つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

虎の獣撃ィィィッ!

2005-09-08 12:33:25 | 木曜漫画劇場(白組)
さて、ついに来てしまった第282回は、

タイトル:キャプテン翼(全37巻)
著者:高橋陽一
文庫名:ジャンプコミックス

であります。

扇:ブログ書評界のキタと呼ばれたSENです。

鈴:ブログ書評界のヤジさんと呼ばれたLINNで~す。

扇:誰が呼んだか、誰か呼んだか?

鈴:う~む、きっとサッカー平和党の誰かさんだらう。

扇:党首はアントニオ猪狩か?

鈴:いや、Sky Wingくんだろう、党首は。
まー、こんなヤツが党首だったら誰も投票しないと思うけど~(笑)
(つかなんかどえらいタイムリーなネタになってんな)

扇:バキ読めよっ! 俺も買ってないけど!(爆)
なんか横文字で書くと、どっかの国の戦闘機みたいだな。
(ふっ、すべてはヤーンのおぼしめしだ……)

鈴:いや、骨折を買う趣味はないんだが(笑)
戦闘機? スカイグラスパーか?
(や~ん? それは男の欲望を煽るための演技……いや、やめておこう、ヤーンって、ヤーウェのことか?)

扇:鉄拳やれよっ! ニーナの関節喰らわすぞっ!
少なくとも、ジェリーを追っかけてる猫じゃないことは確かだが。
(ヨッドハー・バウハー? 真メガテン2のラスボスか?)

鈴:じゃぁ、キングの関節喰らわすぞっ!
そうだったのか……。てっきり燃料ぐらいで、帰還した途端に炎上して恋人と一緒に死んでしまったディズニーのキャラと似たような名前の戦闘機乗りの乗ってた戦闘機だと思ってたわ。
(メガテン? ヨッドヘー・バウヘーは初代主人公くんがロキを呼び出した呪文だな)

扇:四つボタン押してんじゃねーよっ!
ああ、姫(あきひ)そっくりの彼女がいた奴だな。(笑)
(ん? 呪文で呼び出すって、十二使徒従えた少年のことか?)

鈴:いや、押しただけではダメだ。あの心地よい関節が壊れる音を聞くためには苦しい修行が必要なのだよ。
……って、姫って誰よ。
(どっかの裁判までやって名前変えられた子供じゃあるまいし)

扇:格ゲーって、プレイヤーも修行するもんだったんだなァ。
新×の嫁さんが描いた漫画のキャラだってば。
(そのネタ、ちょっとヤヴァイと思います、先生)

でだ! 

話を強引に戻して、日本中に間違ったサッカーブームを巻き起こした、伝説的迷作です。

鈴:修行しなければあのコンボだのあの技だのは出まい。まー、だからどうしたと言われればそのまんまだが(爆)
で、あー、○谷か○るの嫁さんのマンガかぁ。ぜんぜん読んだことないからわからんかったわい(笑)
(ツヴァイ? またどっかの役員がリアカーでゲーム機売りさばくCMがあった会社のゲームみたいな名前だな)

……さておき、迷作ってそのまんまじゃないか。
ある意味、ジャンプらしいマンガではあるんだがな。

扇:最初は真面目に修行して技やら何やらを覚えていくけど、途中から奥義を連発するようになり、強さのインフレが止まらなくなって物語そのものが崩壊しかけるという、ジャンプ漫画の王道中の王道を貫いた作品。
ストーリーはこんなとこでいいかな。(断言)

鈴:じゃぁ、次はキャラ紹介がいつもの流れか。
では、主人公の大空翼。サッカーボールが友達という、いまで言えばヒキコモリに匹敵する友達のいない寂しい主人公。
相手の蹴ったボールで鼻血を出そうと、友達だから痛くないと言い張る、一本ネジのはずれた感性の持ち主。
そのくせ、技術だけはあるので、この手の選手に負けたら悔しくてたまらないだろうと、たやすく想像できてしまうキャラに成長している。
まー、最後の最後まで、サッカーで世界平和を実現すると、誰も考えないような独創的、且つ実現不可能なセリフをのたまう時点で、やはりどっか足りないヤツだと思えてしまうのは、私だけではあるまい。

