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夏休みのお知らせ。

2014-08-31 11:19:00 | お知らせ。
雨が降っています。
空気もしっとりです。
そんな中、オーディオからは、
マリア:ジョアン:ピリスのモーツアルト
ピアノソナタがかかっています。

さて、夏休みのお知らせです。
9月一杯は、夏休みをいただきます。

夏休みと言っても、執筆作業を兼ねて
おります。
細く、長く続けていくための夏休みと
お思い下さいませ。

何かあれば、気分が乗れば、
突発的に、更新することもございます。

以上、ご了承くださいますように。

普通の恋愛。29

2014-08-31 11:18:00 | 普通の恋愛。
天気の良くない日が続いています。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。

私は、肩こりに悩まされています。
万年肩こりで、小学生の頃からです。
肩こり歴は、ながーいです。
うちには、小型マッサージ器があるので、
最近は、大分緩和されたのですが、
すぐに、凝りが戻ってしまう時は、
辛いですねえ。

ところで、家では最近、植物の
ブーゲンビリアを育てているのですが、
それが、やっと花を咲かせました。
鉢に移してから、2ヶ月くらいかな。
小さな小さなピンクの花ですが、
とても可愛いです。
台所の窓辺においているのですが、
見るたびに、顔が綻んでしまうのでした。












それでは、いつものようにいつもの言葉を。









相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。


そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。

お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。












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普通の恋愛。29












1ヶ月ほど前だったか、
やりましょうってことになって、
今日は、女子階の日。

まずは、女子会らしく、シャンパンで
乾杯して、色々と頼んだ食べ物を
食べつつ、話をする。

うわさ話から、
ちょっとした話題まで。

みんながほろよくなってきたころ、
ゆりが、あたしのそばにきた。
あ〜、これは酔ってる。
危険だなあと思っていたら、
案の定、あたしに絡んできた。

「牧野さんは部長狙いですか?」
「は?」
「だって、いっつも行動ともにしてるじゃ
ないですか。」
「仕事なんだけど?」
「私には〜、そうは見えませんよ。」

あたしは、困った顔をする。
どう説明すればいいかなあ。

「あたし、普通の恋愛したいと思ってるし。」
「部長とは、普通じゃないっていうんですか?」
「普通のとは、言えないでしょう。」
「じゃあ、牧野さんにとって、普通の恋愛って
どんなんですか。」

「うーん。まずは、一般市民が対象?」

あたしは、カランとグラスホッパーの入った
グラスを言わせた。

「ゆりちゃんにとって、部長は、どんな存在?」
「笑顔が素敵で〜、誰にも優しくて、
私の狙ってる人です。」

はっきりいうなあ〜。

「ゆりちゃんは…、無理だと思うよ。」

絶句するゆり。
そして、大きな声で反論しだした。

「なんでですか!?」
「えーと、色々な面で。」

クワッとゆりは、カクテルを飲み干す。

「じゃ、牧野さんは、いいってんですか?」
「は?あたし?あたしはそういう気ないし。
部長も、そういうのないと思うけど。」
「だけど、パーティーに一緒に行くじゃ
ないですか。いっつも。」
「それは、大人の事情ってやつでね。」
「は?なんですかそれ。」

「うん。まあね。個人的に昔から、知り合い
っていうか。」
「何か、あったんですか。部長と。」
「ん。若気の至りってやつkな。」
「なんか、すごい大雑把ですね。」
「話すとすご~く長くなるからさ。
短く言ってみたんだけど。」

一瞬の沈黙の後、ゆりがまた話しだす。

「ってことは、牧野さんは、部長と
個人的にも、おつきあいがあるってことですか?」
「おつきあいってほどじゃないけれどね。
先輩後輩のなかだから、ちょっとね。」

「え?牧野さん。英徳なんですか?」
「うん。」

ゆりは、心底驚いた顔をしている。
あたしは、苦笑した。

「驚くよねえ。」
「はい、びっくりしました。」

あたしは、再び、グラスをカランと言わせて、
ゴクッとカクテルを飲んだ。

「部長の学生時代ってどんなだったんですか?」
「女の子にいっつも囲まれてて、
やんちゃだったかな。」
「やんちゃ。。。」
「今では、落ち着いてるよねえ。」

あたしは、笑いながら言った。
言い終わった頃、ゆりの瞳が
何かを見つけたように、輝いた。

それに気づいて、あたしもその視線の先に
目を向ける。
そこには、厳しい顔をしたあきらがいた。

「美作部長。怖い顔してどうしたんですか?」
「あんな美作部長、初めて見た。」

「ちょっと急用の用事がありまして、
牧野を拉致しにきました。」
「は?何かありましたか?」

それに、あきらはいつもと違う
温和な笑顔でない笑顔を向けて。
(あたしにはそう見える。)
あたしの肘を掴んで、立たせた。
すでに、反対側の手には、あたしの
コートとバックが持たれている。

