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2017年、美作さん誕生日。

2017-02-28 11:00:00 | 誕生日。
寒かったり、ちょっと寒さが緩んだりが
続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。

家の庭の梅の蕾が、少し緩んできました。
そして私は、花粉症の症状が出てきました。
春が近づいているのだなと感じています。



さて、今日は美作さんの誕生日。
ハッピーバースディ美作さん。











それでは、いつものようにいつもの言葉を。











相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。


そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。

お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。











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A little bird told me... 噂で聞いたのですが…













「ねえ。牧野さん。」

そこには、ちょっと苦手な
同級生がいた。
あたしは、ゆっくり顔を上げる。

「噂で聴いたのだけれど〜、
今日、内輪のパーティがあるんでしょう。」
「は?知らないけど。」
「牧野さんが知らないなんてないでしょう。」
「?」
「だってねぇ。」
「言いたいことあるんだったら、
はっきり言ってくれない?」

その時、予鈴が鳴り始める。

「あ。予鈴だ〜。」

そう言って、あたしから離れていく。

なんなのよ。

携帯がぶるった。
画面を見ると、類からのメールだ。

今日のパーティ、行くでしょ?

は?あたし、誘われてないし?

あれ?連絡網行ってない?

なにそれ?

じゃ、あきらが迎えに行くと思うよ。

その時、教室内がざわりとする。
なんだろと顔を挙げると、
目の前に、美作さんがいた。

「何?」
「席、詰めて」
「って、この授業取ってないでしょ。」
「いいから。」

ブツブツ言いながら、あたしはよこにずれる。

「今日、おれんちでパーティするから。」
「それで?」
「牧野も来て欲しい。」
「あたし、行っていいの?」
「当たり前だろ。」

先生が、入ってくる。

「続きは、授業後にな。」

授業は、滞りなく進み、チャイムがなる。

「今日はここまで。」

先生は、何人かの生徒に囲まれている。

「で。来てくれる?」
「今日は、バイトもないしいいけど。」
「良かった。じゃ、行こう。」
「はやっ。」

それで、あたしはあっという間に、
教室から拉致されたのであった。
美作家の車に乗り、車窓を眺めながら、
あきらと話をする。

「あ。」
「どうした?」
「今日、美作さんの誕生日だ!」

きょとんとして笑うあきら。

「今、気づいたの?」
「うん。どうしよう、何もプレゼント
あげられないよ。」
「じゃ、 俺からリクエストしていい?」
「なに?」
「牧野の弁当が食べたい。」
「今から?」
「いや、後日ってことでいい。」
「美作さん、わかったよ。」
「楽しみにしているよ。」

そんな話をしていると、
車は、美作家の門を入り、
玄関前に車が到着した。

すぐに、車から降りて、あたしは、
美作家に来ると通される部屋へ
案内される。

「折角パーティなんだから、着替えておいで。」
「わかった。。。」

部屋の中に入り、クローゼットを開けると、
この間来たときには無かったドレスやワンピースが
また、補充されていた。

もう。美作さんたら。

あたしは、ピンク色のワンピースを手に取る。

このワンピース素敵!

あたしは、着替えてリビングの方へ、
移動した。

「やっぱりそのワンピースにしたんだね。
気にいると思ったんだ。」
「美作さん、ありがとう。」

美作さんが、微笑む。

「そろそろ、みんな来ると思うよ。」
「なんだか、久しぶりな気がする。」
「そうだな。」
「そういえば、このパーティのこと、
噂になってたよ。」
「そうか。。。気をつけなくちゃだな。」

神妙な顔をしているあきらに問う。

「ところで、連絡網って何?」
「牧野は気にしないで良い。」
「なにそれ。。」

む〜としたつくしの顔を見て、
ふっと笑ってあきらは言った。

「ごめん。言い方を替える。牧野には、俺から
連絡するから。」
「あたしは、誰かに連絡しなくて良いの?」
「うん。大丈夫。」

その時ドアがノックされて、みんなが
入ってきた。

「牧野いた。」
「つくしちゃん、久しぶり」
「よう。」
「つくし、久しぶり。」
「優紀久しぶり!あれ?桜子たちは?」

「ふたりは家の用事でNY。」

総二郎が言う。

「残念だなぁ。」
「後で、写真でも送ってやれば?」
「うん。そうする。」

あきらの誕生日を祝うパーティ。
それは、穏やかにすすめられた。
あきらのお母さんの手作りのお菓子も
パーティのデザートに出てきて、
つくしと優紀は、きゃあと喜んで、
デザートを口に運んだ。

