寒かったり、ちょっと寒さが緩んだりが
続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
家の庭の梅の蕾が、少し緩んできました。
そして私は、花粉症の症状が出てきました。
春が近づいているのだなと感じています。
さて、今日は美作さんの誕生日。
ハッピーバースディ美作さん。
それでは、いつものようにいつもの言葉を。
相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。
そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。
お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。
---------------------------------------
A little bird told me... 噂で聞いたのですが…
「ねえ。牧野さん。」
そこには、ちょっと苦手な
同級生がいた。
あたしは、ゆっくり顔を上げる。
「噂で聴いたのだけれど〜、
今日、内輪のパーティがあるんでしょう。」
「は?知らないけど。」
「牧野さんが知らないなんてないでしょう。」
「?」
「だってねぇ。」
「言いたいことあるんだったら、
はっきり言ってくれない?」
その時、予鈴が鳴り始める。
「あ。予鈴だ〜。」
そう言って、あたしから離れていく。
なんなのよ。
携帯がぶるった。
画面を見ると、類からのメールだ。
今日のパーティ、行くでしょ?
は?あたし、誘われてないし?
あれ?連絡網行ってない?
なにそれ?
じゃ、あきらが迎えに行くと思うよ。
その時、教室内がざわりとする。
なんだろと顔を挙げると、
目の前に、美作さんがいた。
「何?」
「席、詰めて」
「って、この授業取ってないでしょ。」
「いいから。」
ブツブツ言いながら、あたしはよこにずれる。
「今日、おれんちでパーティするから。」
「それで?」
「牧野も来て欲しい。」
「あたし、行っていいの?」
「当たり前だろ。」
先生が、入ってくる。
「続きは、授業後にな。」
授業は、滞りなく進み、チャイムがなる。
「今日はここまで。」
先生は、何人かの生徒に囲まれている。
「で。来てくれる?」
「今日は、バイトもないしいいけど。」
「良かった。じゃ、行こう。」
「はやっ。」
それで、あたしはあっという間に、
教室から拉致されたのであった。
美作家の車に乗り、車窓を眺めながら、
あきらと話をする。
「あ。」
「どうした?」
「今日、美作さんの誕生日だ!」
きょとんとして笑うあきら。
「今、気づいたの?」
「うん。どうしよう、何もプレゼント
あげられないよ。」
「じゃ、 俺からリクエストしていい?」
「なに?」
「牧野の弁当が食べたい。」
「今から?」
「いや、後日ってことでいい。」
「美作さん、わかったよ。」
「楽しみにしているよ。」
そんな話をしていると、
車は、美作家の門を入り、
玄関前に車が到着した。
すぐに、車から降りて、あたしは、
美作家に来ると通される部屋へ
案内される。
「折角パーティなんだから、着替えておいで。」
「わかった。。。」
部屋の中に入り、クローゼットを開けると、
この間来たときには無かったドレスやワンピースが
また、補充されていた。
もう。美作さんたら。
あたしは、ピンク色のワンピースを手に取る。
このワンピース素敵!