幹事の鈴木さんに、何やらささやいて、
美作部長は、あたしに歩くように
促した。


仲間から始まる恋もある。9

2014-08-27 11:00:00 | 仲間から始まる恋もある。
やっと、太陽が姿を見せてくれました。
久しぶり太陽さん。
そして、暑さも戻ってきた感じです。
暑さは、あんまりいらないなあ。。。(苦笑)

日照不足で、買い物に行っても、
野菜が、高くなっています。
レタス約300円。大根230円位と、
きゅうりは1本100円と、あらまあ
お高いわ!という感じです。
レタスは、キャベツに置き換えて、
大根きゅうりは、もう少し価格が落ち着くまで、
我慢の日々かな。

何にしろ、価格が落ち着いて欲しいもんです。










仲間から始まる恋もある、最終回です。











それでは、いつものようにいつもの言葉を。









相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。


そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。

お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。












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仲間から始まる恋もある。9













新宿まで出て、手をつないで、
雑貨屋を見ながら、二人の記念の
品を探していた。

ビルの中に、雑貨屋があって、
そこを見ていて、二人で決めたのが、
携帯のストラップだった。
お互いに、相手のストラップを選んだら、
全く同じの携帯ストラップで、
二人はくすくす笑いながら、
レジに向かった。

感性が同じだったのだ。

お店から出て、今日は、
カフェに入る。

頼んだホットケーキが来るまでに、
偶然にも、機種が同じで色違いだと
判明したお互いの携帯に、
ストラップを付け合いっこをした。

「いい感じだね。」
「うん。」

カフェでゆっくりとした時間を過ごして、
また、新宿の街を見て歩いて、
今日は、私が乗る電車の改札口まで、
送ってくれた。

でも、そこで彼が言う。

「本当は、もっと一緒にいたい。」
「私も。」
「でも…。」
「でも?」
「きちんとした付き合いをしたいから、
我慢する。」
「うん。わかった。」
「ちゃんと順を踏みたいと思ってる。
しかも、俺達、受験生だから。」
「そうだよね。」

私たちはハグをして離れ、
私は見送ってもらった。

「また、明日な。」
「うん。あしたね。」

私が乗る電車が遠ざかるまで、
彼は、改札からすぐの所に居た。

今日、初デートだったけど。
これは始まり。

彼が、最後に言った言葉。

そうなんだ。私達は、まだ始まったばかり。
これから、いろんなことを二人で、
経験していく。
それが楽しみであり、不安であり。
でも、二人だから、乗り越えられるよね。

私は、そう思いつつ、CDプレーヤーを
取り出して、イヤホンをつけた。

楽しかった。
うん。いくら話しても足らないくらい、
嬉しかったし、自然で居られた。

勉強も実技も頑張れそう。

私は、車窓を見つつ、微笑んだ。


会いたい。

2014-08-24 11:00:00 | 物語2。
夏休みも終盤。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
私は、音楽を聴きながら、ボチボチと
過ごしています。

夏休みといえば、突然ですが、
9月に夏休みを取ろうと思っております。
長く続けるためのお休みです。
夏休みを兼ねた執筆活動とも、
言えなくはないですが。(苦笑)

詳しくは、近日中に別記事をup
いたしますので、そちらをご覧になって
いただければと思います。









それでは、いつものようにいつもの言葉を。









相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。


そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。

お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。










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会いたい。











どんな未来が待っていたとしても
あなたの言葉があるだけで
歩き出せるんだ
そう思ってた

あなたがいるだけで
道を照らしだしてくれるんだ
あたしはその道を通って
あなたが作ってくれた道を
通ってあなたの元を去っていく

見えない未来に
耐えられなくなったあたし
みんなのそばにいるだけで
心が苦しくなってしまったから

かけがえのないものを守るために
あたしはあなたが作ってくれた道を
通ってみんなの元をさっていく


どんな未来が待っていたとしても
あなたの言葉があるだけで
生きていけるんだ
そう思ってた

あれから季節は移ろい
あたしは今の生活に慣れたけれど

でも心のなかにぽっかりと
大きな穴があいていて
寂しくて寂しくて仕方がない

飲めないお酒を買って
飲んでみたりもしたけれど
弱いはずなのに
いくら飲んでも酔えなくて
今まで出たことなかった
飲み会にも出てみたけど
楽しい気分になれなくて

優しい人に出会って
おつきあいもしてみたけれど
あたしにはどうすることもできなくて

それでも

どんな未来が待っていたとしても
あなたの言葉があるだけで
幸せになれるんだ
そう思ってた

それは、あたしの間違えで
あれから何年もたったのに
あなたの大きな手も笑顔も
あたしの中で大きくなっていく


どんな未来が待っていたとしても
あなたの言葉があるだけで
一人でも大丈夫だと
そう思ってた

もう2度と会わないと
決めているけど

でもやっぱり…会いたい


普通の恋愛。28

2014-08-20 11:00:00 | 普通の恋愛。
ここ2週間。
晴れた日はあったかな~と思うほど、
太陽の姿を見ていない気がします。
そして、午前中はなんとか天気が持ちますが、
午後になると待ってましたとばかりに、
雷が鳴り響きます。

