つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

マジックと魔法は違うんだが……

2006-11-30 22:04:31 | 木曜漫画劇場(白組)
さて、いつ復活するんだろう? な、第730回は、

タイトル:まじっく快斗(1~3:以下続刊?)
著者:青山剛昌
出版社:小学館 少年サンデーコミックス

であります。

扇:何となく風邪気味なSENでーす。

鈴:このところ、かかってる回数が多くなった気がするLINNで~す。

扇:ん? 風邪って一回ひいたら一年は無事じゃないのか?

鈴:インフルエンザとかのウィルスなら1回やったらいーんだろーが……ねぇ。

扇:問題! インフルエンザと風邪の違いを明確に述べよ。

鈴:はいっ! わかりませんっ!!!

扇:駄目じゃん……俺もかなり怪しいが。
ま、風邪は複数の感染症の総称だが、インフルエンザは飽くまでインフルエンザ・ウィルスに感染した時の呼び名ってことで……場合によっちゃ死ぬが。

鈴:死ぬなぁ、インフルエンザ……。
……そういえば、感染症で思い出したが結核の診断を喰らって、隔離病棟でぴんぴんしてたヤツがいたなぁ……(遠い目)

扇:化物クラスの体力だな……。
結核って、昔は不治の病だった筈なんだが。

鈴:なに、形意拳の鍛錬者だったからたぶん気功で治してたんだろう、きっと(爆)
まー、それでもじゅーぶん、化け物だがなぁ。

扇:波動拳で治してたのか……。
確かに化物だな。

鈴:いや、あれ、喰らったらダメージ喰らうだけなんだけど……。

扇:あれも気孔じゃないのか?
某キャラなんかしょっちゅう叫んでるぞ、「気孔拳っ!」って。

鈴:あれを気功にしたら、世の気功やってる人間のすべてを敵に回すと思うぞ。

扇:そっか、気孔って飛ばないんだ~。

鈴:飛ぶか!!!
……なんか、気功に対する世の間違った認識をそのまま言ってんな、相棒。
しかも漢字がそもそも違うし。

扇:!Σ( ̄□ ̄;)
気にするな、ちょっとした変換ミスだ。
間違った認識と言えば……『あやかしあやし』がしっかり時代劇の矛盾にツッコミ入れてたね。五話の、切り捨て御免の話。

鈴:だが、マニアが見れば、突っ込まれるのは必至だがな>誤変換
で、あー、あの斬り捨て御免な。あれはなぁ……「仏ゾーン」でも思いっきりぶつかっただけで斬られてたし、さも当たり前のようにいろんなとこで使われてたからなぁ。
目から鱗は……落ちんかったが(笑)

扇:うむ、武士だからって適当にアヤ付けて町人斬るのが当たり前……ってのは大いなる間違いなんだが、そこを突っ込んでくれたのは良かった。
俺に言わせりゃ常識なんだが、いかんせん、時代劇のイメージが強いのかねぇ。

鈴:常識ねぇ……きっと知らない人間のほうが多いと思うがねぇ。
まぁだが、いちおう史実や時代背景を曲げないことを標榜してるから、その辺りは当然しっかりしとかんとあかんのだろうけどな。

扇:まぁにゃ。
何でアステカ人の子が日本にいるかは今のところ不明だが。
(※SENはこの時まだ六話を視ていません)

鈴:それを言ってはいけない。
きっと、そのうち、何らかの設定が明かされると思っておこう。
……つーか、それがないと、いちおう、こいつ、ヒロインっぽいから、ないと話にならん。

扇:歳の差が凄まじいけど、一応ヒロインだな。
この子だけ肝食ってないところからして、最後に一人だけ生き残るってパターンぽいし。

鈴:まぁ、逆に先にこの子だけ、あと数話くらいで死ぬのもあるだろうな。
まーでも、女性キャラ少ないから死なない可能性のほうが高いかもしれんが(笑)

扇:で、亡骸を抱えて主人公が絶叫か……あり得る。
女性キャラと言えば、追加で誰か出るかも知れんがね。
何にせよ、敵が妖夷な割には普通に時代劇やってくれてるんで、今のところは安心して視られる番組だ。

鈴:追加はまぁ、あるだろうなぁ……。
と言うか、あのふたりだけじゃなぁ。鳥居さんとこのお姉さん、はよ死にそうやし(笑)
ともあれ、アニメ版の「鋼の錬金術師」で素晴らしいラストを作ってくれた會川氏が構成してんだから、まぁ、ろくでもないラストだけは作るまい。

扇:うむ、今のアニメでは割とオススメできる作品の一つだな。
って、何で『木曜動画劇場』になってるんだっ!

