天気の良くない日が続いています。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
私は、肩こりに悩まされています。
万年肩こりで、小学生の頃からです。
肩こり歴は、ながーいです。
うちには、小型マッサージ器があるので、
最近は、大分緩和されたのですが、
すぐに、凝りが戻ってしまう時は、
辛いですねえ。
ところで、家では最近、植物の
ブーゲンビリアを育てているのですが、
それが、やっと花を咲かせました。
鉢に移してから、2ヶ月くらいかな。
小さな小さなピンクの花ですが、
とても可愛いです。
台所の窓辺においているのですが、
見るたびに、顔が綻んでしまうのでした。
それでは、いつものようにいつもの言葉を。
相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。
そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。
お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。
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普通の恋愛。29
1ヶ月ほど前だったか、
やりましょうってことになって、
今日は、女子階の日。
まずは、女子会らしく、シャンパンで
乾杯して、色々と頼んだ食べ物を
食べつつ、話をする。
うわさ話から、
ちょっとした話題まで。
みんながほろよくなってきたころ、
ゆりが、あたしのそばにきた。
あ〜、これは酔ってる。
危険だなあと思っていたら、
案の定、あたしに絡んできた。
「牧野さんは部長狙いですか?」
「は?」
「だって、いっつも行動ともにしてるじゃ
ないですか。」
「仕事なんだけど?」
「私には〜、そうは見えませんよ。」
あたしは、困った顔をする。
どう説明すればいいかなあ。
「あたし、普通の恋愛したいと思ってるし。」
「部長とは、普通じゃないっていうんですか?」
「普通のとは、言えないでしょう。」
「じゃあ、牧野さんにとって、普通の恋愛って
どんなんですか。」
「うーん。まずは、一般市民が対象?」
あたしは、カランとグラスホッパーの入った
グラスを言わせた。
「ゆりちゃんにとって、部長は、どんな存在?」
「笑顔が素敵で〜、誰にも優しくて、
私の狙ってる人です。」
はっきりいうなあ〜。
「ゆりちゃんは…、無理だと思うよ。」
絶句するゆり。
そして、大きな声で反論しだした。
「なんでですか!?」
「えーと、色々な面で。」
クワッとゆりは、カクテルを飲み干す。
「じゃ、牧野さんは、いいってんですか?」
「は?あたし?あたしはそういう気ないし。
部長も、そういうのないと思うけど。」
「だけど、パーティーに一緒に行くじゃ
ないですか。いっつも。」
「それは、大人の事情ってやつでね。」
「は?なんですかそれ。」
「うん。まあね。個人的に昔から、知り合い
っていうか。」
「何か、あったんですか。部長と。」
「ん。若気の至りってやつkな。」
「なんか、すごい大雑把ですね。」
「話すとすご~く長くなるからさ。
短く言ってみたんだけど。」
一瞬の沈黙の後、ゆりがまた話しだす。
「ってことは、牧野さんは、部長と
個人的にも、おつきあいがあるってことですか?」
「おつきあいってほどじゃないけれどね。
先輩後輩のなかだから、ちょっとね。」
「え?牧野さん。英徳なんですか?」
「うん。」
ゆりは、心底驚いた顔をしている。
あたしは、苦笑した。
「驚くよねえ。」
「はい、びっくりしました。」
あたしは、再び、グラスをカランと言わせて、
ゴクッとカクテルを飲んだ。
「部長の学生時代ってどんなだったんですか?」
「女の子にいっつも囲まれてて、
やんちゃだったかな。」
「やんちゃ。。。」
「今では、落ち着いてるよねえ。」
あたしは、笑いながら言った。
言い終わった頃、ゆりの瞳が
何かを見つけたように、輝いた。
それに気づいて、あたしもその視線の先に
目を向ける。
そこには、厳しい顔をしたあきらがいた。
「美作部長。怖い顔してどうしたんですか?」
「あんな美作部長、初めて見た。」
「ちょっと急用の用事がありまして、
牧野を拉致しにきました。」
「は?何かありましたか?」
それに、あきらはいつもと違う
温和な笑顔でない笑顔を向けて。
(あたしにはそう見える。)
あたしの肘を掴んで、立たせた。
すでに、反対側の手には、あたしの
コートとバックが持たれている。
幹事の鈴木さんに、何やらささやいて、
美作部長は、あたしに歩くように
促した。