桜の季節、皆様いかがお過ごしでしょうか。
我が家の近所の公園では、早咲きの桜は満開、
ソメイヨシノの桜は、もう少しというところ。
一度、買い物の帰りに、その公園のベンチで、
そのお買い物で、苺をお買い得品で手に入れて
いまして、その苺をおやつにしながら、
のんびりとお花見しました。
気持ちよかったです。
今年の桜が散り始めるまでに、
もう一度位は、お花見したいなあと
思っているのでした。
今度は、敷物を持って行こうかな。(^^)/
花沢類のバースディ物語です。
ということで、花沢類出現でございます。
尚、出演料は破格。そりゃ、つくしちゃんの
ためですもの。裏取引が…。(お。)
それでは、いつものようにいつもの言葉を。
相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。
そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。
お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
黒髪と静かな微笑み。
「牧野。バイトしない?」
「花沢類。時給幾ら?」
「契約金200万。」
「はあ?何のバイトよ。」
「ウチの商品のCM。」
そんな会話が数日前に、
あたしのウチの玄関でされて、
あたしは、今、スタジオの控室にいる。
そして、あたしの髪の毛を、
なんて美しい黒髪。とても美しい
と言って、梳かしている美人
スタイリストさんは、ちょっと怖い。
あたしは、背筋にちょっとゾゾゾっと
悪寒が走りながらも、
隣に座っている花沢類がいるから、
我慢している。
「類様は、そのままで。」
「うん。」
「牧野様は、もう後ろ姿
だけですので。」
「わかめとか昆布とか
食べてるからですかね。」
「ああ。それでかもしれませんね。」
控室のドアが、ノックされて、
若い男性が呼びに来た。
「そろそろ、スタジオに移動、
お願いします。」
「ああ。」
「…。」
あたしは、自分の髪の毛で稼げる
なんて思いもしなかったな。
200万は、あたしの学費になる。
学費稼いでくるってパパとママに
言ったら、小躍りして大喜びしてたっけ。
はあと小さくため息をついたあたしに、
花沢類は、クスリと笑った。
「牧野。行くよ。」
「うん。」
不安を隠せないあたしに、
花沢類はフワリと笑う。
あたしは、その笑顔に少しだけ、
笑い返した。
*******
あたしは、スツールに座る。
横に花沢類が立った。
「牧野。」
「ん?」
「夕飯、牧野のキンピラが食べたい。」
「ここで言う?」
「だって、お腹すいてきたんだ。」
「は~。家じゃ、パパとママが
今日いるよ。」
「家にくればいいじゃん。」
「分かった。じゃ。花沢類の所で
作ってあげる。」
「やった!甘い卵焼きも。」
「ん。」
あたしは、肩から力を抜こうと、
肩を上げて、ストンと落とした。
映像として撮ったと思ったら、
次はスチール撮影もあって。
結局、午前中から撮ったのに、
終わったのは、午後16時過ぎていた。
「終わりです。お疲れ様です。」
「お疲れ様でした。」
「お疲れ様です。」
お疲れ様が飛び交う中、
あたしは、花沢類の秘書さんに、
花沢類と控室に、さっと案内された。
控室の一角で着替えて、
花沢類の元へ戻ると、
プロデューサーさんが、
来ていて、花沢類と話していた。
「じゃ。そういうことで。」
「はい。」
「何?」
「契約金の話。」
「そっか。」
「牧野様。じゃ、お約束通り、
こちらになります。」
「わ。現金支給ですか。」
「はい。」
「ありがたいです。」
「それなら、良かったです。」
ひと通りの話を終えて、
プロデューサーは、編集に
立ち会うのでと言って、早々と
去っていった。
「帰りましょうか。」
花沢類の秘書さんが、促す。
「はい。」
「ああ。」
あたしは、花沢類の隣に乗せられて、
車は、言っていたとおり、
花沢類の自宅へ向かった。
すぐに、エプロンを貸してもらって、
台所に立つ。
花沢類は、台所の片隅に置いてある
スツールに座った。
「リビングで待ってればいいのに。」
「作る所、見てたい。」
「ふーん。」
花沢類は、くすりと笑って。
肘をついて、こちらを見ている。
まず、かつお節と昆布で出汁を取り、
煮物を仕込んだ。
