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2015年 美作あきらバースディ

2015-02-28 11:00:00 | 誕生日。
良いお天気です。
でも、風は冷たくて、気温も10度まで
上がっていません。
近所では菜の花が咲き始めた所も
あるのに、まだ冬の日という感じです。

それでも玄関には、桃の花と菜の花を飾って、
お雛祭りの雰囲気満載です。












ハッピーバースディ AKIRA MIMASAKA.

















それでは、いつものようにいつもの言葉を。









相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。


そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。

お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。













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2015年、美作あきらバースディ。
Can I ask you a favor? お願いがあるんだけれど。













Can I ask you a favor?
俺の誕生日に。。。

「え?美作さん。声が小さいから、
聞こえないよ。」
「俺につきあってくれないか。」
「なんで?」
「俺への誕生日プレゼント。」
「自分から言うの?」
「ああ。」

いつになく真剣な美作さんにあたしは、
承諾するしか選択肢が無かった。

「いいよ。」
「ありがとう。朝迎えに行くから。」
「へ?どっか行くの?」
「当日のお楽しみ。」

フッと笑って、あきらからの声は消えた。

「なにそれ。」


*******


そんな会話をしたのが、美作さんの
誕生日に1ヶ月前だった。

当日の朝、早目の時間に美作さんは
迎えに来た。
すぐに車はスタートされて、
街道を走って行く。

「この間、梅の話をしてただろう。」



「総二郎と。」
「あ。うん。西門さんの所で、梅見会が開かれるから、
手伝ってくれないかって言われて。」
「うん。手伝ったら、牧野は梅見出来ないだろ。」
「それはそうだけど。」
「だから、梅を見に行こう。」
「美作さん。」
「ん?」
「あたしと梅見でいいの?」
「ああ。牧野と梅見がしたかったんだ。」

隣から手が伸びてきて、あたしの頭を
優しくなでた。


*******


車は、街道を進み、都会の方向へと
走って行く。

「そっか。新宿御苑。」
「正解。」

早い出発だったせいか、駐車場にも
すんなり停められて、御苑の中に入った。

「ゆっくり見ていこう。」
「うん。」

離れたら大変だからと、美作さんに
手を取られてしまう。

「美作さん。あたし子供じゃないんだから、
大丈夫だよ。」

フッと笑って、あきらは言い出した。

「ウチの庭ででも、迷子になるのは、
どこの誰だったかな。」
「う。。」
「ま。俺の誕生日だから、好きにさせて
くれないかな。」

ん?と言う顔をされて、あたしは、
笑って頷いた。

庭園内は、綺麗だった。
梅も丁度見頃で、春の花も咲いていて、
お散歩には持ってこいの小春日和だった。

ゆったりと眺めながら、お散歩するなんて、
なんて贅沢なんだろう。
しかも、美作さんと一緒に。
なんて思いながら、
美作さんと世間話をしながらお散歩を
していたら、
あっという間にお昼になりつつあった。。

「そろそろ。出ようか。」
「うん。そうだね。次はどこ?」

あきらは、少しびっくりした顔をしたが、
すぐに笑顔になって、言う。

「車に戻って、珈琲を飲んだら、
邸に戻って、ご飯にしよう。」
「あれ?外食じゃなくて?」
「今日は、牧野とのんびりしたいんだ。」
「そっか。わかった。」

車に戻って、バスケットに入った、
チョコレートクッキーと珈琲をいただきつつ、
車は、美作邸に向かっていく。

邸に着くと、何時もと違う部屋に案内された。

「美作さんここは?」
「俺が、リラックスしたい時に、過ごす部屋。」
「あたしがはいっていいの?」
「ああ。牧野と過ごしたいんだ。」

中に入ると、テーブルには、ランチが
セッティングされていた。

「わ。美味しそう。」
「何はともあれ、お昼を食べよう。」
「うん。」

美作さんが、紅茶を煎れてくれて、
あたしの前に置いてくれる。
テーブルの上には、サンドイッチや
美味しそうなおかずが並んでいた。

「こりゃ。逢阪が張り切ったな。」
「何?」
「牧野がくるって言っといたからさ、
コックが、頑張ったって話。」
「そうなの?」
「ああ。」
「じゃあ、美味しくいただかなくちゃ。」
「そうだな。」