扇:長っ……俺もそこまでは言えんなぁ。
若林源三。グレイトスーパーゴールキーパーとかいうわけの解らん称号を持つ天才(?)ゴールキーパー。
大富豪ならではの選民思想を持っており、ムカツク発言と手前勝手な自己主張を通そうとする、翼と双璧を成す嫌な奴。
表面上は理知的を装ってるつもりのようだが、とにかく喧嘩っ早く、ちょっとのことですぐに本性が出るのは笑える。
ちなみにドイツ戦において、帽子でボールをはたき落としてゴールセービングした行為が退場ものであることは賢明なる読者諸氏の推察通りである。

鈴:長っ……ってひとのこと言えんじゃねぇかよ。
つか、いまのところ、帽子被って出場してるゴールキーパーって見たことないんですけど……。
ま、まぁ、次いこか。
岬太郎。「翼くんっ!」「岬くんっ!」の言葉ですべてがわかる最強の中盤コンビ。
ただし、シュート&点取りはすべて翼くんの仕事のため、影の薄さはマンガ中、沢田くんと双璧をなす。
そしてもうひとつ、「翼くんっ!」「岬くんっ!」のやりとりで、あらぬことを考えるやおいファンは全国に数多いると推察される。

扇:いや、岬もたまには点取るんだぞ。あと、やの付く方々はこの二人に興味ないんじゃないか? メインは東邦の方々だろうし。
で、真の主役、日向小次郎
恐らく、この漫画で最も人気のあるキャラで、天性のストライカー。
貧困、修行、手下、男気、その他諸々を備えた、旧来の主人公キャラと言っても過言ではない存在、かつ翼の最強のライバル。(日向のライバルが翼と言った方が正しいか?)
特筆すべきは、阿呆の翼を破った唯一のキャラであることと、サッカー漫画史上初めてシュートでコンクリートにヒビを入れた人であること。
必殺技のタイガーショットは、天才キーパーでも骨折、並のキーパーなら退場、普通の人なら即死という凄まじい威力を誇る。(多少誇張あり)
ちなみに、次作ワールドユース編では女作って株を下げた……かどうかは知らない。

鈴:やけに詳しいな、相棒。
ただし、若林が手を壊したシュートは小次郎ではなかったな。……ふっ……。
さておき、なんか、キャラ紹介だけで食傷気味な気がしないでもないので、そろそろ終わっとくか。
これ以上続けると、きっと、とんでもないことになるような気がしないでもないし。
……あ、そうそう、ある知り合いがこのマンガの略を「C翼」と書いてるのを聞いて、「きゃぷつば」ならぬ「しーよく」と読んで、白い眼で見られたと言う話は、きっと遠い昔の話なのだろう。
どー読んでも「しーよく」じゃん、と思ったのはここでは言うまい。
それでは、中途半端に終わってしまいそうだが、これ以上、いろんな意味でおもしろく、楽しく、遊べるマンガを貶めたくはないので(爆)

扇:君には負けるよ、相棒。
ふん、若林ごとき、ネオ・タイガーショットなら一撃だ。
充分遊んでたと思うが……まぁ、疲れてきたのでこれぐらいにしとこう。
つか、日向君の紹介書けたから後はどーでもいいや。(爆)
もうなんか滅茶苦茶とかいう生やさしい言葉を超越した今回の木曜劇場ですが、このへんでお別れの時間です。さーよーうーなーらー。

鈴:うむ。
と言うわけで、なんかホントにいい作品だと思って書いてるのかどうかわからない気がしないでもない記事になっているような気がするが……。
では、この辺で。さいなら、さいなら、さいならっ。

(扇:なお、上記のネタがすべて通じた方は、一度脳外科に行くことをオススメします)


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