あたしは、着替えてリビングの方へ、
移動した。
「やっぱりそのワンピースにしたんだね。
気にいると思ったんだ。」
「美作さん、ありがとう。」
美作さんが、微笑む。
「そろそろ、みんな来ると思うよ。」
「なんだか、久しぶりな気がする。」
「そうだな。」
「そういえば、このパーティのこと、
噂になってたよ。」
「そうか。。。気をつけなくちゃだな。」
神妙な顔をしているあきらに問う。
「ところで、連絡網って何?」
「牧野は気にしないで良い。」
「なにそれ。。」
む〜としたつくしの顔を見て、
ふっと笑ってあきらは言った。
「ごめん。言い方を替える。牧野には、俺から
連絡するから。」
「あたしは、誰かに連絡しなくて良いの?」
「うん。大丈夫。」
その時ドアがノックされて、みんなが
入ってきた。
「牧野いた。」
「つくしちゃん、久しぶり」
「よう。」
「つくし、久しぶり。」
「優紀久しぶり!あれ?桜子たちは?」
「ふたりは家の用事でNY。」
総二郎が言う。
「残念だなぁ。」
「後で、写真でも送ってやれば?」
「うん。そうする。」
あきらの誕生日を祝うパーティ。
それは、穏やかにすすめられた。
あきらのお母さんの手作りのお菓子も
パーティのデザートに出てきて、
つくしと優紀は、きゃあと喜んで、
デザートを口に運んだ。
お腹がみたされたあとは、
主役の美作さんが自ら腕を奮って、
カクテルを作ってくれて。
みんなで、ワイワイ楽しんだ。
「美作さん。」
「なんだ?」
「ありがとうね。」
「どういたしまして。」
「それから、誕生日おめでとう。」
そう言ったら、頭をポンポンってされて、
あとで、弁当の日決めような?って
耳元でささやかれた。
総二郎が後ろから言う。
「何、2人でコソコソしてんの?」
「なんでもない。」
「やな感じ〜。」
「いいだろ。」
美作さんは、あたしの腰を引き寄せて、
髪の毛にそっと口づける。
「あきら、やーらし。」
ふふん。とあきらは笑う。
「誕生日だから許される行為だよ。」
と、なんだか機嫌の悪い類が
ソファから言った。
それにも笑って、
「部屋まで送る。」
と言って、あたしを促す。
「おやすみなさい。」
廊下を歩きながら、話をして
あたしの泊まる部屋へ行く。
「ねえ。美作さん。」
「ん?」
「お弁当。どうしようか。」
「そうだな。折角だから、どこか行こうか。」
「でも、美作さん忙しいでしょう?」
「牧野の弁当のためなら、ちょっと
お仕事がんばろうと思うよ。」
あたしの顔を覗き込んで言うので、
あたしは、微笑んだ。
「じゃあ、俺のお休みのめどが立ったら
ドライブにでも行こうか。」
「楽しみだなぁ。」
「そうだな。」
丁度、あたしの部屋の前に着く。
「じゃ、おやすみ牧野。」
「おやすみなさい。」
あきらは、身体を屈めて、
ホッペにチュッとキスをして、
あたしをドアの方へ促した。
続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
家の庭の梅の蕾が、少し緩んできました。
そして私は、花粉症の症状が出てきました。
春が近づいているのだなと感じています。
さて、今日は美作さんの誕生日。
ハッピーバースディ美作さん。
それでは、いつものようにいつもの言葉を。
相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。
そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。
お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。
---------------------------------------
A little bird told me... 噂で聞いたのですが…
「ねえ。牧野さん。」
そこには、ちょっと苦手な
同級生がいた。
あたしは、ゆっくり顔を上げる。
「噂で聴いたのだけれど〜、
今日、内輪のパーティがあるんでしょう。」
「は?知らないけど。」
「牧野さんが知らないなんてないでしょう。」
「?」
「だってねぇ。」
「言いたいことあるんだったら、
はっきり言ってくれない?」
その時、予鈴が鳴り始める。
「あ。予鈴だ〜。」
そう言って、あたしから離れていく。
なんなのよ。
携帯がぶるった。
画面を見ると、類からのメールだ。
今日のパーティ、行くでしょ?
は?あたし、誘われてないし?
あれ?連絡網行ってない?
なにそれ?
