良いお天気です。
でも、風は冷たくて、気温も10度まで
上がっていません。
近所では菜の花が咲き始めた所も
あるのに、まだ冬の日という感じです。
それでも玄関には、桃の花と菜の花を飾って、
お雛祭りの雰囲気満載です。
ハッピーバースディ AKIRA MIMASAKA.
それでは、いつものようにいつもの言葉を。
相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。
そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。
お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。
-------------------------------------------------------
2015年、美作あきらバースディ。
Can I ask you a favor? お願いがあるんだけれど。
Can I ask you a favor?
俺の誕生日に。。。
「え?美作さん。声が小さいから、
聞こえないよ。」
「俺につきあってくれないか。」
「なんで?」
「俺への誕生日プレゼント。」
「自分から言うの?」
「ああ。」
いつになく真剣な美作さんにあたしは、
承諾するしか選択肢が無かった。
「いいよ。」
「ありがとう。朝迎えに行くから。」
「へ?どっか行くの?」
「当日のお楽しみ。」
フッと笑って、あきらからの声は消えた。
「なにそれ。」
*******
そんな会話をしたのが、美作さんの
誕生日に1ヶ月前だった。
当日の朝、早目の時間に美作さんは
迎えに来た。
すぐに車はスタートされて、
街道を走って行く。
「この間、梅の話をしてただろう。」
?
「総二郎と。」
「あ。うん。西門さんの所で、梅見会が開かれるから、
手伝ってくれないかって言われて。」
「うん。手伝ったら、牧野は梅見出来ないだろ。」
「それはそうだけど。」
「だから、梅を見に行こう。」
「美作さん。」
「ん?」
「あたしと梅見でいいの?」
「ああ。牧野と梅見がしたかったんだ。」
隣から手が伸びてきて、あたしの頭を
優しくなでた。
*******
車は、街道を進み、都会の方向へと
走って行く。
「そっか。新宿御苑。」
「正解。」
早い出発だったせいか、駐車場にも
すんなり停められて、御苑の中に入った。
「ゆっくり見ていこう。」
「うん。」
離れたら大変だからと、美作さんに
手を取られてしまう。
「美作さん。あたし子供じゃないんだから、
大丈夫だよ。」
フッと笑って、あきらは言い出した。
「ウチの庭ででも、迷子になるのは、
どこの誰だったかな。」
「う。。」
「ま。俺の誕生日だから、好きにさせて
くれないかな。」
ん?と言う顔をされて、あたしは、
笑って頷いた。
庭園内は、綺麗だった。
梅も丁度見頃で、春の花も咲いていて、
お散歩には持ってこいの小春日和だった。
ゆったりと眺めながら、お散歩するなんて、
なんて贅沢なんだろう。
しかも、美作さんと一緒に。
なんて思いながら、
美作さんと世間話をしながらお散歩を
していたら、
あっという間にお昼になりつつあった。。
「そろそろ。出ようか。」
「うん。そうだね。次はどこ?」
あきらは、少しびっくりした顔をしたが、
すぐに笑顔になって、言う。
「車に戻って、珈琲を飲んだら、
邸に戻って、ご飯にしよう。」
「あれ?外食じゃなくて?」
「今日は、牧野とのんびりしたいんだ。」
「そっか。わかった。」
車に戻って、バスケットに入った、
チョコレートクッキーと珈琲をいただきつつ、
車は、美作邸に向かっていく。
邸に着くと、何時もと違う部屋に案内された。
「美作さんここは?」
「俺が、リラックスしたい時に、過ごす部屋。」
「あたしがはいっていいの?」
「ああ。牧野と過ごしたいんだ。」
中に入ると、テーブルには、ランチが
セッティングされていた。
「わ。美味しそう。」
「何はともあれ、お昼を食べよう。」
「うん。」
美作さんが、紅茶を煎れてくれて、
あたしの前に置いてくれる。
テーブルの上には、サンドイッチや
美味しそうなおかずが並んでいた。
「こりゃ。逢阪が張り切ったな。」
「何?」
「牧野がくるって言っといたからさ、
コックが、頑張ったって話。」
「そうなの?」
「ああ。」
「じゃあ、美味しくいただかなくちゃ。」
「そうだな。」
ゆったりとした音楽がかかる中、
美味しい昼食を頂いた。
食後のデザートを食べて、
ソファーに移動する。
「牧野。」
「おいで。」
言われるままに、美作さんの横に
座った。
「どうしたの?」
「牧野にお願いがあるんだ。」
「何?」
「これから毎年、俺の誕生日に、
こういう時間を過ごさせてくれないか?」
「美作さん。それがどういう意味か
分かって言ってるのよね?」
「ああ。もちろん。」
「あたしでいいの?」
「牧野じゃないとダメなんだ。」
「あたし、なんにも持ってないよ?」
「それでいい。必要な事は、俺が教えていく。」
「ダンスみたいに?」
「ああ。」
「あたしはあたしだけど、それでいいの?」
その問に、あきらは甘く微笑んだ。
「美作さん。」
「ん?」
「よろしくお願いします。」
「こちらこそ。」
2人は、微笑み合って、午後の時間も
本を読んだり、音楽を聴いたりして、
リラックスした時間を過ごした。
でも、風は冷たくて、気温も10度まで
上がっていません。
近所では菜の花が咲き始めた所も
あるのに、まだ冬の日という感じです。
それでも玄関には、桃の花と菜の花を飾って、
お雛祭りの雰囲気満載です。
ハッピーバースディ AKIRA MIMASAKA.