ゆったりとした音楽がかかる中、
美味しい昼食を頂いた。
食後のデザートを食べて、
ソファーに移動する。

「牧野。」
「おいで。」

言われるままに、美作さんの横に
座った。

「どうしたの?」

「牧野にお願いがあるんだ。」
「何?」

「これから毎年、俺の誕生日に、
こういう時間を過ごさせてくれないか?」

「美作さん。それがどういう意味か
分かって言ってるのよね?」
「ああ。もちろん。」
「あたしでいいの?」
「牧野じゃないとダメなんだ。」
「あたし、なんにも持ってないよ?」
「それでいい。必要な事は、俺が教えていく。」
「ダンスみたいに?」
「ああ。」
「あたしはあたしだけど、それでいいの?」

その問に、あきらは甘く微笑んだ。

「美作さん。」
「ん?」
「よろしくお願いします。」
「こちらこそ。」

2人は、微笑み合って、午後の時間も
本を読んだり、音楽を聴いたりして、
リラックスした時間を過ごした。


水仙(黄色)

2015-02-20 11:00:00 | 
お天気の南国九州ですが、
皆様いかがお過ごしでしょうか。

こちらでは、道すがら通っていたら、
沈丁花の花が咲き始めていました。
まだ、寒い朝もあるのに、
春は一歩ずつ近づいてきているのだなぁ。
と思った次第です。










ところで、別の物語をコピーしようとしたら
あれま。途中まで消えてしまいガーンと
ショックを受けました。
ということで急遽、水仙の出番になりました。
デイジー、書き直せるかなあ。
書き直したいなぁ。(T_T)