じゃ、あきらが迎えに行くと思うよ。
その時、教室内がざわりとする。
なんだろと顔を挙げると、
目の前に、美作さんがいた。
「何?」
「席、詰めて」
「って、この授業取ってないでしょ。」
「いいから。」
ブツブツ言いながら、あたしはよこにずれる。
「今日、おれんちでパーティするから。」
「それで?」
「牧野も来て欲しい。」
「あたし、行っていいの?」
「当たり前だろ。」
先生が、入ってくる。
「続きは、授業後にな。」
授業は、滞りなく進み、チャイムがなる。
「今日はここまで。」
先生は、何人かの生徒に囲まれている。
「で。来てくれる?」
「今日は、バイトもないしいいけど。」
「良かった。じゃ、行こう。」
「はやっ。」
それで、あたしはあっという間に、
教室から拉致されたのであった。
美作家の車に乗り、車窓を眺めながら、
あきらと話をする。
「あ。」
「どうした?」
「今日、美作さんの誕生日だ!」
きょとんとして笑うあきら。
「今、気づいたの?」
「うん。どうしよう、何もプレゼント
あげられないよ。」
「じゃ、 俺からリクエストしていい?」
「なに?」
「牧野の弁当が食べたい。」
「今から?」
「いや、後日ってことでいい。」
「美作さん、わかったよ。」
「楽しみにしているよ。」
そんな話をしていると、
車は、美作家の門を入り、
玄関前に車が到着した。
すぐに、車から降りて、あたしは、
美作家に来ると通される部屋へ
案内される。
「折角パーティなんだから、着替えておいで。」
「わかった。。。」
部屋の中に入り、クローゼットを開けると、
この間来たときには無かったドレスやワンピースが
また、補充されていた。
もう。美作さんたら。
あたしは、ピンク色のワンピースを手に取る。
このワンピース素敵!
あたしは、着替えてリビングの方へ、
移動した。
「やっぱりそのワンピースにしたんだね。
気にいると思ったんだ。」
「美作さん、ありがとう。」
美作さんが、微笑む。
「そろそろ、みんな来ると思うよ。」
「なんだか、久しぶりな気がする。」
「そうだな。」
「そういえば、このパーティのこと、
噂になってたよ。」
「そうか。。。気をつけなくちゃだな。」
神妙な顔をしているあきらに問う。
「ところで、連絡網って何?」
「牧野は気にしないで良い。」
「なにそれ。。」
む〜としたつくしの顔を見て、
ふっと笑ってあきらは言った。
「ごめん。言い方を替える。牧野には、俺から
連絡するから。」
「あたしは、誰かに連絡しなくて良いの?」
「うん。大丈夫。」
その時ドアがノックされて、みんなが
入ってきた。
「牧野いた。」
「つくしちゃん、久しぶり」
「よう。」
「つくし、久しぶり。」
「優紀久しぶり!あれ?桜子たちは?」
「ふたりは家の用事でNY。」
総二郎が言う。
「残念だなぁ。」
「後で、写真でも送ってやれば?」
「うん。そうする。」
あきらの誕生日を祝うパーティ。
それは、穏やかにすすめられた。
あきらのお母さんの手作りのお菓子も
パーティのデザートに出てきて、
つくしと優紀は、きゃあと喜んで、
デザートを口に運んだ。
お腹がみたされたあとは、
主役の美作さんが自ら腕を奮って、
カクテルを作ってくれて。
みんなで、ワイワイ楽しんだ。
「美作さん。」
「なんだ?」
「ありがとうね。」
「どういたしまして。」
「それから、誕生日おめでとう。」
そう言ったら、頭をポンポンってされて、
あとで、弁当の日決めような?って
耳元でささやかれた。
総二郎が後ろから言う。
「何、2人でコソコソしてんの?」
「なんでもない。」
「やな感じ〜。」
「いいだろ。」
美作さんは、あたしの腰を引き寄せて、
髪の毛にそっと口づける。
「あきら、やーらし。」
ふふん。とあきらは笑う。
「誕生日だから許される行為だよ。」
と、なんだか機嫌の悪い類が
ソファから言った。
それにも笑って、
「部屋まで送る。」
と言って、あたしを促す。
「おやすみなさい。」
廊下を歩きながら、話をして
あたしの泊まる部屋へ行く。
「ねえ。美作さん。」
「ん?」
「お弁当。どうしようか。」
「そうだな。折角だから、どこか行こうか。」
「でも、美作さん忙しいでしょう?」
「牧野の弁当のためなら、ちょっと
お仕事がんばろうと思うよ。」
あたしの顔を覗き込んで言うので、
あたしは、微笑んだ。
「じゃあ、俺のお休みのめどが立ったら
ドライブにでも行こうか。」
「楽しみだなぁ。」
「そうだな。」
丁度、あたしの部屋の前に着く。
「じゃ、おやすみ牧野。」
「おやすみなさい。」
あきらは、身体を屈めて、
ホッペにチュッとキスをして、
あたしをドアの方へ促した。