ご飯も、お鍋で炊き始める。
煮込んでいる間に、キンピラに、
玉子焼き、お吸い物。
それから、生姜焼きを作る。
キャベツを千切りにして、
トマトを切って飾り付けて出来上がり。
「花沢類。そろそろ出来るよ。」
「うん。おいしそう。」
「「頂きます。」」
「ん。美味しい。」
「そお?良かった。」
「牧野。」
「何?」
「一緒に暮らそう。」
「何言ってんの?」
「本気なんだけどな。」
「学生だよ。しかも、あたしと花沢類とじゃ、
身分が違う。」
「身分なんてないよ。」
「あるよ。」
「お袋達だって、牧野のこと気に入ってるし。」
「そういう問題?」
「そういう問題。」
「聞かなかったことにしておく。」
「え~?本気で考えてよ。」
「10年後に、花沢類が結婚してなかったら、
考えてあげる。」
「10年かあ。長いなぁ。」
お箸とお碗を置いて、花沢類は、
あたしの髪の毛を触る。
「何?」
「みそつけてんの。」
「あはは。」
「牧野。誰のものにもならないでよ。」
「どうかなあ。」
「取りあれず、来週、デートしよ。」
「は?」
類は、傍らに置いていた封筒を
あたしに差し出す。
きょとんとしながらあたしは、
封筒の中身を確認する。
あ。エジプトの企画展のチケット。
「行きたがってたでしょ。」
「いいの?」
「俺も、見てみたかったし?」
じぃと花沢類をみたあたしに、
類は笑って、料理に視線を戻した。
「決定ね。」
「うん。」
「ご飯食べよ。」
「うん。」
食べたあとは、花沢類と一緒に、
後片付けをして、
リビングで寛いだ。
「牧野。」
「ん?」
「今日、泊まっていってよ。」
「いいの?」
「映画、いいの入ったし。」
つくしの目が、キラリと光る。
「家に電話しときなよ。」
「うん。」
その後は、花沢類と夜中まで、
ソファに埋もれて、映画三昧だった。
「花沢類。ありがと。」
大きなテレビを見ていた類の
口角がフッと上がった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Happy Bitthday! Rui Hanazawa!!
我が家の近所の公園では、早咲きの桜は満開、
ソメイヨシノの桜は、もう少しというところ。
一度、買い物の帰りに、その公園のベンチで、
そのお買い物で、苺をお買い得品で手に入れて
いまして、その苺をおやつにしながら、
のんびりとお花見しました。
気持ちよかったです。
今年の桜が散り始めるまでに、
もう一度位は、お花見したいなあと
思っているのでした。
今度は、敷物を持って行こうかな。(^^)/
花沢類のバースディ物語です。
ということで、花沢類出現でございます。
尚、出演料は破格。そりゃ、つくしちゃんの
ためですもの。裏取引が…。(お。)
それでは、いつものようにいつもの言葉を。
相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。
そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。
お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。
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黒髪と静かな微笑み。
「牧野。バイトしない?」
「花沢類。時給幾ら?」
「契約金200万。」
「はあ?何のバイトよ。」
「ウチの商品のCM。」
そんな会話が数日前に、
あたしのウチの玄関でされて、
あたしは、今、スタジオの控室にいる。
そして、あたしの髪の毛を、
なんて美しい黒髪。とても美しい
と言って、梳かしている美人
スタイリストさんは、ちょっと怖い。
あたしは、背筋にちょっとゾゾゾっと
悪寒が走りながらも、
隣に座っている花沢類がいるから、
我慢している。
「類様は、そのままで。」
「うん。」
「牧野様は、もう後ろ姿
だけですので。」
「わかめとか昆布とか
食べてるからですかね。」
「ああ。それでかもしれませんね。」
控室のドアが、ノックされて、
若い男性が呼びに来た。
「そろそろ、スタジオに移動、
お願いします。」
「ああ。」
「…。」
あたしは、自分の髪の毛で稼げる
なんて思いもしなかったな。
