さて、風邪で死にそうな第742回は、
タイトル:ルパン三世/ダークシティの戦い
著者:飯野文彦
出版社:双葉社 ルパン三世ゲームブックシリーズ(初版:S60)
であります。
双葉社がこれでもかと出していた、ルパン三世ゲームブックの第二弾です。
ストーリーはマモー編の外伝となっており、クローン人間との戦いが描かれます。
実はこれ読んだ当初はマモー編視てなかったので、『ビッグM』って誰のことか解りませんでした。
*
死してなお、生き続けるドス黒い魂があった。
かつてルパン三世が遭遇した巨悪『ビッグM』。
その意思は、ゆっくりと、しかし確実に、暗い地下で復讐の時を待っていた。
ある日、ルパンのアジトに相棒達が血相を変えて飛び込んできた。
ルパンを執拗に追う銭形警部が、拳銃で撃たれて重傷を負ったのだ。
しかも、それをやったのはルパンなのだと言う。
過去の因縁にケリを付けるため、ルパン、次元、五右衛門の三人は敵地に乗り込む。
待ち受けるは、自分達と同じ顔を持つクローン人間達。
奴等の城は謎の地下帝国――ダークシティ!
*
ネタからしてヤバイよね、この話。
当然と言えば当然なのですが、序盤でルパンは仲間とはぐれてしまいます。
後に待っているのは……偽物か本物か解らない奴等との騙し合い。
このため、作品の雰囲気はアニメで定着したアクションコメディ路線ではなく、SFホラーに近いものになっています。
ゲームとしては、行動力と攻撃力という二つの能力値だけを記録し、サイコロ判定なしで読み進めていくシンプルなもの。
このシリーズの特徴でもありますが、選択ミス=ほぼ即死という鬼仕様なので、最初の頃はルパンの死に様を堪能出来ると思います。
攻撃力はほとんど変化しないので、初期値より1多い11にしておけば安泰なのですが、行動力はとにかく変動が激しいので、常に10以上を維持するのが肝要です。(9だとかなりの高確率で死ねます)
あと、コピー人間がわんさか出てきますが、ルパンは大したことないのに次元と五右衛門はやたら強いです。
不二子のコピーも出てきます……ある意味最強な役所で。普通に行動していれば大丈夫だとは思いますが。
ちなみに、銭形のコピーは出てきません。(笑)
今読むとアラが目立つんだろうけど、昔は結構好きだった作品です。
血の泡を吹いて倒れるルパンに次元のコピーが、「グッバイ……ルパン三世」と言い放ったり、コピーと間違えて本物の五右衛門を撃ってしまったりと、子供向けゲームらしからぬシーンが多かったのが好きでした。(をい)
タイトル:ルパン三世/ダークシティの戦い
著者:飯野文彦
出版社:双葉社 ルパン三世ゲームブックシリーズ(初版:S60)
であります。
双葉社がこれでもかと出していた、ルパン三世ゲームブックの第二弾です。
ストーリーはマモー編の外伝となっており、クローン人間との戦いが描かれます。
実はこれ読んだ当初はマモー編視てなかったので、『ビッグM』って誰のことか解りませんでした。
*
死してなお、生き続けるドス黒い魂があった。
かつてルパン三世が遭遇した巨悪『ビッグM』。
その意思は、ゆっくりと、しかし確実に、暗い地下で復讐の時を待っていた。
ある日、ルパンのアジトに相棒達が血相を変えて飛び込んできた。
ルパンを執拗に追う銭形警部が、拳銃で撃たれて重傷を負ったのだ。
しかも、それをやったのはルパンなのだと言う。
過去の因縁にケリを付けるため、ルパン、次元、五右衛門の三人は敵地に乗り込む。
待ち受けるは、自分達と同じ顔を持つクローン人間達。
奴等の城は謎の地下帝国――ダークシティ!
*
ネタからしてヤバイよね、この話。
当然と言えば当然なのですが、序盤でルパンは仲間とはぐれてしまいます。
後に待っているのは……偽物か本物か解らない奴等との騙し合い。
このため、作品の雰囲気はアニメで定着したアクションコメディ路線ではなく、SFホラーに近いものになっています。
ゲームとしては、行動力と攻撃力という二つの能力値だけを記録し、サイコロ判定なしで読み進めていくシンプルなもの。
このシリーズの特徴でもありますが、選択ミス=ほぼ即死という鬼仕様なので、最初の頃はルパンの死に様を堪能出来ると思います。
攻撃力はほとんど変化しないので、初期値より1多い11にしておけば安泰なのですが、行動力はとにかく変動が激しいので、常に10以上を維持するのが肝要です。(9だとかなりの高確率で死ねます)
あと、コピー人間がわんさか出てきますが、ルパンは大したことないのに次元と五右衛門はやたら強いです。
不二子のコピーも出てきます……ある意味最強な役所で。普通に行動していれば大丈夫だとは思いますが。
ちなみに、銭形のコピーは出てきません。(笑)
今読むとアラが目立つんだろうけど、昔は結構好きだった作品です。
血の泡を吹いて倒れるルパンに次元のコピーが、「グッバイ……ルパン三世」と言い放ったり、コピーと間違えて本物の五右衛門を撃ってしまったりと、子供向けゲームらしからぬシーンが多かったのが好きでした。(をい)
ポイントの上下を記録するのは苦にならなかったですね。
もっとも、パラメータの初期値が最強じゃないと、とても
ボスとはまともに戦えないゲームなんてのは萎えますが。
ルパンは左右間違えただけで死ぬので、ルート憶える
まではかなりガチです。(笑)
火吹山系というか正統派のゲームブックはメンドクサクなっちゃうんで
途中でパラメータをズルしたりしちゃうんですが
(根本的にゲームブックに向いてない)
ルパンは即死なので、割と真剣にやってましたねぇ…
妙に甘ったるいシーンがあったりもしますが、それもまた魅力でしょう。
数が多いので、ピンポイントで探すのは難しいですね。
当時も、シリーズがずらっと並んでいる本屋はありませんでした。
マモー関連作と知っていたら買ってましたねぇ。
探そうとしてもすぐに手に入らないのがこのシリーズの辛いところです。