それでは、いつものようにいつもの言葉を。









相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。


そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。

お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。













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水仙(黄色)〜私の元へ帰って。











道端で黄色い水仙が咲き出す頃…。
いつも、思い出すんだ。
あの頃のことを。
優しくあたしの名前を呼んでくれた
あの人のことを。

あの街から逃げ出して、
正確には、美作さんが作ってくれた
道を通って、この街にやってきた。

次の年から、季節のカードが届く
ようになって3年。
そのカードにも決まって、
黄色い水仙が描かれているカード。

それは、あたしにメッセージ。
いつでも、私の元に帰ってきて
いいんだよっていうメッセージが
込められているのをあたしは、知っている。

それでもあたしはまだ、この街で、
事務員として働いて、生活している。
裕福とは言えないけれど、貧乏でもない
暮らしをしている。


*******


「牧野さん。コピー機詰まっちゃった。」
「はい。」

あたしは、席を立ち、コピー機の側へ。
それはいつものことで、手際よく詰まった
紙を取り除き、バタンとフタをしめた。

「ありがとう。ついでに…。」
「すみません。私も仕事を抱えておりまして。」
「そ、そうだよね。ごめん。」
「失礼します。」

ふぅ。

あたしは、パソコンに前に、キリッと
座りなおして、キーを叩き始めた。

こちらだって、忙しいっての。
コピーぐらい、自分でやれっての。

言っとくけど、決して、声には
出してない…。よ、多分。

集中して、報告書を書いているうちに、
あっという間に、お昼の時間になった。

あたしは、今は週に1回だけ、
外で食べている。
自分へのご褒美だ。
忙しい時、限定だけれどね。

区切りのいいところで、あたしは、
パソコンを落として、席を立った。

「つくし。」
「おまちどうさま。美里。」

隣の課の杉山美里が、課の入り口で、
待っていた。

「今日は、どこにする?」
「カレーうどんが食べたいけど、美里は?」
「私は、天ぷらうどんが食べたかったんだ。」
「じゃ。決まりだね。」
「うん。」

あたしたちは、バックを持って、
会社の外に出た。


******


15分後。
あたしたちは、ズルズルとうどんを
すすっていた。

「美味しいねぇ。」
「やっぱり、カレーうどんはここよね。」
「いっつも言ってるね。美味しいわ。
このかき揚げ。」

その後は、黙々と食べて、2人同時に
手を合わせた。

「「ごちそうさまでした。」」

食後のお茶を楽しみ、店を出る。

「そういえば、そろそろじゃないの?」
「え?」
「毎年、この季節でしょう?」
「…。あ。うん。そうだね。」
「なーに、暗くなってるの。」
「来るとはかぎらないから。」
「そりゃ、そうだけれど、3年も続けて
きてれば、今年もくるでしょ。」
「期待しないことにしてるから。」
「へ?」
「特に、あの人達に関しては。」
「トラウマになってるわね。それは。」
「うん。そうかもしれない。」
「困ったもんだわねぇ。」
「そうでもないけど。」
「重症だわ。」

そんなことを言いつつ、会社へと戻った。


+++++++



「お疲れ様です。」

そんな言葉が乱れている更衣室。
あたしも制服から、私服に着替えて、
会社を後にする。

家には、電車で一本。
1時間かかるが、近くに商店街もあり、
激安スーパーもあり、住みやすい街だ。

ポストを見ると、1枚の紙。

ん?宅急便??
美作さん?
とりあれず、再送かけよう。

あたしは、2階へと上がって、
自分の部屋に入った。

再送をかけた宅急便は、
1時間後にやってきた。

それは、花だった。
そう。黄色い水仙の花。

カードが添えられていて、
カードを開く。
そこには、美作さんのスラッと
した字でこう書かれていた。


「そろそろ。限界です。迎えに行きます。」


美作さん。。。


ピンポーン。
ドアフォンが鳴った。

2015年バレンタイン。

2015-02-14 11:00:00 | バレンタイン企画。
低気圧の影響で、夕方から冷え込んできました。
さっき、外気温を見たら、2.2度ですって。
冷え込みそうな気温です。

この間、駅前へ用事があって行ってきました。
チョコに目のない私と家族なのですが、
その後、デパートに寄ったら、バレンタインチョコの
売り場ができていたので、ひと通り見て、
3種類のチョコを手に入れました。
買ったチョコは、おうちカフェで家族とともに
頂いています。
実は、プレゼントも一足先に頂いたのです。
とても素敵な腕時計を頂きました。
それも、公にようやくできますので、
ちょっと嬉しいのでした。












一生物のプレゼントを牧野へ。














それでは、いつものようにいつもの言葉を。









相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。


そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。

お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。











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2015年バレンタイン
It’s up to you.〜君次第だね。












携帯をもったまま、
固まっていること数分。
後ろからあたしを呼ぶ声がする。

「牧野。どうした?」

びっくりした。

「待ち合わせしてたのに、
びっくりしたの?」

「え?あ。美作さん。お疲れ様。」
「戻ってきたね。」

携帯持って固まってたから。
大丈夫だったかなと思って?

「そっか。心配してくれてたんだな。」

頷くあたしに微笑んで、やってきた
店の人に珈琲を頼んだ。
美作さんが、もう一つラテを頼んでいる。

「美作さん。いらないよ。」
「冷めてるだろ。ここのは、温かいの
飲まないと。」

店の人もそうですよとニッコリ笑って、
冷めてしまったラテを下げてしまった。
ほどなくして、温かいラテと珈琲が運ばれて
きて、頂いた。
ホッとするひととき。
前には、大好きな人。

美味しく頂いた後、美作さんが言った。

「さてと、行こうか。」
「どこに?」
「うん。俺んち。」



「なんで?」
「渡したいものがあるんだ。」
「渡したいもの。」

「うん。前にも言っただろ。」
「あ。うん。」

「今回のは特別だから。受け取ってもらえないと、
ものすごく俺は困る。」
「なんか、嫌な予感がするんだけれども?」
「It’s up to you.」
「君次第って何よ。」
「ま。あとのお楽しみ。行こう。」

