梅雨入りしました。
早速、はっきりとしないお天気です。
梅雨というと思いだすのは、
ショパンの雨だれ。
家族の好きな曲でもあります。
私も、ゆったりと弾くのに好きな曲。
そんな雨だれを聞きながら書きました。
それでは、いつものようにいつもの言葉を。
相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。
そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。
お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。
--------------------------------------------
雨のあとの虹。
雨の中。
薄い霧が包む中。
あたしは、
雨合羽を着て、長靴履いて、
浅い水たまりをぴちゃぴちゃ。
「牧野。」
そう、あきらが呼びかける。
分かってる。
名前呼ばれるだけで、何が言いたいか、
分かってる。
濡れるよ?そろそろ戻ろうだよね。
「もう少しだけ。」
後ろで、あきらが肩を竦めた様子を
感じていた。
あたしは、ゆっくりと水を蹴りあげて、
思う。
「虹。出ないかなぁ。」
「うーん。もう少し、降りそうだしなぁ。」
「そうだよねぇ。」
雨のベールが、包んでいる中、
虹は無理だよなぁ。
そう考えに至ったあたしはやっと、
小さな水たまりから、抜けだした。
「満足した?」
「うん。」
あきらは、あたしに傘をさしかけて、
あたしの傘を渡してくれた。
「ありがと。」
フッと笑って、
渡してもらった傘の中に入った、
あたしのフードを後ろにおろしてくれる。
「なんか、プルプルしたくなっちゃうなぁ。」
「へ?」
あたしは、くすくす笑いながら、はてなマークの
あきらに言った。
「犬って、濡れるとプルプルするじゃない。」
「ああ。そういうことか。うん。牧野には、
似合うんじゃないか?」
はっと見上げてみると、そこには、
おちゃらけた美作さんの笑顔。
「もう。ほんとにしちゃうから。」
「どうぞ?」
そう言いながら、あきらは、3歩後ろに
退いた。
「あ。逃げた!」
「当たり前じゃん。」
雨のベールが、薄くなってきた頃。
道路のそこには、二人の明るい声。
空には、虹が現れ始めていた。
「雨も上がってきたな。」
「うん。あ。美作さん!虹!!」
つくしが指さした方を見ると、
あきらが、微笑んだ。
「牧野が呼んだ虹だな。」
「そうかなぁ。」
「そうだろ?」
「うん。何かいいことあるといいな。」
「ああ。きっとあるさ。」
あたしは、微笑んで言う。
「ねえ。美作さん。」
「なんだ?」
「美味しい紅茶が飲みたいな。」
「体も冷えたしな。カフェにでも、
寄って行こうか。」
「うん。」
早速、はっきりとしないお天気です。
梅雨というと思いだすのは、
ショパンの雨だれ。
家族の好きな曲でもあります。
私も、ゆったりと弾くのに好きな曲。
そんな雨だれを聞きながら書きました。
それでは、いつものようにいつもの言葉を。
相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。
そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。
お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。
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雨のあとの虹。
雨の中。
薄い霧が包む中。
あたしは、
雨合羽を着て、長靴履いて、
浅い水たまりをぴちゃぴちゃ。
「牧野。」
そう、あきらが呼びかける。
分かってる。
名前呼ばれるだけで、何が言いたいか、
分かってる。
濡れるよ?そろそろ戻ろうだよね。
「もう少しだけ。」
後ろで、あきらが肩を竦めた様子を
感じていた。
あたしは、ゆっくりと水を蹴りあげて、
思う。
「虹。出ないかなぁ。」
「うーん。もう少し、降りそうだしなぁ。」
「そうだよねぇ。」
雨のベールが、包んでいる中、
虹は無理だよなぁ。
そう考えに至ったあたしはやっと、
小さな水たまりから、抜けだした。
「満足した?」
「うん。」
あきらは、あたしに傘をさしかけて、
あたしの傘を渡してくれた。
「ありがと。」
フッと笑って、
渡してもらった傘の中に入った、
あたしのフードを後ろにおろしてくれる。
「なんか、プルプルしたくなっちゃうなぁ。」
「へ?」
あたしは、くすくす笑いながら、はてなマークの
あきらに言った。
「犬って、濡れるとプルプルするじゃない。」
「ああ。そういうことか。うん。牧野には、
似合うんじゃないか?」
はっと見上げてみると、そこには、
おちゃらけた美作さんの笑顔。
「もう。ほんとにしちゃうから。」
「どうぞ?」
そう言いながら、あきらは、3歩後ろに
退いた。
「あ。逃げた!」
「当たり前じゃん。」
雨のベールが、薄くなってきた頃。
道路のそこには、二人の明るい声。
空には、虹が現れ始めていた。
「雨も上がってきたな。」
「うん。あ。美作さん!虹!!」
つくしが指さした方を見ると、
あきらが、微笑んだ。
「牧野が呼んだ虹だな。」
「そうかなぁ。」
「そうだろ?」
「うん。何かいいことあるといいな。」
「ああ。きっとあるさ。」
あたしは、微笑んで言う。
「ねえ。美作さん。」
「なんだ?」
「美味しい紅茶が飲みたいな。」
「体も冷えたしな。カフェにでも、
寄って行こうか。」
「うん。」