鈴:え? いーんじゃないのか?
最近、おもしろいアニメってあんまりないんだし。
途中は見れてもラストが終わってる話ってけっこうあるしなぁ。
……それでもなんかのでーぶいでーは買っちまってるが(爆)

扇:ああ、魔女刃ね。(笑)

鈴:日本語に変換すんなよ……そのまんまだが……。
まぁ、あれはあれでいいのさっ。それなりにおもしろかったから(爆)

扇:ま、あんたが満足してるならそれでいいがね。
じゃそろそろ、『木曜漫画劇場』の仕事に戻ろう。
解説よろ。

鈴:じゃぁ、「名探偵コナン」の対極で、主人公がこそ泥、それ以外、ほぼ同じ。
以上。

扇:合ってるんだが……何だかな。
コナンの悪役がヤバげな連中なのに対し、こっちはちとマヌケなのが違いと言えば違いか。
コナンに出張した時の役回りから想像付くでしょうが、元ネタは怪盗ルパンです。(笑)
んじゃ、CM。


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扇:では、主人公の怪盗キッド、こと、黒羽快斗。
でかコナン(工藤新一)の泥棒版。
以上。

鈴:では、ヒロインの中森青子。
キッドを追う中森銀三警部の娘で、コナンで登場する毛利蘭の本編版。
以上。

扇:をい、それで終わりかよ。

鈴:だって、コナンと設定、ほとんど一緒だし

扇:言うな。
いくらこの二人の会話が、でかコナン&蘭の会話と1ナノメートルも違いがないからって、そこまで言うのはひどいと思うぞっ!

鈴:でかコナンって……新一って言ってやれよっ!!!
でも、この主人公&ヒロインの構図って、「YAIBA」のときも大して変わってないし、いまさらじゃん?

扇:奴は『でかコナン』でいいんだよ、所詮、『探偵物語』のオマージュなんだから。
そう言えば、『YAIBA』の二人もまったく同じだったなァ……少年漫画らしいと言えば、らしいが。
敢えて違いを探すとしたら……コナンより快斗&刃の方が助平で、刃よりコナン&快斗の方が賢しいってことぐらいか。

鈴:それって、特筆しないとわからないくらいの差なんだけどさ。
その割に、こいつ、自分の別の作品のキャラを他の作品で出すの、好きだよなぁ。
この作品にも、 「YAIBA」のキャラ出てたし。
まぁ、ヒロインの女のコが快斗にほだされてるのは、わかる気がする。
あんなちんくしゃより、見た目だけはよさげなほうに靡くのは当然だろうしな。

扇:そいや快斗にはキザ属性があったな、他の二人と違って。
まぁ、シルクハット被って決めポーズすりゃ、それなりには見えるわな。
でも、こうやって小さな違いを探さないといけない時点で……何だかなぁという気はする。
ヒロイン三人組に至っては、そもそも違い自体がないからな。(爆)

鈴:まー、ないわな。
この辺りは、設定の甘さを露呈してるわな。
岡田○武みたいな設定屋と組ませると、かなり読める作品を作れそうな気はせんでもないがね。

扇:あれだな、画面四隅に証・明・完・了のデカ文字が炸裂するわけだ。(笑)

鈴:それは岡田がマンガ描いた場合だけやっ!!!
ったく……あんなあざといやり方するのは、こいつくらいのもんやで。
まー、はまったときには、かなり笑えるが(爆)

扇:ギャグでやるならいいんだがな――島本あたりが。(笑)
えーと、話を戻して、ストーリー的には完全なドタバタコメディやね。
その意味では、死体がわんさか出てくるコナンと作風は全然違うな。

鈴:いちおう、盗まれるか、盗まれないか、って話だからなぁ。
推理ものとは違って、人死にが出にくい話ではある。

扇:快斗を付け狙うマッドなお嬢さん(名前失念)といい、敵役のホームズもどき(同じく名前失念)といい、どいつもこいつもギャク畑のキャラだから、暗い話になりにくというのはあったな。
個人的には、二巻でやった楽屋オチ、の路線でやってくれたらもっと楽しめた。

鈴:楽屋オチね。まぁ、あれはあとがきっぽい話としては楽しめたからなぁ。
延々続けるのは何だが、数巻で終わる話でやってくれるなら、おもしろいのは確かだね。
と言うわけで、なんか褒めてんのか、褒めてないのか、いまいち微妙なところだとは思いつつも、今回の木曜劇場はこの辺でお開きです。
まぁ、少なくとも、YAIBAやコナンよりはおもしろくなかったと思ったりもする今日このごろなところで、さよ~なら~

扇:YAIBA>コナン>快斗ってとこかね。
やはり、ライバルキャラがへっぽこ過ぎたのがちと痛かった。
でもまぁ……まだ終わってないので、今後に期待しましょう。(爆)
では今日はこのへんで、さようならぁ


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2 コメント

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やばい (にゅきみ)
2006-12-01 12:19:05
「証・明・完・了」で吹いた…
ていうか、この作品って終って無いんだ…
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大丈夫 (SEN)
2006-12-02 18:48:49
『影技』の人ならきっとやってくれます。(笑)
えーと……不定期連載だったみたいで、終わってない筈です。
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