つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

実は引っ越しマニア?

2007-10-24 06:20:54 | おしゃべり
さて、第914回であります。


扇:新企画を考え中だったりするSENでーす。

鈴:企画ものは相棒に任せっきりのLINNで~す。

扇:これだから職人って奴はよォ……。

鈴:まぁ、よいではないかよいではないか。
だからバランス取れてんじゃねか?

扇:取れてるか……? 取れてるのかぁ~……?
ま、どんな企画になるかはまだ未定ですが、記事数は増えるのではないかと思います。

鈴:たぶん、取れてるぞ。
取れてなきゃ、あの話は書けまい(笑)←何とは訊かないように。
でも、記事数が増えるのはいいことだ。
木日だけだもんなぁ、いまは。

扇:ぶっちゃけた話――
『書くのにさほど時間を要さず、なおかつ、最近の情報が仕入れられるような記事』
をスポット的に放り込んでみてはどーかなとか、考えてたりする。
そっちは毎回きっちりとララデラ拾ってるみたいだし、私も最近の漫画はそこそこ拾ってるから、最新のネタがないわけではないしね。

鈴:せやね。
ぼちぼち読んでて記事に出来ない or しないネタとかもあるから、そういうのをコンパクトに書いてみるのもいーだろー。

扇:同時に、過去記事では一括して紹介している作品について、一巻ずつ短めに感想を書くというのもありかな。
二番煎じ臭さは否めないが、初期の頃の記事は抹消したいものも沢山あったりするからねぇ……。

鈴:抹香……確かに、抹香臭いくらい見たくないのはあるからなぁ……(遠い目)

扇:というわけで今週のWikipediaです。(無視)


『Wikipediaに聞け!』


扇:今週のテーマはぁぁぁ~!
永谷園?

鈴:お茶漬けと今回のテーマとどーつながんねんっ!!

扇:いや、むか~し、CMで使ってたんだよ、確か。
貴方と食べたい鮭茶漬け~、ってぇとサブちゃんだけどな。

鈴:お互い飲み会帰りなんだな。

扇:仕事帰りの間違いだろ。

鈴:晩飯が鮭茶漬けじゃぁ悲しいぞ?

扇:朝飯が鮭茶漬けってことは多いぜ。(爆)

鈴:!Σ( ̄□ ̄;)
……そうだった……二日酔いにも鮭茶漬け(限定)はOKなのか……。

扇:茶漬けの話は置いといて。
今週のテーマは、『葛飾北斎』です。
見出しは以下の通り。

『人生一画家――生涯作品数3万点以上』
『名を替え家を替え――改号30回、転居93回』
『やっぱ富士山でしョ――主要作品あれこれ』

鈴:3万点……ウマはないんだな。

扇:ああ、持ち点3万の3万バックでサシウマなしだ。(素)

鈴:……うわぁ、素で返すなんて最低
さておき、どうやらホントに、この北斎というひとは生涯で3万点以上の作品を作ったようです。
えーっと、1778年に勝川春章の門に入ったと書いてあるから、ここから没年までが……71年か……(計算中、計算中)……1年に約422枚……。
毎日1枚書いて、追いつかん……。

扇:最低言うな。
描くことが趣味……だとしても異常な数だわな。
しかも、三万点って作品の数だから、没った奴まで入れたら何枚描いてるか解ったもんぢゃねぇな。

鈴:ボツったのまで考えるじゃねぇ。
つか、そういうことまで考えると、絵を描き始めてから、死ぬまで毎日描いてたとしか思えないよなぁ。

扇:描かない日はなかったって感じだぁね。
アシスタントと手分けしてやってたならともかく、一人でこれだけ描くってのは異常としか言いようがない。
しかも技術はトップクラスで、海外でも評価が高いとなれば、『ライフ』の「この1000年で最も重要な功績を残した世界の人物100人」に選ばれるのも納得がいくわな。

鈴:納得がいく以前に、1000年でってとこがミソだよな。
100年くらいなら、まだしも、1000年数えて、唯一日本人で入ったって、それだけやはり海外に与えた影響が大きかったって証拠だよなぁ。

扇:印象派はモロに影響喰らってるわな。
てとこで次の見出しに移るけど……名前を30回変えても葛飾北斎の絵で通るってことは、それだけこの人の絵が特徴的だったってこと、だよね?