お腹がみたされたあとは、
主役の美作さんが自ら腕を奮って、
カクテルを作ってくれて。
みんなで、ワイワイ楽しんだ。

「美作さん。」
「なんだ?」
「ありがとうね。」
「どういたしまして。」
「それから、誕生日おめでとう。」

そう言ったら、頭をポンポンってされて、
あとで、弁当の日決めような?って
耳元でささやかれた。
総二郎が後ろから言う。

「何、2人でコソコソしてんの?」
「なんでもない。」
「やな感じ〜。」
「いいだろ。」

美作さんは、あたしの腰を引き寄せて、
髪の毛にそっと口づける。

「あきら、やーらし。」

ふふん。とあきらは笑う。

「誕生日だから許される行為だよ。」

と、なんだか機嫌の悪い類が
ソファから言った。
それにも笑って、
「部屋まで送る。」
と言って、あたしを促す。
「おやすみなさい。」

廊下を歩きながら、話をして
あたしの泊まる部屋へ行く。

「ねえ。美作さん。」
「ん?」
「お弁当。どうしようか。」
「そうだな。折角だから、どこか行こうか。」
「でも、美作さん忙しいでしょう?」
「牧野の弁当のためなら、ちょっと
お仕事がんばろうと思うよ。」

あたしの顔を覗き込んで言うので、
あたしは、微笑んだ。

「じゃあ、俺のお休みのめどが立ったら
ドライブにでも行こうか。」
「楽しみだなぁ。」
「そうだな。」

丁度、あたしの部屋の前に着く。

「じゃ、おやすみ牧野。」
「おやすみなさい。」

あきらは、身体を屈めて、
ホッペにチュッとキスをして、
あたしをドアの方へ促した。

次の更新について。

2017-02-21 15:15:36 | お知らせ。
私の住んでいる所は、今日は風も強く、
時折雪もチラついています。
皆様の所はいかがでしょうか。

しかし、スギ花粉も飛び始めて、
目がシバシバ、涙がウルウルな日が
始まりました。
寒くても、春は近づいているのですね。

さて更新のお知らせです。

次回は、2/28に更新予定です。
美作さんの誕生日ですね。


少し、お待たせしますが、
宜しくお願い致します。

それでは。

2017年、バレンタイン。

2017-02-14 11:00:00 | バレンタイン企画。
寒かったり、暖かかったり、
寒暖の差がある今日このごろ、みなさま、
いかがお過ごしでしょうか。
私は、ボチボチと過ごしております。

我が家の今年のバレンタインは、
一足早く、(在庫があるときじゃ
ないと手に入れられない。)
ネット通販にて、
ブロンデルのコンフィズリーと
ショコラショーを手に入れました。
両方とも美味でした。







さて今年もやってまいりました。
バレンタイン。
相変わらずの2人ですが、
ほんの少しでも、皆様に楽しんで
いただけたら幸いです。











それでは、いつものようにいつもの言葉を。











相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。


そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。

お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。











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2017年、バレンタイン企画、
「How about a drink? (一杯どう?)」









今日は、2月14日。
はい。バレンタインです。
社内は、そのせいもあってか
ざわざわしてる。

そりゃそうだよねぇ。。
うちの会社には、イケメンで、
御曹司のあの人がいるんだから。

え?
あたし?
あたしは…、とりあえず
持ってはきたよ。
今の時点では、渡せるのかも
未定だけど。

うん。手作りクッキー。
だって、チョコレートばっかりだって、
去年も、一昨年もため息ついてたから。
チョコレートばかりなのは、仕方がないよ
と言いながら、
あたしは、GENTENの名刺入れを
プレゼントしたんだっけ。

で、今年はというとクッキーにした。
いつもと違うのは、あまいというか
レモンの酸っぱさが入ってる。
お酒に合うようにと思って、
作ってみたんだけれども。
どうだろう、気に入ってくれるかなぁ?

あたしは、仕事の準備をしながら、
そんなことを考えていたら、
ディスクの上に置いていた携帯が
ブルった。

画面を見て、ドキッとする。
そこには、あの人からのメールが届いてた。

おはよう。
牧野、お誘いなんだけど。
今日の帰り、一杯どう?

あたしは、一杯どう?って
なんなんだ?と思いながらも、
今年も愚痴を聞かされるんだろうなと
思いつつ、OKの返事を出した。

じゃ、18時にいつものところで。

わかったと返事を返し、あたしは、
また、携帯を机の上に置いた。

ふぅ〜。

会える嬉しい気持ちと、
複雑な気持ちが入り乱れてる。

「なあに、つくし。バレンタインに
ため息なんてついて。」

同僚の中山沙知絵が、苦笑しながら
聞いてきた。

「な、なんでもないよ。」

あたしが、美作さんとデートなんて
聞いたら、何言われるかわからないもんね。
ついでに、ここ数年、お休みも一緒って
言ったら、どうなることやら。

「そんなことないでしょ。」
「ははは。今日、飲み会が入ってさ。」
「そうなんだ。それ男性?」
「うん。」
「バレンタインに誘うなんて、あれだね。」
「え?」
「なんでもないよ。楽しんどいで。」
「う、うん。」
「ささ、仕事始めよう?」
「そうだね。」

