び、敵怪人の設定画集。
当然と言えば当然だが、クウガのデザインはかなり難航したようで、数多くの準備稿が存在します。従来のメカニカルなイメージに始まり、実際に放映された決定稿に至るまでの過程を見るのはなかなか楽しい。黒のボディに金色のパーツを重ね、マントまで付けたいかにも悪のボスっぽいデザインもあり、個人的にはこれも作って欲しかったところ。
独特の衣装やアクセサリを身に付け、異種族らしさを全面に押し出していた怪人のデザインも、初期設定から決定稿まで載っています。この手の設定資料見るたびに思うけど、共同作業とは言え、一番組のために異常な数の絵を描いてますねぇ……。(しかもやたら細かい)
『シナリオ集』……シナリオの決定稿です。文字が小さくてちと読み辛いのですが、全話のストーリーを一気に追うことが出来るのはやはり嬉しい。
最大の特徴は、作中で使用されているグロンギ語の訳が載っていることで、あのシーンのあの台詞は何だったんだ? という疑問を一気に解消してくれます。
ちなみに、最終回直前の一条さんとバラのタトゥーの女の対決で、海に落ちる直前に彼女が言った台詞は――
「ビビギ・ダダ。ゴラゲド・パラダ・ガギダ・ギロボザ。
(気に入った。お前とはまた会いたいものだ)」
でした! つーか……やっぱりお前ら、いずれまた復活するんかいっ……!
以上、なかなかに美味しい設定資料集です。ファンにはオススメ。
個人的には、写真集の分量がもうちょっと欲しいところですが……。
タイトル:仮面ライダークウガ『写真集』『デザイン画集』『シナリオ集』
出版社:小学館
であります。
平成仮面ライダーのトップバッター『クウガ』の資料集です。
三冊セットで○○○円で落ちていたので、拾ってきました。(爆)
速攻で『戻る』ボタンをクリックせずにこの記事を読んでいる方には不要かも知れませんが、一応、クウガについてちょっとだけ触れておきます。
歩く好奇心とも言える青年・五代雄介が、現生人類の先祖(と思われる)リント族の戦士・クウガとなって、謎の古代種族・グロンギと戦う特撮アクションです。
RX終了から数えて実に十一年ぶりの新作と言うことで、制作側もかなり気合いが入っており、クウガとなって戦うことに悩む五代、彼と苦しみを分かち合う刑事・一条、謎の言動を繰り返すグロンギ達といったキャラクターを中心に高年齢層を意識したドラマを展開し、まったく新しい仮面ライダーの名に恥じぬ傑作に仕上げていました。
ゲゲルと呼ばれる殺人ゲームを繰り返すグロンギと戦う内に、五代自身も次第に人間離れしてゆき、石ノ森版『仮面ライダーBLACK』を彷彿とさせる頂上対決へと雪崩れ込んでいく展開は秀逸で、毎週目を皿のようにして視ていた……のは私だけじゃない筈。
と、原作への思い入れはそれぐらいにして……。
そんなクウガの魅力を余すところなく伝える設定資料集です。
これ三冊で、大体クウガは理解出来ます。
素直にDVD買えばいいじゃんってツッコミは入れない方向で。(爆)
以下、各書についてさらっと解説します。
『写真集』……そのまんまです。主役の五代雄介と超イケメン(重要)刑事・一条のカットがメインで、以下、人間側サブキャラクターが1~4ページずつ、クウガの戦闘シーンが大量、で、敵怪人達がちらほらといったところ。
主人公二人以外で目立つのは、本作最大の謎にして敵の首魁『バラのタトゥーの女』で、人間側サブキャラクターが結構ページ削られているのに対し、一人で4ページも取ってやがります。(さすがと言おうか)
しかし……視てた時から思ってましたが、本作の敵怪人達は非常にオシャレですね。変身前のファッションが非常に個性的な上、多くの男性が群青色のルージュ引いてて、しかもそれが似合ってるのが良い。個人的には、松田勇作カットで初代変身ポーズを決めるゴ・バダー・バ(まんまバッタ怪人)がお気に入り。
『デザイン画集』……クウガ、及び、敵怪人の設定画集。
当然と言えば当然だが、クウガのデザインはかなり難航したようで、数多くの準備稿が存在します。従来のメカニカルなイメージに始まり、実際に放映された決定稿に至るまでの過程を見るのはなかなか楽しい。黒のボディに金色のパーツを重ね、マントまで付けたいかにも悪のボスっぽいデザインもあり、個人的にはこれも作って欲しかったところ。
独特の衣装やアクセサリを身に付け、異種族らしさを全面に押し出していた怪人のデザインも、初期設定から決定稿まで載っています。この手の設定資料見るたびに思うけど、共同作業とは言え、一番組のために異常な数の絵を描いてますねぇ……。(しかもやたら細かい)
『シナリオ集』……シナリオの決定稿です。文字が小さくてちと読み辛いのですが、全話のストーリーを一気に追うことが出来るのはやはり嬉しい。
最大の特徴は、作中で使用されているグロンギ語の訳が載っていることで、あのシーンのあの台詞は何だったんだ? という疑問を一気に解消してくれます。
ちなみに、最終回直前の一条さんとバラのタトゥーの女の対決で、海に落ちる直前に彼女が言った台詞は――
「ビビギ・ダダ。ゴラゲド・パラダ・ガギダ・ギロボザ。
(気に入った。お前とはまた会いたいものだ)」
でした! つーか……やっぱりお前ら、いずれまた復活するんかいっ……!
以上、なかなかに美味しい設定資料集です。ファンにはオススメ。
個人的には、写真集の分量がもうちょっと欲しいところですが……。