鈴:特徴的かどうかはわからんが……そもそも30回も変えるってなぁ、贋作作りやすいよな(笑)

扇:確かに、名前がころころ変わる時点で、便乗する奴は沢山いそうだ。
加えて、転居93回……ほんと、芸術家って移り気で気分屋だよなァ。(毒)

鈴:……その(毒)ってのの相手が誰か、すんげ~心当たりありまくりな気が僅かとは言わんくらいあるんだがなぁ……(横目)

扇:いや、別にどっかの誰かをピンポイント爆撃するつもりはないよ。
飽・く・ま・で、芸術家気質の野郎ってのは始末が悪いよな、って話をしてるだけで。
北斎が転居を繰り返したのも、生活能力0だったからだって話だしな。

鈴:そういや、家がいろんな意味でやう゛ぁくなったから、引っ越したって書いてあんなぁ。(素で中途無視)
しかし、そういうとこはなんかベートーベンに通じるところがある感じだな。
で、次の「富士山」……クラシック好きとしては、と言うわけではないが、やはり有名すぎるほど有名な「神奈川沖浪裏」なんかいいよな。

扇:「神奈川沖浪裏」はいいねぇ。
あの、津波どっぱーんなところがとにかく凄い。
よーく見ると、雪山みたいにも見えるんだが、それでもやっぱ波なんだよなぁ。

鈴:波だねぇ。
あと、「ハイスピードカメラなどで波を撮影したものと比較すると実に写実的」ってのは、なんかで見たか聞いたことがあるな。
たぶん、NHK(日本引きこもり協会ではない)の番組じゃなんかで見た憶えがあるな。
実際の波しぶきと北斎の絵を較べてて、まぢでそのまんまだったしなぁ。
たぶん、視力とか、動体視力とか、めぢからとか、たぶん人外だったんだな。

扇:すげぇな北斎。
冗談抜きで、波が散る瞬間を眼でとらえ、記憶するとは……。
これに次いで有名と言えば、やはり北斎漫画かね。

鈴:……なんか、ひとのボケを悉くすっ飛ばしてるのがなんかむかつくが、進めとくか。
で、北斎漫画だが、これ、津和野で実物見たわ。
漫画と言うといまじゃストーリーがあるのが当たり前だが、この北斎漫画はなんか絵の手本帳って感じだったなぁ。
それでも、なんか見てると、あ~、北斎だな、って感じがするけど(笑)
真贋なんてわかりゃ~せんけどさ(爆)

扇:だって、俺あの作品嫌いだし。>ひとのボケ
俺は実物は拝んだことはないが、写真でなら見たことがある。
絵手本から始まったってのは結構納得がいくね。手当たり次第に、何でもかんでも描いてるし。
人気があるのは妖怪絵なんだろーけど。(笑)

鈴:まぁ、だいたい写真とかだよなぁ。
わしも、職場の旅行がなけりゃ、実物なんて見る機会はたぶん、一生なかっただろうしな。
だが、妖怪絵……?
百鬼夜行絵とかが流行ってたはずだし、人気があるのはわかるが、私はあの人物画のほうがおもしろかったなぁ。
なんか、妙に笑える絵とかあったし(笑)

扇:笑える絵?
当時の君の似顔絵とか?

鈴:そんな時代に生きとるかぁっ!!


『今週の一冊』


扇:で、今週の一冊ですが、前回からそれなりに時間も経ちましたので、恒例のリバイバル十二国記紹介をしたいと思います。
今回はシリーズ第四作『風の万里 黎明の空』(上・下)(著者:小野不由美)であります。
略して、『万空』ですね。

鈴:どこの僧侶だ!?
あの世界に仏教はないぞ。

扇:つか、そもそも宗教的概念自体がなかった気がする。
なんせこの世界、神が実在するからな。

鈴:そういや、実在してたなぁ。
さすがにこの「風の万里 黎明の空」では出てきてはおらんが……まぁ、王がいなけりゃ国が荒れたり、麒麟がいたり、化け物いたり、果ては仙人で不老なんてのがごろごろいるから、これで「神なんかいねぇ!」って言えるヤツはおるまい。