時間は、刻々と過ぎていく。
バレンタインって凄いよね。
いつもの倍の速さで時間が
流れてる感じがする。
もう少しで17時半という所で、
課内の同僚から声がかかった。

「牧野さん。」
「はい。」
「今日、残業できる?」
「すみません。先約がありまして。」
「ううう。そっか〜。。」
「いえ。こちらこそすみません。」
「今日、バレンタインだもんね。
牧野さんもデート?」

あたしは、ふっと微笑んだ。

「そうなんだ。声かけて悪かったね。」
「こちらこそ。ごめんなさい。」

15分前、あたしは帰り支度を始める。
ロッカーに入って、ちょっとだけおしゃれ
をする。
あらかじめ置いておいたワンピースに着替え、
一昨年貰ったネックレスを付けて、
去年貰った良い感じに馴染んできた靴を履く。
上にコートを着たら出来上がりだ。

よく考えたら、美作さんからプレゼント
されたものばっかりだな。
なんて思いながら。

同じような同僚が、たくさんいる。
ロッカー室は、香水の香りが混ざり合って
いて、大変な香りになってる。

あたしは、しばっていた髪紐を取って、
ブラシで梳かした。
黒髪のサラサラヘアー。
髪紐あとも、スプレーをふって、
きれいに直す。

さてと、いくかな。
18時5分前。お先にと近くにいた
沙知絵に声をかけて、ロッカー室を出る。

「明日ね〜。楽しんどいで。」
「ありがとう。明日ね。」

あたしは、エレベーターに運良く乗って、
地下まで降りた。
乗っている人がすべて1階で降りるので、
地下までいくのは、一人である。

地下への駐車場へ出ると、
声がかかった。

「牧野様。こちらでございます。」

あたしは、声のする方にいくと、
美作さんの家の運転手さんがいた。

「どうぞ、お乗り下さい。あきら様は、
10分ほどお遅れになるそうです。」
「はい。」

あたしは、後部座席に案内され座った。
バックから携帯を出して、画面を見ると
メールが来ていた。

10分遅れます。ごめん。

バレンタインだもんねぇ。
そりゃ、つかまるよね。

「お戻りになられましたよ。」

10分をすぎた頃、美作さんは、
隣りに乗ってきた。

「待たせた。」
「お疲れ様。」
「無下にもできないしなぁ。」
「そうだよね。」

車はその間にも、出発する。
15分走った車は、ホテルの駐車場へ。
あたしは、エスコートされて、
エレベーターの中へ。
エレベーターは、最上階で止まった。

「え?」
「部屋とっといた。一番、寛げる。」
「う、うん。」

美作さんは、ポケットからカードキーを
取り出して、開けるとあたしを促して、
部屋の中へ入った。

「弱いのわかってるのに、一杯つきあうの
あたしでよかったの?」
「牧野がいい。」

美作さんは、コートを脱ぎ、
ジャケットも脱いで、パサリと
椅子にかける。

あたしも、コートを脱いで、
椅子にかけた。

部屋の中にあるバーカウンターの
中に入って、美作さんは言った。

「牧野、座って。」
「うん。」

あたしは、美作さんの向かいの椅子に
腰掛けた。

「おまかせで良い?」
「もちろん。あ。でも、その前に。」

バックから取り出した、
綺麗にラッピングした箱を美作さんの
前に置く。
美作さんの顔がほころぶ。

「チョコじゃないから。」
「そうなの?」
「一応、お酒に合うように、
作ったつもり。」

開けて中身を見た美作さんは、
益々甘い顔になって。

「牧野。ありがとう。」

あたしも、フッと微笑んだ。
早速、クッキーを食べている。

「うん。うまい。これならあれだな。」

そう言って、美作さんは、腕まくりして
シェイカーを準備し始めた。

あたしには、とびきり美味しくて、
度の弱いカクテルを。
自分用には、あたしのあげたクッキーに
合うお酒を用意して、飲み始めた。

「美味しい。」

当然だって感じに笑いながら、
ポリポリ食べているクッキーを
次々と食べながら言う。

「これ、癖になるな。」
「ホント?それなら良かった。」

顔が、目の前にズズイッと来て、
ものすごく甘い目に見つめられて。

「牧野。」

ドキッとしながら返事を返す。

「な、何?」

「今日は、覚悟して?」

あたしの顔は、ボボボッと赤くなった。

コメントについて。

2017-02-09 11:36:53 | お知らせ。
何も宣伝もせず、こっそりと
書いているつもりだったこのブログに、
沢山のコメントを残して下さっているのを、
本当に今さっき、気が付きました。

頭、真っ白になりました。
放置したままにしてしまい、本当にごめんなさい。
そして、温かいコメントをありがとうございます。

これからも宜しくお願い致します。


紗也より。