goo blog サービス終了のお知らせ 

Stop it!

2018-05-20 11:00:00 | 物語2。
暑かったり、涼しかったりな気候ですが、
皆様いかがおすごしでしょうか。
体調、崩されていませんですか?
私はなんとか持ちこたえています。

お庭では、都忘れの花が花盛りです。
それから、バラが咲き始めました。
まだ、チラホラとなので、
もう少し沢山咲いたら、愛用カメラで
撮影しようと思います。











それでは、いつものようにいつもの言葉を。











相変わらずの、
妄想なあたしの世界です。
妄想な世界なんて、と思う方は、
お読みになりませんように。


そして、
クレーム、苦情、ツッコミなどは、
ご遠慮下さいませ。

お互いに、
いい気分にはなりませんし、
私も凹みますから。。。
ご勘弁下さいませ。









-------------------------------------













Stop it! 冗談はやめてよ!











「ちょっと!堺さん。」

壁際に追い詰められている
あたしは、小さい声で言う。

「堺さん、冗談はやめてよ!」

「冗談?そんな訳ないじゃない。
どうして、あなたが良くて、
私じゃダメなわけ?」

向かいに居る堺さんの手には、
熱々な珈琲が入ったマグカップ。

「…。」

「そういう態度がムカつくのよ。」

バッとマグカップが降り上がる。

ヤバッ。

「堺さん。人をさか恨むのはどうかな。」

彼女の振りあげた手から、
突如現れた誰かの手がマグカップを
取り上げた。

「ちょっと!何なのよ。え?!専務!」

つくしが、つむった目を開けると
そこにいたのは、F4だった。

「皆、なんでここに…。」

「仕事。」
「仕事に決まってんだろ。」
「仕事?」
「仕事だよ。」

一斉の答えにこの状況の中、
笑ってしまう。
そんなつくしの手を引いて、
引き寄せるのはあきら。

「危なかったな。」
「どうしようかと思った。」
「そろそろ、潮時だな。」
「まだ大丈夫…。」
「こんな危ない目にあったのに?」
「う…。」

つくしの頭をポンポンとして
あきらは、皆の方を向く。

「ということで、近々お披露目することに
なると思う。」

「なんで、その子なのよ!」


「堺さんはどうかわからないけど、
あたしは、努力しました。」

「ああ。寝る暇を惜しむくらいだったな。」
「美作さん。」

目をまんまるにする堺。

「誰にも、文句を言わせないように。」

あきらの後ろで、3人がクスクス
笑っている。

「何よ。何か間違ってる?」

「間違ってねーよ。」

道明寺が素早く返事する。
益々、目を丸くする堺。

「あなた、どういうことなの?」

「え?」

「どうして。」

ははん。とあきらが気がついて言う。

「牧野は、英徳の後輩だから。」
「後輩の中でも、特別。」

「後輩で特別…。」

「俺達の特別な存在ってこと。」
「堺さんだっけ、これ以上したら、
あきらに何されてもおかしくないよ?」
「本気で怒ったら、ああ。怖い。」

「お前ら、いい加減にしろ。
堺さんもいい加減、仕事して。
牧野は、一緒に来て。」

「はい…。」

有無を言わさない声に、
体をすくませて、小さく返事をする堺。
つくしは、あきらに問う。

「なんでですか?」
「お仕事。部長には言っておくから。」
「PC落としていきます。」
「エレベーターのところにいるから。」
「はい。」

そう言って、あきらは動いて、
部長に声をかけている。

花沢類があたしについてきた。

「ホント、会社の中じゃ違うよね。」
「そうせざるを得ないもの…。」
「そうとも言えるか。」

手早くPCの電源を落とし、
同僚に声をかける。

「専務の仕事の件で、いってきます。」
「いってらっしゃい。今度、色々
教えてね。」

そう言う同僚に、つくしは肩を竦めた。
類を促して、エレベーターへと向かう。
エレベーターが丁度、到着した所だった。