あたしは、促されて立ち上がった。


******


やってきたのは、美作さんの家だった。
疑問に思いつつも、あたしは、美作さんの
エスコートを受けつつ、庭の東屋へ向かっていく。

「美作さん。」
「ん?」
「どうして東屋なの?」
「東屋に置いてあるから。」
「そっか。。。」

何時もと違う、真剣な雰囲気を感じて、
あたしは、戸惑っていた。

中に入って、コートを脱いで、
ソファーに落ち着いた所で、
サイドテーブルに置いてあった小箱を
美作さんは持って、あたしの方を向いた。

「牧野つくしさん。」
「はい?」
「僕の隣にいてくれませんか。」

え?

あたしは、びっくりして美作さんを
見上げた。

「美作さん?」
「正直に言います。僕の隣にいることで、
大変な思いをすることもあるかもしれない。
でも、僕は、牧野に隣に居てほしいと、
節に思います。」

「あたし。。。。夢でした。」

「え?」

「こうやって、隣りにいられることが、
夢だったの。でも、美作さんには、
色んな事情があることがわかってたから、
諦めてた。」
「うん。」

「あたし。。。あきらめなくていいの?」
「あきらめてほしくない。」

そこで、あきらは、小箱を開けて、中から
指輪を取り出した。

「左手を。」

あたしは、左手をとられて、薬指に、
指輪をつけられた。

「やっぱりコレにしてよかった。」
「綺麗な指輪だね。」

「牧野つくしさん。」
「はい。」
「僕の隣に生涯居て下さい。」
「喜んで。」

あきらは、つくしを引き寄せて抱きしめた。

「ありがとう。」
「あたしも、ありがとう。」

そうして、2人の唇は重なりあった。


サフラン。

2015-02-10 11:00:00 | 
風は強いですが、いいお天気です。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。

私は、家族が出張で数日不在だったため、
ひとり時間を過ごしました。

でも、用事はあって、叔母宅で愛犬との
お留守番が2日に続いて、なんていうのかな。
叔母と言っても、他人の家なので気疲れして、
夜好きな読書もせずに、早く寝てしまう始末でした。
それでも、1冊は読んだけどね。w

そんな私は、積読本が10冊以上。。。
1冊読んだと思えば、新しく読みたい本が、
積まれていくので。。。
なかなか、減っていかないのでした。





さて、今回は短めです。
それから、バレンタインにも、更新予定です。
読んでいただけたら、幸いです。












それでは、いつものようにいつもの言葉を。









相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。


そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。

お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。












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サフラン〜節度ある態度。











相手を傷つけるなら、自分が傷つく。
優しい人。
自分を抑えてしまう。辛抱強い人。
そして、節度ある態度で要られる人。
そう。サフランみたいな人が、
僕の好みな女性ですね。

TVのインタビューに答えていたあの人は、
晴れやかな顔をしていた。


誰よ。そんな人。
お嬢様には、そんな人いないよ。

「いるだろ。」

へ?

後ろから聞こえてきたのは、確かに、
あの人の声。
TVにはまだ、あの人が映っているのに、
後ろから声がする。

「それ。録画なんだよ。この間録った。」
「そうだったんだ。でもなんでこの時間に…。」
「ん?牧野が悩むと思って?」

あたしは、そして後ろから抱きしめられた。

ど、どうしたの?

「サフランは、牧野のことだよ。」
「へ?あたし?そんなことないでしょ。」
「自分ででは、自分のこと客観的には、
なかなか見れないだろ。」
「えっと。」
「俺には、牧野がそう見えるんだ。
牧野のことが好きだよ。」

あたしの前には、あたしを覗きこんで、
そして、甘い甘い顔をした美作さん。

「信じられない?」

コクンとうなづいてしまったあたしに、
美作さんは、かすかに苦笑して言う。

「時間はこれからいくらでもある。
牧野が信じるまで、態度で示していくから
覚悟して。」

そうのたもう彼は、不敵な顔をして、
あたしをもう一度抱きしめた。