それでは、いつものようにいつもの言葉を。
相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。
そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。
お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。
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2015年、美作あきらバースディ。
Can I ask you a favor? お願いがあるんだけれど。
Can I ask you a favor?
俺の誕生日に。。。
「え?美作さん。声が小さいから、
聞こえないよ。」
「俺につきあってくれないか。」
「なんで?」
「俺への誕生日プレゼント。」
「自分から言うの?」
「ああ。」
いつになく真剣な美作さんにあたしは、
承諾するしか選択肢が無かった。
「いいよ。」
「ありがとう。朝迎えに行くから。」
「へ?どっか行くの?」
「当日のお楽しみ。」
フッと笑って、あきらからの声は消えた。
「なにそれ。」
*******
そんな会話をしたのが、美作さんの
誕生日に1ヶ月前だった。
当日の朝、早目の時間に美作さんは
迎えに来た。
すぐに車はスタートされて、
街道を走って行く。
「この間、梅の話をしてただろう。」
?
「総二郎と。」
「あ。うん。西門さんの所で、梅見会が開かれるから、
手伝ってくれないかって言われて。」
「うん。手伝ったら、牧野は梅見出来ないだろ。」
「それはそうだけど。」
「だから、梅を見に行こう。」
「美作さん。」
「ん?」
「あたしと梅見でいいの?」
「ああ。牧野と梅見がしたかったんだ。」
隣から手が伸びてきて、あたしの頭を
優しくなでた。
*******
車は、街道を進み、都会の方向へと
走って行く。
「そっか。新宿御苑。」
「正解。」
早い出発だったせいか、駐車場にも
すんなり停められて、御苑の中に入った。
「ゆっくり見ていこう。」
「うん。」
離れたら大変だからと、美作さんに
手を取られてしまう。
「美作さん。あたし子供じゃないんだから、
大丈夫だよ。」
フッと笑って、あきらは言い出した。
「ウチの庭ででも、迷子になるのは、
どこの誰だったかな。」
「う。。」
「ま。俺の誕生日だから、好きにさせて
くれないかな。」
ん?と言う顔をされて、あたしは、
笑って頷いた。
庭園内は、綺麗だった。
梅も丁度見頃で、春の花も咲いていて、
お散歩には持ってこいの小春日和だった。
ゆったりと眺めながら、お散歩するなんて、
なんて贅沢なんだろう。
しかも、美作さんと一緒に。
なんて思いながら、
美作さんと世間話をしながらお散歩を
していたら、
あっという間にお昼になりつつあった。。
「そろそろ。出ようか。」
「うん。そうだね。次はどこ?」
あきらは、少しびっくりした顔をしたが、
すぐに笑顔になって、言う。
「車に戻って、珈琲を飲んだら、
邸に戻って、ご飯にしよう。」
「あれ?外食じゃなくて?」
「今日は、牧野とのんびりしたいんだ。」
「そっか。わかった。」
車に戻って、バスケットに入った、
チョコレートクッキーと珈琲をいただきつつ、
車は、美作邸に向かっていく。
邸に着くと、何時もと違う部屋に案内された。
「美作さんここは?」
「俺が、リラックスしたい時に、過ごす部屋。」
「あたしがはいっていいの?」
「ああ。牧野と過ごしたいんだ。」
中に入ると、テーブルには、ランチが
セッティングされていた。
「わ。美味しそう。」
「何はともあれ、お昼を食べよう。」
「うん。」
美作さんが、紅茶を煎れてくれて、
あたしの前に置いてくれる。
テーブルの上には、サンドイッチや
美味しそうなおかずが並んでいた。
「こりゃ。逢阪が張り切ったな。」
「何?」
「牧野がくるって言っといたからさ、
コックが、頑張ったって話。」
「そうなの?」
「ああ。」
「じゃあ、美味しくいただかなくちゃ。」
「そうだな。」
ゆったりとした音楽がかかる中、
美味しい昼食を頂いた。
食後のデザートを食べて、
ソファーに移動する。
「牧野。」
「おいで。」
言われるままに、美作さんの横に
座った。
「どうしたの?」
「牧野にお願いがあるんだ。」
「何?」
「これから毎年、俺の誕生日に、
こういう時間を過ごさせてくれないか?」
「美作さん。それがどういう意味か
分かって言ってるのよね?」
「ああ。もちろん。」
「あたしでいいの?」
「牧野じゃないとダメなんだ。」
「あたし、なんにも持ってないよ?」
「それでいい。必要な事は、俺が教えていく。」
「ダンスみたいに?」
「ああ。」
「あたしはあたしだけど、それでいいの?」
その問に、あきらは甘く微笑んだ。
「美作さん。」
「ん?」
「よろしくお願いします。」
「こちらこそ。」
2人は、微笑み合って、午後の時間も
本を読んだり、音楽を聴いたりして、
リラックスした時間を過ごした。