午後は、時間が作れた時は、ここの物語を
書きながら、オーディオで音楽を流したり
するのですが、
ここ数日は雷が怖くてそれができなくて、
ちょっと悲しいです。
まあ。イヤホンで聞いてるんですが、
やっぱり、オーディオの音は違うんですよ。。。












それでは、いつものようにいつもの言葉を。









相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。


そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。

お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。











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普通の恋愛。28












仕事が終わったのは、ちょっと時間が
押して、18時になったころだった。

「終わった~。」
「じゃ。行くか。」
「はい。」

急いで片付けて、待っている部長と、
部内を後にする。

「小林。あとは頼む。」
「はい。お任せを。」
「あんまり、無理するなよ。」
「はい。」

同じエレベーターに乗って、
地下へと急ぐ。

「え?」
「なんだ?」
「車で行ったら、飲めないのでは?」
「邸のものに取りに来てもらうから。」
「…。」

「たまには、ふたりきりになりたいんだよ。」
「は?なんですかそれ。」
「俺のわがまま。ダメ?」
「…。」

あたしは、顔が赤くなった。

「うん。牧野は、正直でいいなぁ。」

恥ずかしいなぁ。

車は、西門の家に向かっている。

「あれ?お店じゃないの?」
「うん。家で飲もうって。」
「珍しい。」
「牧野もいるからじゃないか?」
「なんで、あたしがいるから?」
「西門の家のほうが、落ち着くだろう
ってことだよ。」
「それは、お店よりは…。」
「そうだろ。」
「うん。」

話をしていたら、あっという間に、
西門の家についた。
車を、西門の人に任せて、
美作さんは、指示をしてあたしを
エスコートして、家の中に入っていく。

「総二郎。来たぞ。」
「おう。久しぶり。」
「久しぶり。」
「つくしちゃんも、久しぶりだな。」
「久しぶり。」

「今日は、和室に用意しといたよ。」
「珍しいね。」
「家の味が食べたくなってさ。」
「家族で食べようかと思ったら、
お袋達、出張中だったんだ。だから、
呼び出した。」
「なんだ、俺達は変わりか。」
「ま。そういうとこ。」

「つくしちゃんは、着物に着替えて
おいで。」
「このままでいいのに。」
「着物のほうが、落ち着くだろ?」
「それはそうだけれど。」

あたしは、自分の部屋へと向かった。
あたしが、素直に応じたのは、
西門さんが美作さんと何か話が
あるんだなと思ったから。

15分ほどで、着替えて、
あたしは、しずしずと廊下を歩いて
元の部屋へ戻っていく。

「失礼します。」
「どうぞ。」

テーブルの上には、ところ狭しと、
日本料理が並べられていた。

「本来なら、少しずつ持ってきて
もらうけど、それも面倒だからな。」

とは、西門さん談。

しこたま食べて、飲んで。
美作さんと西門さんと他愛もない話を
しながらの食事は楽しかった。

「そういえば、類が一時帰国するって
言ってたぞ。」
「連絡きたんだ。」
「なんだ、牧野の所にもいってたか。」
「昨日の…。」

ごにょごにょとあとを濁すと、美作さんが
苦笑した。

「ああ。あの仕事中のだな。」

あたしが頷くと、相変わらずだなと
西門さんも苦笑する。

「で、日本で大きなパーティーがあるから、
多分、司も一時帰国するだろう。」
「ということは…。」
「一日は、内輪パーティだって考えておいた
ほうがいいな。」
「ああ。」

3時間ほどだっただろうか。
美作さんが、言い出した。

「今日は、楽しかったな。」
「そうだな。」
「うん。」
「泊まってくか?」
「いや、明日も仕事だからな。帰るよ。」
「そうか。」
「ああ。」

「牧野。数日中に、稽古のことで連絡する。」
「わかった。」

西門さんと西門のお家の人に見送られて、
あたしと美作さんは、車に乗り込んだ。

「じゃあまたな。」
「またな。」

あたしは、美作さんに送ってもらって、
アパートに帰り着いた。