扇:あの世界、公務員になること=神籍に入ること、だからな。
楽俊あたりが任官したら、神が身近な存在に感じられそうだ。
でっかいネズミが行政指導したりするんだぜ、きっと!(爆笑)

鈴:行政指導と言うより、秋官になって「家裁のネズミ」とか、似合いそうだなぁ(笑)
注:秋官は司法を司り、裁判を行う部署です。

扇:このネタは面白すぎるからやめよう。多分、終わらない。
で、ストーリーですが……例によって、過去記事を御覧下さい。(逃げ)
一応、主要三人娘ぐらいは紹介しとく?

鈴:終わらんだろうなぁ。きっと今日の記事、楽俊だけで終わってしまいそうだし。
じゃぁ、主要なヒロインたちの最初と言うことで、やはり、このひと。
景王赤子こと陽子。
この物語での役回りは、まず義勇軍に拾われること。
ちなみに以後は剣客になります(笑)

扇:それ、紹介か?
では、サブヒロインの一人、芳国の元公主の祥瓊。
主な役回りは、国を追われて非行に走り、楽俊に拾われて更生すること。
ちなみに以後は慶国のパシリになります。(立場変わってねーぢゃん)

凛:いちおう間違っていないぞ。下巻なんかホントにただの剣客だし。
じゃぁ、もうひとりのサブヒロインの鈴、読みは「すず」。……ちょいとなんかイヤだから、名前変えるわ。
……さておき、その鈴ですが、主な役回りは鬱な引きこもり時代を抜け出して、躁状態な旅の途中に少年に、さらに義賊に拾われること。
以後の役回りは、義賊のパシリを経て、陽子のパシリ(爆笑)

扇:えーと……これってヤンキー漫画の紹介だっけ?
ひょんなことから、潰滅寸前のチームの総長になってしまった優等生。
親の会社が潰れて、贅沢三昧からやさぐれ人生に転落した社長令嬢。
根暗で、どこにいってもパシリ扱いされる下っ端。
……なんだかなぁ。

凛:ヤンキーマンガじゃないはずなんだがなぁ……。
でもなんか、陽子=総長、楽俊=副長、祥瓊=特攻隊長、鈴=パシリで安定しそうだな。
……やはり鈴は下っ端なのか……(笑)
まぁ、別に私は陽子さえかっこよけりゃいいから、別に誰が下っ端だろうと大した問題じゃないんだけど。

扇:十年経っても陽子萌えかよ。
まー、確かに本作の陽子は格好良かったねぇ。
上巻第一章読む限り、『月の影 影の海』から二ヶ月しか経ってない筈なんだけど、戦闘力、悪知恵、度胸、すべて備えた無敵キャラと化してるからな。
慎重派なので少々判断が遅いところはあるが、それをさっぴいても景麒の補佐はもういらねーよな。

凛:1年だろうが10年だろうが、かっこいいものはかっこいいんだからいーんだよ。
アニメ版も見たが、景麒に乗って禁軍にもの申すところなんか決まってるしなぁ。
しかし、そういや二ヶ月しか経ってねぇんだよなぁ、きちんと王になってから。
いくらこの話でいろいろと経験したとは言え、この成長ぶりは化け物だよな。
無敵というのも頷ける。
しかし、景麒の補佐……まぁ、確かに補佐はいらんわな。いい官僚はこの話で捕まえたし、いちおう仲のいい女友達も出来たし。
あ、でも使令がいないと困るから、やっぱりいてもらわんと困るぞ。

扇:サモナイト石なしで召喚獣と契約できる便利な護衛獣ではあるわな、景麒。
それ以外の存在価値がないとも言うが……。

凛:うわっ、なんかすんげぇ愛想なしでかわいげのない護衛獣だな。
だが、存在価値なしとか言ってやるなよ! いちおうブリーダーとして役に立ってるじゃないかっ!!

扇:(可愛げなくても、エンディングはあるぞ。サモナイだから)

凛:(そしていかにもなツンデレキャラになるんだな(笑))


to be continued……



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