200万は、あたしの学費になる。
学費稼いでくるってパパとママに
言ったら、小躍りして大喜びしてたっけ。
はあと小さくため息をついたあたしに、
花沢類は、クスリと笑った。
「牧野。行くよ。」
「うん。」
不安を隠せないあたしに、
花沢類はフワリと笑う。
あたしは、その笑顔に少しだけ、
笑い返した。
*******
あたしは、スツールに座る。
横に花沢類が立った。
「牧野。」
「ん?」
「夕飯、牧野のキンピラが食べたい。」
「ここで言う?」
「だって、お腹すいてきたんだ。」
「は~。家じゃ、パパとママが
今日いるよ。」
「家にくればいいじゃん。」
「分かった。じゃ。花沢類の所で
作ってあげる。」
「やった!甘い卵焼きも。」
「ん。」
あたしは、肩から力を抜こうと、
肩を上げて、ストンと落とした。
映像として撮ったと思ったら、
次はスチール撮影もあって。
結局、午前中から撮ったのに、
終わったのは、午後16時過ぎていた。
「終わりです。お疲れ様です。」
「お疲れ様でした。」
「お疲れ様です。」
お疲れ様が飛び交う中、
あたしは、花沢類の秘書さんに、
花沢類と控室に、さっと案内された。
控室の一角で着替えて、
花沢類の元へ戻ると、
プロデューサーさんが、
来ていて、花沢類と話していた。
「じゃ。そういうことで。」
「はい。」
「何?」
「契約金の話。」
「そっか。」
「牧野様。じゃ、お約束通り、
こちらになります。」
「わ。現金支給ですか。」
「はい。」
「ありがたいです。」
「それなら、良かったです。」
ひと通りの話を終えて、
プロデューサーは、編集に
立ち会うのでと言って、早々と
去っていった。
「帰りましょうか。」
花沢類の秘書さんが、促す。
「はい。」
「ああ。」
あたしは、花沢類の隣に乗せられて、
車は、言っていたとおり、
花沢類の自宅へ向かった。
すぐに、エプロンを貸してもらって、
台所に立つ。
花沢類は、台所の片隅に置いてある
スツールに座った。
「リビングで待ってればいいのに。」
「作る所、見てたい。」
「ふーん。」
花沢類は、くすりと笑って。
肘をついて、こちらを見ている。
まず、かつお節と昆布で出汁を取り、
煮物を仕込んだ。
ご飯も、お鍋で炊き始める。
煮込んでいる間に、キンピラに、
玉子焼き、お吸い物。
それから、生姜焼きを作る。
キャベツを千切りにして、
トマトを切って飾り付けて出来上がり。
「花沢類。そろそろ出来るよ。」
「うん。おいしそう。」
「「頂きます。」」
「ん。美味しい。」
「そお?良かった。」
「牧野。」
「何?」
「一緒に暮らそう。」
「何言ってんの?」
「本気なんだけどな。」
「学生だよ。しかも、あたしと花沢類とじゃ、
身分が違う。」
「身分なんてないよ。」
「あるよ。」
「お袋達だって、牧野のこと気に入ってるし。」
「そういう問題?」
「そういう問題。」
「聞かなかったことにしておく。」
「え~?本気で考えてよ。」
「10年後に、花沢類が結婚してなかったら、
考えてあげる。」
「10年かあ。長いなぁ。」
お箸とお碗を置いて、花沢類は、
あたしの髪の毛を触る。
「何?」
「みそつけてんの。」
「あはは。」
「牧野。誰のものにもならないでよ。」
「どうかなあ。」
「取りあれず、来週、デートしよ。」
「は?」
類は、傍らに置いていた封筒を
あたしに差し出す。
きょとんとしながらあたしは、
封筒の中身を確認する。
あ。エジプトの企画展のチケット。
「行きたがってたでしょ。」
「いいの?」
「俺も、見てみたかったし?」
じぃと花沢類をみたあたしに、
類は笑って、料理に視線を戻した。
「決定ね。」
「うん。」
「ご飯食べよ。」
「うん。」
食べたあとは、花沢類と一緒に、
後片付けをして、
リビングで寛いだ。
「牧野。」
「ん?」
「今日、泊まっていってよ。」
「いいの?」
「映画、いいの入ったし。」
つくしの目が、キラリと光る。
「家に電話しときなよ。」
「うん。」
その後は、花沢類と夜中まで、
ソファに埋もれて、映画三昧だった。
「花沢類。ありがと。」
大きなテレビを見ていた類の
口角がフッと上がった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Happy Bitthday! Rui Hanazawa!!