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紅葉色に色づいて。2

2013-11-10 12:07:17 | 物語。
温かいお茶が、美味しい季節になって
きました。
珈琲も飲みますが、お茶も出番が、
多くなってきます。
外出から戻った時や夜のお茶時間に
頂きます。

家では、電気ケトルが活躍する季節に
なります。
もう、準備OKになってます。
お茶のラインナップとしましては、
一保堂の日本茶各種。
紅茶は、ティーパックと茶葉が数種。
オレンジ系のハーブティなど。
どれにしようかと、悩む時間も楽しみ
でもあるのでした。










それでは、いつものようにいつもの言葉を。









相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。


そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。

お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。









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紅葉色に色づいて。2









食後のお茶をいただいた後、
あたしは、双子ちゃんと美作さんと、
リビングへ移った。
そして、あたしは、うわぁと声をあげる。

そう。リビングから見える景色が、
紅葉の景色だったので。
イチョウの黄色に、紅葉の赤。
様々な色の紅葉。

「そうか。この時期に来るのは、
初めてだったな。」
「うん。すごいね。」
「こればっかりは、総二郎のところに
引けはとらんだろ。」

あたしは、クスリと笑った。

「お姉様。用意はよろしくて?」
「何の用意?」

双子ちゃんたちは、キャラキャラと
笑いながら、つくしの手を取って、
庭へ連れ出した。
うしろから、あきらもついてくる。

5分ほど歩いただろうか、
あたしの目の前には、カエデの木の
ロードが、見事な紅葉をみせていた。

双子ちゃんたちは、つくしの手を離して、
カエデの葉が山と積まれたプールへ、
走っていった。
キャッキャッと声があがっている。


「美作さん。すごい綺麗ね。」


あたしは、我を忘れて、美作さんの手を
そっとつかんだ。

「カナダのメープルロードには、
及ばないけどな。」
「そんなことない。すごいよ。」
「お袋が、自家製メープルシロップが、
夢だって言って植えたのが、俺が生まれる前。」
「メープルシロップって、ホットケーキに
かけるやつだよね。」
「ああ。そう。それを自家製にしたいって、
今年から専門家を呼んで、作らせてる。」
「夢子さんらしいなぁ。」

「そのメープルシロップの第一弾が出来たのが、
昨日なんだ。」
「そうなんだ。あ。だからあたし?」
「そそ。お菓子作りしてたよ。お袋は。」
「カフェタイムが楽しみだよ。」

「牧野。」

見上げたあたしを見て、美作さんは、
優しく笑う。

「興奮して、顔が真っ赤だよ。」
「へ?」
「まるで、このカエデの葉みたいだ。」
「え?。」

あたしは、両手を頬に持っていく。

「そんな顔も可愛いよって言ってるの。」
「な⁈」

益々赤くなるあたし。
そのあたしの頭を、美作さんの大きな手が、
撫でた。







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